熊猫トラベル

一人旅、時々二人旅

MENU

【保存版】女性の海外一人旅で気をつけること23選|防犯・行動・健康管理編

一人旅は気楽で自由で、一度その楽しさを知ったら病みつきです。でも、そこには不安や心配もつきもの。特に女性であればなおさら、「夜の移動は大丈夫?」「ホテルはどこを選べば安心?」「街歩きで気をつけることは?」など、心配の種が尽きないのではないでしょうか。

そんな不安を解消し、快適に旅行をするため、今回は一人旅が大好き、年間50日以上海外に行く私が気を付けていることをまとめてみます。家族や友人が初めて一人旅に行く場合、伝えておきたい内容は何だろう?と考えてピックアップしてみました。

✔︎ この記事はこんな人におすすめ

  • 初めての一人旅を検討している女性
  • 旅の安全対策について知りたい人
  • 海外や国内で一人旅を予定している人
  • 不安なくひとり時間を楽しみたい人

女性の海外一人旅で気をつけること23選

Unsplash

一人でも割とどこにでも旅行に行き、かつては怖いもの知らずだった私ですが、実は今は相当怖がりで慎重派だと自認しています。というのも、知れば知るほど世の中には危険がいっぱいだから…!頻繁に一人旅に行っていても、出発前は「もう帰って来られないかもしれない…(大袈裟ですがその時は本気です)」と、いつも不安になります。

でも、だからと言って旅行に出ないという選択肢はありません。旅行で得られるエネルギーや刺激、感動は、何物にも代えがたいですらね。そして、しっかり準備して気を付けてさえいれば、行ってみれば「なーんだ、あんなに心配する必要はなかったな」と思えるものです。

これから紹介するのは、一人旅の海外で少しでも安心して過ごすために、20年に渡る一人旅経験の中で自然と身に着けたポイントです。主にヨーロッパや北米、東南アジアが旅先の場合を想定しています。こんなにあるの!と思われるかもしれませんが、なんとなくでも頭の中に入れておけば全然違うはず。

初めての一人旅を計画している方はもちろん、旅慣れた方にも役立てていただけるポイントがあるかもしれません。安全に心地よく旅を楽しむために、ぜひチェックしてみてください。

 

移動編|一人旅で押さえたい移動時の注意点

パリのカフェテラス

日中に到着するスケジュールを組む

暗くなってからの移動やチェックインは、不安やリスクが増える原因に。初めて行く国や土地勘のない場所であればなおさらです。
そのため、目的地にはできるだけ明るい時間帯に到着するように旅程を組みましょう。日中であれば、仮に道に迷っても人の目があり、ホテルの周囲の雰囲気も把握しやすくなります。

 

安全な交通手段を利用する

現地の交通事情は、国によりさまざまです。日本と変わらない感覚で交通機関を利用できる国もあれば、かなりの注意が必要な国も。事前に、治安や利用方法について一通り確認しておくと安心です。

また、観光客狙いのトラブルを避けるため、信頼できる交通機関(空港バス、ホテル送迎、主要鉄道など)を選ぶのが賢明です。治安に不安のある国では、「安さ」より「安心」を優先しましょう。

 

タクシーを利用するときは注意する

個人的には、一人旅の時にはタクシーの利用はできる限り避けるほうが無難だと思っています。見知らぬドライバーと個室に2人きりというのが、たとえ国内だとしてもちょっと落ち着かないんですよね…

やむを得ず乗る場合には、流しのタクシーは避け、できるだけホテルや駅、空港の正規のタクシー乗り場を利用。海外の場合、きちんとメーターが動いているかも確認してくださいね。

乗った後にどうしても嫌な感じがするときには、すぐに降りてしまうのも一つです。「気が変わった」とでも言っておけば大丈夫。自分の直感を信じましょう!

