2025年6月の上旬、5ヶ月ぶりにソウルに行ってきました。今回は特に目的があるわけではなく、ただ美味しいものを食べ、リラックスするための3泊4日旅行です。
同行する妹とは現地集合、現地解散。私も妹も最近物入りだったので、全体の費用は抑えつつ、食費は惜しまずに食べたいものを食べることにしました。
いつもしっかり費用を把握しているわけではないのですが、今回は話のネタに(?)きちんと計算してみました。この記事では、3泊4日の過ごし方と、総額の費用についてまとめてみます。
✔︎ この記事でわかること
- 3泊4日ソウル旅行の費用総額(69,576円)とその内訳
- おすすめのローカルグルメスポット
(太刀魚煮込み、ミナリサムギョプサル、タコ料理など) - 市庁・南大門エリアを拠点にした効率的な旅のプラン
3泊4日ソウル旅行の費用総額は69,576円!
今回の費用総額は、69,576円でした(現地でのお買い物費用は除く)。内訳は以下の通りです。
項目 | 金額 | 補足 |
---|---|---|
航空券 | 22,570円 | ピーチ航空(関空⇔金浦) 往復の座席指定料3,000円込み |
宿泊費 | 25,981円 | 2名で51,962円/3泊を折半 |
食費 | 21,025円 | ≒196,700KRW(食事8回、カフェ9回) |
総額 | 69,576円 |
※スマホでは横にスクロールできます。
ピーチ航空の航空券をHIS のセールでかなり安く買えたこと、またホテルも値段を抑えめにして2人で宿泊したことで、めいっぱい食べてお茶しても費用を抑えることができました。
こんなにお茶休憩(まさか9回とは…)をしなければ、もっと安上がりだったと思います。
実際の旅行プランと食べたものすべて
ここからは、どのようなスケジュールで巡ったかもご紹介。併せて食べたもの、立ち寄ったスポットもまとめておきます。
1日目
大阪から金浦までは、10:25に出発するピーチ航空を利用。久しぶりにHIS のセールを利用したのですが、航空券のみなら2万円を切っていました。セールの期間には、たまにとてもお得な航空券が出ることがあるんですよね。真ん中の座席になったら嫌なので、座席指定の追加料金はお支払いしています。
金浦での入国手続きに30分ほど並んだ後、6月上旬のソウルの暑さに驚きつつ、まずは荷物を置きにホテルへ。お腹がぺこぺこだったので、早速ランチに向かいます。
マンネフェッチッ


向かったのは、南大門市場のお刺身のお店。本当はえごまの麺の有名店に行こうと思っていたのですが、ムルフェ(冷たいお刺身スープ)を食べたくなったのです。暑い日だったので、麺のお店まで歩く気が失われたのも理由の一つではあります。
お昼は一人の場合フェトッパッ(刺身どんぶり)になるようで、ムルフェは諦めて大人しくそちらをお願いすることに。すぐに定食が出てきました。
しっかりボリュームのあるお刺身どんぶりには、酢コチュジャンをかけてよく混ぜていただきます。プリプリの新鮮なお刺身とレタス、海苔がたっぷり入っていて、さっぱりと美味しい!
一緒に出てきたのは鯖と大根の煮込みと、あらのスープ。鯖の煮込みには卵も入っていました。甘辛い味付けで食欲をそそります。写真だとなかなか大きさが伝わりませんが、どれもたっぷり量があり、お腹いっぱいになりました。お店の詳細はこちらの記事でも詳しく紹介しています。
珈琲島 市庁店


妹は夕方に到着予定だったので、15時のチェックイン時間まで近くで時間を潰すことにしました。
市庁駅前の珈琲島に行ったのですが、平日のお昼間は4階までぎっしり満員で驚き!流行っているのは良いことです。おしゃれなバーカウンターのようなところでカフェラテをいただきました。
▼カフェの詳細はこちら
ソウル 南大門・市庁駅エリアの寛げるカフェ9選
HOTEL FIRST STAY 明洞
お茶しつつのんびりしていたら、「チェックインの準備ができました!いつでもどうぞ!」と連絡があったので、お言葉に甘えて少し早めにチェックインすることに。
名前に明洞と入っていますが、実際の最寄駅は市庁駅。南大門に徒歩5分ぐらい、明洞までは徒歩10分ぐらいの立地のホテルです。
最低限の寝るだけホテルのつもりで予約したのですが、Googleマップのレビュー通り、スタッフの方がびっくりするぐらい親切で優しい!清潔感があるところも良かったです。
お部屋は極めてシンプルですが、バスタブとシャワーカーテンもあってシャワーが飛び散る心配もなし。ホテルには寝に帰ってくるだけなので、今回はこれで十分です。
▼ホテルの詳細はこちら!
ソウル 南大門近くのコスパホテル|HOTEL FIRST STAY 明洞
妹も無事に到着して合流できたので、早速ホテル近くのHolly Coffeeで作戦会議。なぜなら今回の旅行はほぼノープランだったので…
とりあえずお肉を食べて元気を出そう!ということで、ベストコンディション(=空腹)に持っていくため、お目当てのお店まで歩くことに。30分ぐらいのお散歩です。
ウォンドンミナリサムギョプサル


