イスタンブールでのマリオット系列ホテル巡り、第2弾は「セントレジス イスタンブール(The St. Regis Istanbul)」。クラシカルな雰囲気だった旧市街のサナサリヤンとは対照的な、新市街のモダンなラグジュアリーホテルです。
旧市街の歴史やにぎわいとは打って変わって、新市街ならではの洗練された空気が心地よく、都会的で落ち着いた滞在が楽しめるホテルでした。
マリオットの無料宿泊の特典を利用したのですが、プラチナ会員特典のおかげで朝食もつき、16時までゆっくり滞在できて、大満足!今回はその時の模様をご紹介します。
セントレジス イスタンブール 宿泊レビュー
✔︎ この記事でわかること
- セントレジス イスタンブールの立地とアクセス方法
- 客室の設備やバルコニーからの眺望詳細
- プラチナ会員特典の朝食の様子
- 宿泊客が無料で利用できるハマムの様子
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セントレジス イスタンブールはこんなホテル
セントレジス イスタンブールは、2015年開業。今年でちょうど10周年ですね。トルコ人建築家エムレ・アララトが手掛けた、7階建ての黒い曲線ファサードが目を惹きます。
館内には現代トルコアートが随所に飾られています。全118室の客室からは、マチュカ公園やボスポラス海峡を望む贅沢な眺めが広がるホテルです。
セントレジス イスタンブールのアクセス
セントレジス イスタンブールがあるのは、新市街の高級住宅地、ニシャンタシュ(Nişantaşı)地区。おしゃれなカフェやブティックが並ぶ、洗練されたエリアです。
イスタンブールには主にふたつの空港がありますが、日本からの便が到着することが多いのはイスタンブール新空港(IST)。空港からセントレジスまでは約40〜60分(※交通状況による)で、アクセス手段は以下のとおりです。
- タクシー:所要時間40〜60分、€30程度(渋滞の状況次第)。
- 空港送迎サービス(有料):ホテルに送迎を依頼することも可能です。€284(片道※2025年5月現在)と割高ですが、快適&安心で、荷物が多い人にもおすすめです。
- Havaist空港バス+徒歩 or タクシー:最寄りのŞişliエリアまで空港バスHavaistで移動し、そこから徒歩20分 or タクシーで数分です。
公共交通機関を使う場合、最寄り駅はメトロM2線の「Osmanbey(オスマンベイ)駅」。そこから徒歩約8分ほどですが、途中で少し坂道があります。トラムの通る旧市街方面へは、タクシーで15〜20分ほどです。観光拠点というよりは、「落ち着いてゆったり過ごす滞在」にぴったりの立地です。
ホテルの西側は、しっかり整備された美しい公園です。お散歩をする地元の人たちの様子が、お部屋のバルコニーからよく見えました。
一方、ホテルの東側はハイブランドのお店が立ち並ぶショッピングストリート。レストランやカフェも多く、ショッピングモールなどもあって、お土産探しにも便利です。
セントレジス イスタンブールの館内設備
ホテル内にはレストランが2つと、バーが併設されています。ルーフトップのレストランはウルフギャングの監修。1階のブラッスリーは、もう少しカジュアルなオールデイダイニングで、こちらは朝食会場でもあります。どちらのレストランもミシュランに掲載されています。
レストランもバーも深夜まで営業しているので、夜ゆっくり過ごしたい人にも良さそうです。
地下にはスパとハマム(トルコ式サウナ)、屋内プールやジムもあります。また、1階部分にはカルティエやピアジェ、ショパールなどのブティックも入っていました。
セントレジス イスタンブールのバトラーサービス
セントレジスには、「セントレジスと言えば」のバトラーサービスがあります。荷解きや出発前のパッキングを始め、衣類のアイロンがけサービス、お買い物代行など、お願いすると色々やっていただけます。
今回も、ゴージャスな笑顔のバトラーさんに「何でもお申し付けください」と言われましたが、何でも自分でできるしなあ…と思い、結局何もお願いしませんでした。
長期滞在予定の、荷物の多いセレブの方はこういうサービスを上手く活用しているのかもしれません。一度ぐらい、プロのパッキングがどんな仕上がりなのか見てみたい気はします。いつか長期滞在ができるようになったらお願いしよう…
セントレジス イスタンブールの客室
笑顔が素敵なバトラーさんに案内されて、いよいよお部屋へ。お部屋は608号室でした。フォントが可愛いですね。
バルコニー付きの、ビューの良いお部屋ですよ!とのお声と共に、ドアを開けて見えた景色です。広い!