 

配車アプリの使い方を事前に確認しておく

UberやGrabなどの配車アプリは、安全に移動する手段として便利です。乗客からの評価が可視化できる分、国によってはタクシーより信頼できることもありますね。

前述の通り、私はできるだけ公共交通機関を利用する派ですが、国によってはUberやGrabの方がはるかに小回りがきくこともあります

熊猫アイコン

海外ではアプリの仕様が異なることもあるため、登録・設定・支払い方法などを出発前に一度確認しておくと安心です。

 

ホテル編|一人旅の宿泊で気をつけたいこと

ホテルの客室

Expedia

大通り沿いのホテルを選ぶ

一人旅の時には、できるだけ人通りが多く、街灯のある大通り沿いのホテルを選ぶようにしています。一人の時にはあまり夜遅くまで出かけませんが、遅くなる場合でもできるだけ安全に帰れるロケーションのホテルを選ぶと安心です。

細い路地や裏通りにある宿は、よく知っている場所を除き、女性の一人旅では避けたほうが良いでしょう。アクセスの良さだけでなく、周辺の雰囲気もしっかりチェックして選ぶと安心です。GoogleMapのストリートビューがあるところなら、事前に周辺の写真を確認しておくと良いですよ。

 

必ずチェーンをかけ、Do Not Disturbサインを使用

チェックイン後、部屋に入ったらまずはドアロックとチェーンを確認する習慣をつけましょう。

また、ホテルでは「Do Not Disturb」のサインが出せることが多いですよね。私はお掃除に入ってほしい時を除いては、いつでもこのサインを出すようにしています。

例えば観光の合間にちょっと部屋でお昼寝がしたいとき、急に備品の補充などでスタッフの方が来る可能性もゼロではないからです。場合によっては、シャワーを浴びているタイミングで誰かが来ることだってありますからね。

 

部屋を空けるときは貴重品をしっかり管理する

観光に出る際、貴重品を部屋に置きっぱなしにするのは避けたいところです。ホテルのセーフティボックスを活用する、または持ち歩ける小さなセキュリティポーチにまとめて肌身離さず管理するのが安心です。

また、現金やカードはひとまとめにせず、万が一の紛失や盗難に備えて一部を分けて保管しておくと良いでしょう。

熊猫アイコン

最近はこちらの薄いケースに1万円程度の現金と予備のクレジットカード、パスポートのコピーを入れて予備の貴重品セットにしています。

 

街歩き編|一人歩きを安全に楽しむポイント

地図とカメラ

Unsplash

姿勢良くきびきびと歩く

自信のある態度で過ごすと、不審者からのターゲットになりにくくなります。できればそこに住んでいるかのように振舞うのがベスト。何か悪いことを考えている人は、だいたい不慣れで不安そうな人にまず声をかけますからね。

スマホやガイドブックを見ながら不安な表情で歩くのは避け、背筋を伸ばしてきびきびと歩くように心がけましょう。

 

地理をある程度頭に入れておく

行き先にもよりますが、道を歩くときにはなるべくスマホ頼りにならないようにしましょう。

特に(私はどちらも大好きな街ですが)パリやロンドンなどでは、観光客狙いのスリやひったくりも少なくありません。道端で無防備にスマホを見るのはできるだけ避けるのが安心です。

そのためにも、明るいうちにホテル周辺を散策して、ある程度の地理を頭に入れてしまうのがおすすめ。特に夕方以降は道順を把握して行動するのがベターです。

 

バッグは斜めがけ

肩掛けや手提げスタイルはひったくりの対象になりやすいため、街歩きには体にフィットする斜めがけバッグボディバッグがおすすめです。ファスナー付きで前側に持てるタイプを選べば、スリ対策にも効果的。

どうしても肩掛けや手提げのバッグを使いたい場合は、ふわっと持たず腕でバッグをしっかり挟み、できるだけ体から離れないように持ちましょう。バックパックの場合は、人混みや電車では前抱えにすると安心です。防犯用のジッパークリップを使って、ぱっと開けられないようにしておくのも良いですね。

熊猫アイコン

普通はこんなことを考えることもないと思いますが、「自分がスリやひったくりだったとしたら、どんな人を狙うか」と考えてみると、バッグをどう持てば良いか、想像できると思います。バッグ自体は、もちろん口をしっかり閉められるもので!