到着したのは、ソウル駅南側にあるミナリサムギョプサルのお店。
ミナリとはセリのこと。お肉と一緒にたっぷりのセリも焼いていただくのだそうで、前から気になっていたのです。
これが一緒に焼くお野菜セット。たっぷり入っていますね。お肉は自分で焼くスタイルでした。最初に店員さんに簡単に方法を教えてもらって、後は隣に座っていた手際の良い韓国人カップルの様子をチラ見しながら進めました。
たっぷりのセリのおかげで豚の脂が良い具合に中和され、さっぱりいただけます。2人で400gでは少ないだろうと思っていましたが、お野菜やおかずがたっぷり出てきたおかげか、意外とお腹いっぱいになりました。
▼ミナリサムギョプサルの詳細はこちら!
セリたっぷり!ウォンドンミナリサムギョプサルへ
帰りに少しオリーブヤングに寄ってお買い物をして、またHolly Coffeeで飲み物を買ってホテルへ。

この日の食費総額は45,500ウォンです!
2日目
ヒラッカルチ
翌朝は、再び南大門市場へ。今回なぜ市庁駅に泊まったかと言うと、南大門で食べてみたいものがたくさんあったからです。
この日朝食にいただいたのは、カルチジョリム(太刀魚煮込み)。このお店、お料理もとても美味しかったのですが、何より白米がすごく美味しくて驚きました。今まで韓国でいただいた白ごはんの中で、一番美味しかったです。ボリュームたっぷりでしたが、無事完食。
お店の方もすごく感じが良かったです。最後に「焼き魚の写真を撮っても良いですか?」とお聞きしたら、どうぞどうぞと良い笑顔で見せてくれました。ここはまた必ず行きます。お店の詳細はこちらの記事でも詳しく紹介しています。
珈琲島 市庁駅
食後のコーヒーを飲みに、再び市庁駅前の珈琲島へ。前日とは打って変わって、週末の朝はガラガラでした。貸切状態です。
美味しいコーヒーをいただいて、ホテルに戻ってちょっと一息。まだ何もしていませんが、すでに休憩タイムです。
明花堂(ミョンファダン)


たっぷり朝ごはんを食べたので、お昼は軽めに。明洞の老舗粉食(軽食)店に行ってみることにしました。階段を上がるとレトロな空間が広がっていて、なんだか懐かしい雰囲気。
明洞のど真ん中なのに、店内には観光客らしい人はほぼおらず、地元の人と思しきご家族連れが沢山いたのも印象的でした。
トッポッキとキンパを頼んだら、おでんのスープも出てきました。お店の人が本当に感じ良くて、長く愛されるのも納得のお店です。お値段もすごく良心的。私たちはお腹がいっぱいだったせいで軽めにしましたが、麺やマンドゥを食べている人が多かったです。
A Twosome Place
最近編み物にどハマりしている妹が毛糸を買いたいとのことで、そのまま東大門市場の毛糸屋さんへ。明洞から歩けなくはないよね…疲れたら地下鉄に乗ればいいし!と歩き出したは良いものの、6月上旬なのにすごく暑い!すぐに耐えられなくなってカフェ休憩しました。水分補給、大事。
Holly CoffeeにしてもA Twosome Placeにしても、別にものすごい特徴があるわけではないんですが、気づけばいつもちょうど良いタイミングで目の前に登場してくれるので、利用頻度が高いです。
東大門では私も少しだけ毛糸を購入。満足したので、今度はそこからバスに乗って、ミシュランビブグルマンの焼肉、クムテジ食堂に向かいました。
そうしましたらね、なんとお店の予約端末に「本日の予約は終了」と書いてあるではありませんか!せっかく薬水まで行ったのに!
とはいえ、ここで凹んでいてもどうしようもないので、安心のクッタンまで行くことにしました。素早いリカバリー!
クッタン
受付時点では25組待ち。結構待つかもしれないと思ったので、近くのパスクッチで休憩がてら待機しました。1時間ぐらいかかったと思いますが、週末のピーク時間に、25組で1時間なら悪くないような気も?
モクサルとハラミ、それからご飯を頼みました。もちろんこれでは足りないので後から追加です。
今回は日本語が上手な男の子が焼いてくれました。手際が良い!美味しい!
お肉にちょんとわさびを載せて、ご飯と一緒に食べると最高なのです。クッタン、やはり抜群の安定感。
▼クッタンの詳細はこちら
2度目のクッタン!ビブグルマンの焼肉へ

この日の食費は総額71,800ウォンでした!
3日目
武橋洞プゴクッチプ
この日は、まずは朝ごはんにプゴクッ(干し鱈のスープ)を食べに出かけました。いつも大行列のお店ですが、この日はそこまで並んでおらず、10分程度で入れました。ラッキー!


