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【香港】香港国際空港の荷物預かり所と利用方法(2025.8)

2025年8月、ニュージーランドへ向かう途中で香港に立ち寄りました。トランジットの待ち時間はおよそ9時間。空港で時間を持て余すより、せっかくなら街に出て点心でも楽しもう…と思ったのですが、問題はスーツケース。トランジットでシャワーを浴びて着替えるために、今回は機内持ち込みサイズのスーツケースを持参していたのです。

そんなときに便利だったのが、香港国際空港の「荷物一時預かりサービス」。香港の空港には日本のようなコインロッカーは設置されていませんが、ターミナル1に専用カウンターがあり、簡単に荷物を預けられるのです。実際に利用してみたところ、身軽になって街歩きを満喫できました。

この記事では、香港国際空港での荷物預けの方法や料金、利用時の注意点を詳しくご紹介します。トランジットで香港に立ち寄る予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

✔︎ この記事でわかること

  • 香港国際空港の荷物一時預かり所の場所と営業時間
  • 料金体系(1時間ごと・1日上限料金)と支払い方法
  • サイズ・重量制限や追加料金のルール
  • 利用時の注意点と便利な使い方のヒント

 

 

香港のロッカー事情

香港のロッカー事情

引用:Pixabay
まず前提として、香港ではコインロッカーをあまり見かけません。観光で訪れるとき、日本と同じ感覚で「とりあえず空港や駅に行けばロッカーがあるだろう」と思うと、肩透かしを食らうかもしれません。
香港でロッカーがあるのは、銅鑼灣駅直結の「タイムズスクエア」、九龍駅の大型モール「ELEMENTS」など、大型ショッピングモールが中心。いずれもショッピングや移動の拠点には便利ですが、日本のように気軽にどこでも見つかるわけではありません。さらに週末や観光シーズンだと、こういった街中のロッカーも午前中に埋まってしまうこともあります。
このように「香港にはロッカーが少ない」という前提を踏まえると、やはり空港で荷物を預けてから街に出るのが安心。特にスーツケースや大きなバックパック等を持っている旅行者にとっては、空港の荷物一時預かりサービスが頼もしい味方になります。
 
 

香港国際空港で荷物を預けたい場合

香港国際空港(HKG)はアジア有数のハブ空港ですが、コインロッカーは設置されていません。その代わりに利用できるのが、ターミナル1にある「荷物一時預かり所(Baggage Storage)」。制限エリア外にあるので、到着後でも、出発前でも、誰でも使えるのが特徴です。

私も9時間弱のトランジットの間、ここでスーツケースを預けてから市内へ出かけました。カウンターはスタッフが常駐しており、手続きもシンプル。身軽になって街中に出られます!

 

香港国際空港の荷物預かり所と利用方法

基本情報

香港国際空港の基本情報は以下の通りです。

  • 場所:ターミナル1・到着ロビー(5階)、制限エリア外。カウンターには「行李寄存及送遞(Baggage Storage and Delivery)」と表示されています。
  • 営業時間:毎日5:30〜翌1:30まで。
  • 料金:1個あたり1時間14HKD、1日上限165HKD。11時間以上預けると1日料金が適用されるので、長時間利用でも安心です。
  • 支払い方法:現金(香港ドル)のほか、Visa・Masterなどのクレジットカード、Alipay、WeChat Pay、Apple Pay、Samsung Payなどの電子決済にも対応。
  • サイズ・重量制限:標準料金で預けられるのは「30kg以内」「三辺合計199cm以内」の荷物。これを超えると追加料金がかかります。

 

荷物預かり所の場所

香港国際空港 荷物預かり所の場所

引用:香港国際空港ホームページ

荷物預かり所は、到着後の制限エリアを出て、左側のゾーンにあります。

香港国際空港の荷物預かり所

大きなスクリーンに向かって歩いていくと、左手側に見えてきます。あちこちに案内が出ているので、迷わず辿り着けますよ。

 

 

荷物預かり所の利用方法

香港国際空港の荷物預かり所

まずは荷物を持って、こちらのカウンターに並びます。パスポートを渡すと、内容を登録してもらえます。

何時頃にピックアップしますか?と聞かれるので、目安の時間を答えると、おおよその金額の入った受け取り証を発行してもらえます。受け取り時間は多少前後しても全く問題なしとのこと。料金は預けた時間を元に、受け取り時に支払います。

今回は4時間でお願いしたので、56HKD(約1,080円 ※2025.9のレート)になると表示されていました。

香港国際空港の荷物預かり所

受け取り証の発行が終わったら、こちらのX線検査機に荷物を通して完了。引き取り時に受け取り証を見せ、実際に利用した時間に応じた金額を支払います。

 

利用時の注意点

  • 預けられないもの:パスポートや貴重品、危険物はNG。衣類だけをハンガーで預けることもできないので、必ずバッグやスーツケースに入れてから持ち込みましょう。
  • 料金は「1個単位」:複数の小さな荷物は1つにまとめるのがおすすめです。
  • 保管期限:30日を過ぎると「放棄品」とみなされて処分されてしまいます。受け取りをお忘れなく!
  • 超過料金に気をつける:30kgや三辺合計199cmを超える場合は割増料金が発生します。

また、料金はきっちり1時間単位で計算されます。今回は13:07に荷物を預けたのですが、係の人に「取りに来るなら17:07になる前がいいよ!時間を過ぎたらまた追加で14HKDかかるからね!」と念押しされました。

 

 

まとめ:空港の荷物預かりを活用して身軽に!

まとめ:空港の荷物預かりを活用して身軽に!

引用:Pixabay

香港は日本と比べると街中のロッカーが少なく、空港にもコインロッカーはありません。そのため「荷物をどうするか?」は意外と悩ましいポイントです。

そんなとき頼りになるのが、ターミナル1にある「荷物一時預かり所(Baggage Storage)」。営業時間は早朝から深夜まで、料金も1日上限があるので長時間の利用でも安心。支払い方法も豊富で、旅行者にとって使いやすいサービスだと実感しました。日本のコインロッカーと比較すると割高にはなりますが、スタッフ常駐でしっかり管理してもらえるのも安心感がありますね。

これから香港国際空港を経由する方は、ぜひ荷物一時預かりを上手に活用して、トランジットの時間を有効に過ごしてみてください。たった数時間でも、街に出ると良いリフレッシュになりますよ。

▼4時間の滞在を満喫した様子はこちら

 

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