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【イスタンブール】旧市街のマリオット系列おすすめホテル Sanasaryan Han レビュー(2025.3)

2025年3月に行ったトルコ、イスタンブールでは、4泊ともマリオット系列のホテルに泊まりました。

という、一貫性の全くないチョイスですが、どこもそれぞれに良かったので、一つずつ詳細を記録していこうと思います。

まずは前半に2泊した、旧市街のSanasaryan Hanから。旧市街にあり、主要な観光地に歩いて行ける立地の良さ、コンシェルジュサービスの素晴らしさなど、イスタンブール最初のステイ先としてぴったりのホテルでした。

 

Sanasaryan Han, a Luxury Collection Hotel 宿泊レビュー

イスタンブール 大満足のマリオット系列ホテル Sanasaryan Han レビュー

Expedia

✔︎ この記事でわかること

  • Sanasaryan Hanの特徴と建物の歴史
  • 旧市街からのアクセス方法と注意点
  • コンシェルジュの対応や客室の詳細
  • 朝食やホテル周辺スポットの情報

Sanasaryan Hanの料金と口コミをチェック

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Sanasaryan Hanはこんなホテル

イスタンブール 大満足のマリオット系列ホテル Sanasaryan Han レビュー

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Sanasaryan Hanは、2024年に開業したばかりの、ラグジュアリーコレクションのホテルです。ラグジュアリーコレクションは独立系ホテルのシリーズなので、マリオット系列でありながらそれぞれに個性があるところが魅力。その土地らしい、歴史ある建物を使ったホテルが多い印象です。

このホテルもまさにその一つで、建物は1895年築のネオクラシック様式。元々は、サナサリヤン氏というアルメニア系の慈善家が建てた商業ビルでした。当時、賃料は全てサナサリヤン学校基金として、アルメニア人の子供の教育に使われていたそうです。

その後、イギリス軍の司令部となったり、イスタンブール警察本部になったりと、数奇な運命を辿ったこの建物。長い時を経て、昨年ホテルに生まれ変わったのですね。

Sanasaryan Hanのロビー
Sanasaryan Hanのロビー

元々の建物には中庭があったとのことで、そこをアトリウムとしてリノベーションしているようです。ホテルの中に一歩足を踏み入れると、吹き抜けが気持ちの良い空間が広がります。現代アートや写真が展示されているところも素敵。

入口にはセキュリティゲートが設置されていますが、ドアマンの方がすぐに顔を覚えてくれて、その後は特にゲートを通らなくても大丈夫でした。

Sanasaryan Hanのロビー

このホテル、レビューもすごく良いんです(2025年4月現在)。

  • Googleマップ:4.6
  • マリオット公式:4.8
  • booking.com:9.2

ここで注目すべきはマリオット公式の評価ですね。マリオット会員は系列ホテルに泊まり慣れている人が多いせいか、評価が厳し目な気がするんです。他のサイトで悪くない評価のホテルでも、マリオット公式で見るとレビューの点が低いなんてことが結構あります。

しかしこのホテルでは、むしろマリオット公式のポイントが高い!これは期待が持てます。

 

Sanasaryan Hanのアクセス

ホテルはイスタンブールの旧市街、シルケジ駅近くにあります。トラム、鉄道のシルケジ駅から徒歩すぐで、フェリーのターミナルも徒歩数分という、観光にはとても便利な立地。

空港からの道のりは正直ちょっとややこしいのですが、そもそも空港から旧市街までのシンプルなアクセス手段がないので仕方ありません。一番簡単なのは間違いなくタクシーですが、イスタンブールのタクシーは評判が悪いので、お金がかかっても楽に移動したいという方は、ホテルで送迎を頼むのが一番安心です。

私はと言うと、空港からHavaist(空港バス)で旧市街のアクサライ駅まで出て、そこからトラムに乗り換える方法にしました。この方法だと乗り換えが1回で簡単ですが、タイミングによってはトータル1時間半近くかかると思います。

 

 

Sanasaryan Hanの周辺情報

シルケジ駅

ホテルの最寄駅であるシルケジ駅は、かつてのオリエント急行の終着駅だった歴史ある交通ハブで、今でも国際列車の発着ターミナル駅です。

周辺にはレストランや小売店も多く、観光客だけでなく地元の人たちでも賑うエリア。主要な観光地へもアクセスが抜群です。両替も、ホテルのすぐ近くでできました。

 

Sanasaryan Han周辺の観光スポット

  • スパイスバザール:徒歩2分
  • ガラタ橋:徒歩5〜6分
  • アヤソフィア:トラムで約15分、徒歩15分
  • ブルーモスク:トラムで約15分、徒歩16分
  • トプカプ宮殿:トラムで約16分、徒歩16分
  • グランドバザール:トラムで約16分、徒歩10分
  • バジリカシスタン(地下宮殿):トラムで約15分、徒歩15分

いずれもGoogleマップで調べた所要時間です。アヤソフィア方面は上り坂なので、歩くと体感的にはもう少しかかるような気がします。

 

Sanasaryan Hanのコンシェルジュサービス

Sanasaryan Hanのロビーラウンジ

このホテルの何が素晴らしかったかって、何と言ってもコンシェルジュさんの気配りと知識量!チェックイン時から対応してくださって、一緒に観光プランを考えてくれました。

Sanasaryan Hanのバー

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Sanasaryan Hanのウェルカムドリンク

チェックインは1階のライブラリーバーで、トルコのチャイをいただきながら実施。

どんなふうに旧市街をまわればよいか、コンシェルジュさんが次々に的確な提案をしてくれました。いただいたホテルオリジナルのマップに色々と書き込んでくれたのですが、これが滞在中に大活躍。

