熊猫トラベル

一人旅、時々二人旅

MENU

【香港】トランジットで香港観光!滞在4時間で点心とスターフェリーを楽しむ(2025.8)

2025年8月、ニュージーランド旅行の途中で香港を経由しました。乗り継ぎの待ち時間は約9時間。せっかくなら街に出て久しぶりに香港の様子も見てみたく、わざと乗り継ぎ時間が長めの便を選択していたのです。

空港でスーツケースを預け、身軽になって街中へ。目指すは点心、エッグタルト、そして定番のスターフェリー。滞在わずか4時間ほどの観光でしたが、トランジット中とは思えないほど濃い香港時間を楽しむことができました。

そこで今回は、トランジットで入国する際のポイントや、実際に回った観光ルート、その他のおすすめプランについてまとめてみました。トランジットで香港観光を検討している方の参考になれば幸いです。

✔︎ この記事でわかること

  • 香港でトランジット入国する際の流れ
  • 乗り継ぎ時間9時間弱で実際に観光したモデルコース
  • 空港での荷物預けサービスや移動手段
  • 4時間でも楽しめるおすすめ観光

 

 

スターフェリー

 

香港トランジット入国のポイント

ビクトリア・ハーバーの夜景

ビクトリア・ハーバーの夜景(引用:Unsplash)

香港でトランジットの際に街へ出たい場合、特別な手続きは不要で、通常の入国と同じ流れになります。日本のパスポートを持っていれば、90日以内の観光目的の滞在はビザ不要です。

 

香港入国の流れ

到着後、通常の入国と同様にイミグレーション(入国審査)へ。パスポートと、次のフライトがある場合は搭乗券を提示し、ランディングスリップ(入国記録の紙)を受け取ります。これは出国時まで保管が必要です(提示を求められたことはありませんが…)。

税関を通過すれば、そのまま空港外へ出られます。短時間のトランジットであれば、特別な質問や追加書類を求められることは基本的にありません。


入国時の注意点

パスポートの残存期間は「滞在日数+1ヵ月以上」あることが推奨されています。また、2024年10月以降は、入出国カードの提出は不要になりました。

 

 

香港空港から市内中心部へのアクセスと観光のコツ

香港空港から市内中心部へのアクセスと観光のコツ

おすすめはエアポートエクスプレス

香港国際空港から中心部へのアクセス

香港国際空港から中心部の九龍(クーロン)あるいは中環(セントラル)までは、主に以下の4つの方法でアクセスできます。

  • エアポート・エクスプレス(電車)
    空港から香港駅まで最速約24分。運賃は香港島までで110HKD(約2,115円)で、10~15分ほどの間隔で運行。KlookKKdayで、タイミングによっては半額程度でチケットを購入できるため、事前購入がおすすめ。
  • 空港バス(A系統)
    運賃は40HKD前後とリーズナブル。所要時間は45~80分ほどだが、道路状況によって所要時間が大きく変動するため時間には余裕が必要。
  • タクシー
    赤いタクシーで香港島方面へ約40分。料金は315HKD前後+通行料。
  • チャーター車や配車アプリ
    グループ旅行や大きな荷物がある場合に便利。事前予約も可能。

トランジット観光の限られた時間を考えると、やはり一番のおすすめはエアポートエクスプレス。早くて本数も多く、観光の時間をしっかり確保できます。

 

荷物は預けて身軽に

香港国際空港にはロッカーがないため、スーツケースなどの荷物を預ける場合には空港の荷物預かり所を利用しましょう。身軽に動ければ、短時間でも効率よく観光できます。

▼空港での荷物預かりについては、こちらに詳しくまとめています。

 

戻り時間の目安

フライトの出発時刻に対して、最低でも2時間前には空港に戻るのが安心です。エアポートエクスプレスを利用する場合、市内から空港までは片道30分前後を見ておくと良いでしょう。

 

行き先は「空港から1時間以内」で

短いトランジット観光では、移動だけで時間を消耗しないのがコツ。

  • エアポートエクスプレスで約24分の香港島・中環エリア
  • 空港からMTRで10分の東涌(トンチョン)

このあたりを軸に選べば、移動を含めても余裕を持って楽しめます。

 

 

滞在4時間で点心とスターフェリーを満喫!

今回のトランジットでは9時間弱とたっぷり時間がありましたが、夜発の便だったため、空港でシャワーを浴びて、キャセイのラウンジでゆっくりしてから出発したいと思っていました。

そこで、出発4時間前には空港に戻ることに。実質4時間程度と考えて楽しむことにしました。空港での時間はそこまで必要ないという方であれば、6時間近く街中を満喫できると思います。

実際に回ったコースは以下の通りです。

 

One Dim Sum(一點心)

One Dim Sum(一點心)
📍G/F 44 Lyndhurst Terrace, Central 
営業時間:月〜木10時〜21時、金10時〜0時、土8時〜0時、日8時〜20時

HP:https://onedimsum.hk

★日本語メニューなし
★クレジットカード利用可能

まず向かったのは、中環(セントラル)にある点心のお店です。今回は到着の時間が正確には読めなかったので、予約をして入るような有名レストランは諦めました。

軽めに飲茶を楽しむなら、この近くには有名店の陸羽茶室もありますが、あちらは1皿のボリュームが結構あるので、もう少し軽めに食べられそうなこちらにしてみました。

One Dim Sum(一點心)

お店はエアポート・エクスプレスの終点、香港駅から歩いて10分ちょっと。坂道がきついので、歩く歩道を利用するのがおすすめです。少し並びましたが、回転が早いので30分ほどで入店できました。

オーダーはQRコードを読み取って携帯で行います。オーダーした内容をレジで見せて、そこで先にお支払いする仕組みでした。

One Dim Sum(一點心)

左は海老の湯葉包み揚げ、右は海老焼売です。どちらも美味でしたが、特に湯葉包みの食感がとてもよかったです。お気軽なお店なので、器はまさかの紙でした。

One Dim Sum(一點心)
One Dim Sum(一點心)

夫が大好きな腸粉も。私は腸粉は皮の部分が多すぎる気がしてあまり好きではないのですが、多分好きな人はそこが良いと思っているのかも?