バッグの口は、ファスナーでしっかり閉められるものにしてくださいね!

あわせて読みたい

レスポのトートが旅行に最適な件

旅のお供におすすめなバッグの紹介です。

 

貴重品はしっかりガードする

パスポート、現金、カード類などの貴重品は、細心の注意を払って管理しましょう。バッグに入れる場合はファスナー付きのポケットに入れる、セキュリティチェーンでバッグに繋いでおくなど、スリ対策をしておくのが安心です。

また、治安が良くない場所では貴重品はひとつにまとめず、分散して管理するのも一つ。セキュリティポーチやウエストバッグに入れるなど、盗難対策の工夫をすると万が一の際も被害を最小限に抑えられます。

熊猫アイコン

首から下げて服の中に隠すタイプのセキュリティポーチを使うなら、なるべく軽いものだと肩が凝らなくておすすめです。

 

スマホを見るなら安全な場所で!

歩きスマホや人通りの少ない場所での操作は隙を見せることになり、ひったくりや盗難のリスクが高まります。

スマホで何か確認する場合には、立ち止まって周囲を確認してからにしましょう。壁側を背にするのも良いですね。できればカフェやショップの店内で落ち着いて確認するのがベストです。

 

ガイドブックにはカバーをかける

むき出しのガイドブックは「観光客です」と自己紹介しているようなもの。ガイドブックを持って行く場合には、なるべく目立たないようにカバーをかけておきましょう。

本を持ち歩かず済むように、電子版をスマホにダウンロードしておくのも一つですね。

 

交通機関で寝ない

バスや電車での移動中は、居眠り厳禁です!ずっと緊張状態でいる必要はありませんが、特に出入りの多い地下鉄などでは周囲に様子のおかしい人がいないか、さりげなく確認してくださいね。荷物は自分の前で抱えて、貴重品から目を離さないのもポイントです。

長距離移動でスーツケースなどを席から少し離れた場所に置く場合には、しっかり施錠し、心配であればワイヤーロックなども使いましょう。

 

人の少ない場所は避ける

これはどこでもそうだと思いますが、裏通りや夜の公園など、人が少ない場所はなるべく通らないようにしましょう。少し遠回りになるとしても、明るくて人の多い通りを選ぶことで、かなりリスクを抑えられます。

熊猫アイコン

写真撮影などで立ち止まるときも、周囲の状況に気を配るようにしましょう!

 

 

態度編|一人旅で大切にしたい「ふるまい」

パリの街並み

Unsplash

低めのトーンではっきり話し、断る時は明確に

毅然とした口調で話すことで「しっかりした人」という印象を与え、トラブルに巻き込まれにくくなります。低めの声ではっきりと応じることで、「この人はつけ入る隙がなさそう」と思わせることができます。

特に日本人女性は人当たりが良い人が多いので、海外にいる時は普段の3倍ぐらいキリっとしておくぐらいでちょうど良いと思います。

また、断る時には「ちょっと考えます」「大丈夫です」といった断り方ではなく、「NO」「必要ありません」とはっきり伝えることが大切です。曖昧な返事は「押せばいける」と思われてしまう原因に。特にしつこい勧誘や声かけには毅然とした態度を心がけると良いでしょう。

 

堂々と優雅に振舞う

不安そうな態度は狙われやすくなります。迷っていたとしても「迷っていません」という態度を取ることが大切。背筋を伸ばし、堂々とした姿勢で行動するようにしましょう。

また、周囲を警戒するあまり、親切な人にまでそっけない態度を取りすぎてしまうのは避けたいところ。見極めは大事ですが、好意はありがたく受け取って、にっこり笑ってお礼を言えると良いですね。

 

健康管理編|心と体を守るコツ

コルシカ島の海

無理なスケジュールを組まない

せっかくの旅行だと考えると、あれもこれもと予定を詰め込みたくなりますが、とにかく無理は禁物

疲れが溜まってくると判断力が鈍ることもありますし、体調を崩すきっかけにもなりかねません。一人旅の時はなおさら、知り合いもいない場所で体調が悪くなると本当に悲惨ですからね。