Sanasaryan Hanのコンシェルジュサービス

コンシェルジュさんには1日目の観光を終えた後にもお会いしたのですが、私が建築好きであることを知ると「トルコが誇る偉大な建築家、ミマール・シナンのこのモスクにも足を伸ばしてみては?」と、またも的確な提案をしてくれました。下調べ不足で出かけたので、こういう助言が大変ありがたかったです。

 

▼コンシェジュルジュさんおすすめの観光プラン詳細はこちら

 

翌日には、ローカルフードが食べたいという私のリクエストに、サバサンドを食べるなら絶対にここへ!というお店も教えてくれて、最初から最後までお世話になりっぱなしでした。初日をこのホテルにして、的確なアドバイスをいただけて本当に良かったです。

 

 

Sanasaryan Hanの客室

Sanasaryan Hanの廊下

それでは、いよいよ客室のご紹介を。新しいホテルなので、内部はどこもピカピカです。

Sanasaryan Hanの客室

扉を開けると、ロビー同様エレガントな空間が広がっていました。

入ってすぐ右側に、大きなクローゼット。

Sanasaryan Hanの客室 ベッド
Sanasaryan Hanの客室 キャビネット

左側にベッド、右側にキャビネットスペースがあります。

卓上にはウェルカムスイーツが準備されていました。

Sanasaryan Hanの客室

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ベッドから見たリビングスペースを上手く撮れていなかったのですが、まさにこんな感じでした。

Sanasaryan Hanのお茶セット

キャビネットの上にはチャイのセットが。

冷蔵庫にはお酒などなど。

おやつやワインもありますね。

Sanasaryan Hanの客室 洗面台
Sanasaryan Hanの客室 シャワールーム

バスルームはシャワーのみ。広々と気持ちの良い空間です。

シャンプーなどのアメニティは備え付けのもの。

Sanasaryan Han 客室の洗面台

Sanasaryan Han 客室の体重計

体重計がありました。もちろん(?)乗りません。

Sanasaryan Hanの客室

ベッドのスペースも、良い感じです。

Sanasaryan Hanの客室 ベッドサイド

枕元はこんな感じ。スタイリッシュなデザインゆえ、どのスイッチでどこが消えるのがわからず、滞在中何度もパチパチしました。

Sanasaryan Hanの階段

2階のお部屋だったので、登り降りにはもっぱら階段を利用しました。階段からの景色も、なんだか優雅ですよね。

 

 

Sanasaryan Hanの朝食

Sanasaryan Hanのレストラン

ラグジュアリーコレクションの場合、プラチナ会員には朝食がサービスで付いてきます。

ポイントか朝食かと尋ねられた記憶があるのですが、トルコの朝食はすごいと聞いていたので、迷わず朝食を選びました。前述のコンシェルジュさん曰く、トルコ人にとって朝食は「1日の中で最も重要な食事」だそう。

Sanasaryan Hanの朝食メニュー

朝食はオーダー式で、このメニューの中から選べました。

Sanasaryan Hanの朝食

まずはずらずらと、基本のセットが出てきます。これは2日とも共通でした。2人のテーブルにも同じ量が出されていた様子。1人だとだいぶ多く感じると思います。

Sanasaryan Hanの朝食
Sanasaryan Hanの朝食

左が初日にいただいたトルコ式ポーチドエッグ。下のソースはヨーグルトベースで、上にほうれん草がたっぷり載っています。さっぱりと美味しい!

右はトルコのソーセージが載った目玉焼き。いずれもメニュー左下の「Turkish Temptations」から選びました。

Sanasaryan Hanの朝食

ソーセージは、どちらかと言うとサラミっぽい食感?それほど厚みがなく、塩気がしっかり効いているので、潰した黄身にディップして食べるとちょうど良い感じでした。

Sanasaryan Hanの朝食

2日目にはグラノーラヨーグルトも。

Sanasaryan Hanの朝食

ご覧いただいたらわかるかと思いますが、とにかくすごい量なので、しっかり食べると驚いたことに15時ぐらいまで本当にお腹が空きません。日本ではいつもお腹が空いている私ですが、要は食べる量が足りなかったのか…

 

Sanasaryan Hanの良かったところ

まずは立地の良さです。一度ホテルにチェックインしてしまえば、主要な観光地どこにでも行きやすく、とても便利でした。ホテル周辺も賑やかでお店が多いので、歩いているだけで楽しめます。

お部屋も快適でベッドも寝心地が良く、実はチェックインした日はそのままお部屋にこもってしまったほど。また、新しいホテルらしくお部屋の色々なところにコンセントがあるのも便利でした。

そして何よりスタッフの方の親切さ!連日お世話になったコンシェルジュさんだけでなく、他のスタッフの方も皆さん親切でフレンドリーでした。親しさの中にも礼儀正しさがあって、とても気持ちが良かったです。

 

 

まとめ

あまり日本人ゲストのレビューがない中で選んだSanasaryan Han(サナサリヤン ハン)でしたが、エレガントで居心地が良く、とても寛げるホテルでした。何よりコンシェルジュの方の気配りや提案が素晴らしく、ホテルステイの喜びをしみじみ感じられる滞在になりました。

こちらは今回は2泊にしたのですが、もう1泊したかったなあと思うほどでした。旧市街には他にもマリオット系列のホテルがあるので次回来るならハシゴもありかも?また早く行けますように!

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▼この後宿泊したセントレジスの様子はこちら

 

 

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