One Dim Sum(一點心)

この後エッグタルトを食べたかったので軽めにしたのですが、どうしても楊枝甘露は食べたくて頼んでしまいました。暑い日にぴったりのさっぱりしたデザートです。

One Dim Sum(一點心)
One Dim Sum(一點心)

落ち着いてゆっくり飲茶タイムをするという雰囲気ではありませんが、ささっと美味しい点心を食べるには良いお店でした。軽く食べて、151HKD(約2,900円)。

 

泰昌餅家

泰昌餅家
📍35號 Lyndhurst Terrace, Central   
営業時間:9:30〜19:30

HP:https://www.taoheung.com.hk/tc/brands/tai_cheong/index.html

泰昌餅家

点心を食べて、その足で向かったのは、お店の向かい側にあるこちらのお店です。

泰昌餅家

エッグタルトで有名なお店ですが、店内にはそれ以外のお菓子も色々と並んでいます。

泰昌餅家

エッグタルトには、パイ生地のものとクッキー生地のものの2種類があります。せっかくなので、1種類ずつ頼んでみました。

泰昌餅家

まだほかほかと温かいエッグタルトを、早速いただきます!

泰昌餅家

甘さのある生地と茶碗蒸しのようなぷるぷるの卵がよく合います。個人的には、クッキー生地の方がこの卵の柔らかさとマッチして美味しく感じました。

 

スターフェリー

スターフェリーの乗り場

そのままぶらぶらと歩きつつ、気になったお店をちょっと覗いたりしながら、スターフェリーの乗り場まで向かいます。スターフェリーは、ヴィクトリア・ハーバーを横断して香港島と九龍側を結ぶ、香港を代表するフェリー路線です。

スターフェリーの乗り場
スターフェリーの乗り場

スターフェリーの運賃は、今は土日の場合6.5HKDだそうですが、アメックスのキャンペーンを実施中で、タッチ決済ならなんと1HKDとのこと。もちろんこれを利用させてもらいました。

スターフェリーの船内

わずか5〜6分の船旅ですが、これが本当に気持ちが良いんです。今回はお昼に利用しましたが、夜景の見える夜も良いんですよね。なくなって欲しくない、香港の大好きな景色の一つです。

この後、今度はバスで九龍駅まで移動して、再びエアポート・エクスプレスで空港へ。短時間ではありましたが、香港の雰囲気を久しぶりに味わえてよかったです。

 

 

4時間あるならこのプランもおすすめ!

香港のモンスターマンショ

香港島のモンスターマンション(引用:Unsplash)

今回は点心を食べたい一心でセントラルに向かいましたが、時間に余裕があれば、こんなプランもおすすめです。

  • ピークトラムで山頂へ!香港の景色を一望する
    セントラルから徒歩15分程度で乗り場に到着。夜なら夜景も楽しめる!混雑することが多いので、時間に余裕を持つ&チケットはKlookなどで事前手配がおすすめ。
  • IFCモール周辺でショッピングを楽しむ
    今やお買い物天国感は薄れていますが、品揃えが良いのは香港ならでは。IFCモールは香港駅を降りてすぐの立地なので、ギリギリまでショッピングを楽しめます。
  • モンスターマンションで写真撮影する
    鰂魚涌(クォーリーベイ)エリアに位置する有名なフォトスポット。多くの人が暮らす生活空間なので、マナーを守って見学・撮影しましょう。
  • M+ Museumでアートを堪能する
    九龍駅近くに位置するアジア最大級の現代アート美術館。ピクニックサイトも併設しており、リフレッシュできる空間。
  • 東涌(トンチョン)でケーブルカーに乗る
    空港からMTRで10分程度と近くて安心。ゴンピン360ケーブルカーから天壇大仏を鑑賞。こちらもチケットはKlookの事前手配がおすすめ。

 

 

まとめ:滞在4時間でも香港らしさを味わえる!

トランジットの合間でも、香港は意外と濃く楽しめる街でした。空港で荷物を預けて、エアポートエクスプレスで中環まで移動すれば、片道24分。点心を味わい、エッグタルトを頬張り、スターフェリーに揺られるだけで「香港らしさ」をしっかり体感できます。

もちろん、フライトの時間に余裕を持つことは大前提ですが、「空港から1時間以内で行けるスポットを選ぶ」というシンプルなルールさえ守れば、滞在4時間でも十分に思い出深い寄り道が可能です。

正直、あまりに短い滞在だったので「次はもっとゆっくり来たい!」という気持ちがむくむく湧いてきました。でもそれもまた、旅の醍醐味かもしれません。また早く行けますように!

 

 

▼お気に入り旅グッズを楽天ROOMにまとめています。

楽天ROOMバナー