干し鱈の旨味がぎゅっと詰まったスープは、コクはありつつ優しいお味でとても美味。キムチやアミの塩辛を投入して味変できるのも良かったです。朝からお腹いっぱいになりました。
▼お店の詳細はこちら!
朝ごはんの定番「武橋洞プゴクッチプ」の優しいスープ
この後またちょっとお茶して、ほくろを取りに予約していたクリニックへ。もうほんのり赤い跡が残っている程度ですが、このまま綺麗に取れるといいな…
The Spot Fabulous
あまり好きではない明洞になぜ2日連続で行ったのかさっぱり記憶がないのですが、両替かな…?とにかく、この日の午後には明洞のカフェでお茶していました。
朝ごはんをしっかり食べたせいであまりお腹が空かず、クッキーとバナナプディングを食べて早めの晩ごはんに行くことに。
▼カフェの詳細はこちら
ソウル 明洞 一人でも落ち着けるおすすめカフェ5選
鍾路真ナッチ
早めの晩ごはんに向かったのは、鍾路3街のタコ屋さん。私のお気に入りのお店です。たっぷりのお野菜で生きたタコを蒸し焼きにする残酷料理なのですが、これが本当に美味しいんですよ…
最後にはもちろんポックンパッを。貴重な命をいただいているので、もちろん綺麗に全部完食です!美味しかった!
▼お店の詳細はこちら
ソウル トランジットの合間のナクチポックンとお茶時間
早めの時間にご飯を食べたので、ホテル周辺に戻ってきてもまだまだ明るい。この日、市庁前の広場では「野外図書館」というイベントをやっていました。
広場の芝生にベンチやソファがたくさん用意されていて、みんな思い思いの本を読んでいるんですよ。
お天気も良く、日差しも陰ってきて絶好の読書チャンスという感じでした。面白いイベントですが、雨が降ってきたらどうするんでしょう?
徳寿宮
実は今回の渡韓では、本当は景福宮の夜間拝観に行こうと思ってました。が、初日に気付いてしまったんです、この時期のソウルは20時頃まで明るいということに…
夜間のライトアップを見るなら、別のタイミングのほうが良いのでは?となり、景福宮への意欲は一気にダウンしてしまいました。とはいえ、せっかくなのでホテル近くの徳寿宮をお散歩することに。この時点で19時ですが、十分明るいですよね。
徳寿宮はこじんまりとしていて、ゆっくり散策するのにぴったり。
中には美術館になっている洋館もあり、なかなかフォトジェニックです。
前回来た時には工事中だった淳徳殿が完成していました(経緯の詳細はこちら)。遅い時間だったのでこの日は入れませんでしたが、ここは次回必ず見学したいところです。
DUNKIN DONUTS
ホテルに帰る前に、徳寿宮の隣のダンキンドーナツでデザートとコーヒーを購入。ホテルでのんびりしつついただきました。

この日の食費は、総額60,200ウォンでした!
4日目
タッチンミ


最終日の朝ごはんは、再び南大門へ。これも気になっていた、タッコムタン(鶏のスープ)のお店です。あっさりしたスープにたっぷりの鶏肉が入っていて、見た目以上のボリューム。一緒に出てきたキムチも美味しく、最後にしっかりエネルギー補給ができました。お店の詳細はこちらの記事でも詳しく紹介しています。
トントンキンパ
私は妹より一足早く、昼便で帰る予定だったので、南大門のトントンキンパでキンパを買って、帰りの飛行機の中で食べることにしました。
キンパは1本4,000~6,000ウォン程度。昨日までがぶがぶ飲んでいたコーヒーより安いよ…ありがたいですね。南大門市場店はテイクアウトのみで、近くの会賢(フェヒョン)の駅前店はイートインも可能だそうです。
最後に空港のパスクッチでまたコーヒーを飲んで、帰国。3泊でもあっという間だな…

この日の出発までの食費は、19,200ウォンでした。
機内でいただいたキンパはこちら!ご飯少なめ、具沢山で優しいお味。1本でお腹いっぱいになります。家の近くにこんなお店があれば良いのにな。
まとめ
ご覧いただいてわかる通り、食べること(と休憩)だけの旅行ですが、こういう気合の入らない旅行も気楽で良いものです。南大門エリアは朝ごはんの選択肢が豊富で、朝からしっかり食べたい我々にはぴったりでした。
費用総額は初めて計算してみましたが、これだけ食べてお茶もして、3泊4日で7万円を切ったなら結構良いかも?しばらくは暑そうなので、また涼しくなった頃に行こうと思います!
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