予定はあくまで余裕を持って組み、疲れたときには予定変更できる柔軟さも大切です。「この日の午後はゆっくり過ごそう」など、予め休憩タイムを確保しておくのもおすすめ。元気があれば出かけて、疲れていると思ったらゆっくりすれば良いんです。

 

栄養をしっかり摂る

旅先での食事は楽しみのひとつですが、一人旅の場合、行き先によっては偏った食生活が続いてしまうことも。栄養が不足すると体調を崩しやすくなるので、注意が必要です。

市場やスーパーなどでフルーツを買ってビタミン補給するなど、ふだんの生活より少しだけ栄養バランスに気を付けてみてください。水分補給も忘れずに!

熊猫アイコン

(気休めのような気もしますが)私は長期の旅行の時にはグミサプリを持って行って食べています。

 

最低限の常備薬は準備しておく

急な腹痛や頭痛などに備え、普段使い慣れた常備薬を持って行くと安心です。一人旅の場合、本当にしんどい時でも自分で薬を買いにいくしかないですからね。ホテルなどで相談できることもありますが、そもそも体調が悪い時に母国語以外でコミュニケーションを取るのは結構ストレスになります。

鎮痛剤、胃薬、絆創膏、目薬など、ご自身が必要だと思うものを持参してくださいね。

 

緊急事態編|万が一の備え

SOSサイン

Unsplash

緊急連絡先を控えておく(スマホが使えない時のため)

スマホが故障したり盗難にあった場合に備えて、大使館、宿泊先、家族や友人の連絡先をでも控えておきましょう。また、滞在先の住所やホテルの名刺などを携帯しておくと、言葉が通じなくても対応しやすくなります。

私も忘れがちなのですが、特に現代社会では、スマホがないと何もかも機能不全になりますよね。ネットに頼りすぎず、アナログな対策もしておくと安心です。

 

現地語での「NO」と「助けて」を覚えておく

現地語での「NO」「助けて」は、最低限覚えておくと良いでしょう。実際に使う機会がないのが一番ですが、万が一に備えて発音や使い方を確認しておくと心強く感じられます。

何より、何かあったら反射的に声を出せるかどうかがポイントですね…これは私も自信がないので、どこかで練習したいぐらいです。

 

たびレジに登録しておく

以前も少し紹介しましたが、出発前に外務省のたびレジに渡航情報を登録しておくと安心です。旅先の安全情報を日本語で受信できるので、渡航先で何か大きな災害や事故などがあった時に役立ちます。

熊猫アイコン

旅先ではついニュースのチェックがおろそかになりがちなので、毎回登録しています。たびレジについては以前の記事のこちらも参考にしてみてください。

 

 

まとめ|女性の一人旅を安心して楽しむために

海を眺める女性

Unsplash
  • 移動は日中を選び、なるべく公共交通機関を活用
  • ホテルは立地とセキュリティを重視
  • 堂々と行動し、貴重品は肌身離さずガード
  • 態度や声のトーンでも「自分を守る姿勢」を
  • 無理のないスケジュールで体調管理
  • 緊急時の連絡手段はスマホ以外に紙で準備
  • 万一の事態に備えてたびレジに登録

 

考えてみたら、気を付けるべきことが思いのほかたくさんありました。もしかすると、これから一人旅に出かけようとしている人を脅かすような内容になってしまったかもしれません。

とはいえ、防犯対策は「怖がる」ためではなく、「自信を持って旅を楽しむ」ための手段。少しの工夫と意識で、一人旅の安全性はぐっと高まります。そして、慣れてくればあまり考えなくても自然にできるようになります。

安心できる旅支度を整えて、あなたらしい旅行を思いきり楽しんでくださいね!

 

▶︎ 旅行の計画に役立つ便利サイトをまとめたリンク集はこちら。航空券検索やホテル予約、安全情報までカバーしています。

 

▼お気に入り旅グッズを楽天ROOMにまとめています。

楽天ROOMバナー