広々としたクローゼット
入ってすぐ右手に、とっても大きなクローゼット。ハンガーもたっぷりで、ここにもスツールが。
バスルーム(ダブルシンク・バスタブ付き)
バスルームも広い!ダブルシンクで、一人で泊まるのには勿体無いぐらいです。
今回の旅行中、唯一のバスタブ付きのお部屋でした。このためにバスソルトも持参していたので、久しぶりにゆっくりとお風呂タイムを楽しみました。
洗面台周りはこんな感じです。体重計もありますね。タオルもたっぷり用意されています。
ベッド周りとデスク周り
ホテルの前に高い建物がないので、見晴らし良好です。
お部屋の全体像を撮るのをすっかり忘れていたのでExpediaからお借りしましたが、ちょうどこの写真と反対向きのレイアウトでした。
デスクの上はこんな感じ。電話には、バトラーさんに直接つながるボタンが準備されています。
デスクの引き出しに入っていたこれは、何に使うのでしょう…?
ベッドの周りの照明やコンセントは、少し古さを感じますね。USBの充電はできないタイプです。
iPodを繋げる懐かしのスピーカーもありました。
ミニバーとウェルカムフルーツ
キャビネットにトルコブルーの器が飾られているのが素敵。


反対側には、ピカピカのグラス類が入っています。
ガラスボトルに入ったお水と、ネスプレッソ。そういえば、湯沸かし用のポットはありませんでした。
ミニバーのおやつ色々。
冷蔵庫にもドリンクがぎっしり。お高いので手をつけておりませんが…
窓際のテーブルにはウェルカムフルーツとお菓子。チョコレートのかかったあんずが美味しかったです。
バルコニーと眺望
バルコニーからは公園の様子がよく見えました。少し寒かったので、あまりバルコニーでゆっくりできる感じではなかったのが残念!
バルコニーから左を見ると、ボスポラス海峡がよく見えました。夜は静かで、とっても落ち着くホテルです。
セントレジスイスタンブールの朝食
マリオットのプラチナ会員特典で、セントレジスの場合も朝食が付いて来ました。朝食会場は、1階のオールデイダイニングです。
この中の好きなメニューをオーダーしてね!とのこと。私はグレープフルーツジュースとカフェラテ、ホワイトオムレツを頼みました。
オーダー式と言っても、まずはずらずらっとトルコ式の数々の品が出てきます。すごいボリューム!これはお昼ご飯を食べられなくなるパターンですね。
グラノーラの入ったヨーグルトも。
オムレツがやって来ました。ほうれん草がたっぷり入っています。
デザートはあちらからご自由に!と言われたのですが、お腹いっぱいすぎて何も食べられません。残念です!
結構色々なペストリーが用意されていて、美味しそうでした。
最後にこちらもどうぞ!と、パイのようなものも持ってきてくださったのですが、もう本当にお腹がいっぱいで食べきれず、お部屋に持ち帰らせてもらいました。16時チェックアウトをお願いしていたので、午後のおやつがわりにいただきました。
セントレジスイスタンブールのスパとハマム
ホテルの地下1階にはスパがあります。どんなところなのか見てみようと地下に降りてみたら、「ホテル宿泊の方なら、ハマム(トルコ式サウナ)は無料でご利用いただけますよ」とのことで、ちょっと試してみることに。
ビーチサンダルやタオル、紙パンツなど、全てロッカーにセットされているので手ぶらで行けます。サウナエリアと休憩エリアに分かれており、休憩エリアも結構室温の設定高めでした。3月といえど、この日もイスタンブールは10℃以下の気温だったので、体が温まって気持ちがよかったです。
サウナはスチームサウナで、数分入っているだけで汗が噴き出してきます。私はサウナがあまり得意でないので、数分×2回で限界でした。
休憩エリアでお茶とドライフルーツなどを出していただけたので、それをゆっくりいただいてお部屋に戻りました。短時間ですが、静かな空間でかなりリフレッシュできました。
ちなみにスパのメニューはこんな感じです。50分のマッサージが4,500リラ(約16,850円※2025年5月時点)なので、このクラスのホテルでは比較的良心的と言えるのでは…?私は今回は節約旅行なので、我慢です。
カップルルームはこんな様子だそう。贅沢な広々空間ですね。
セントレジス イスタンブールの良かったところ
お部屋の快適さはもちろんのこと、スタッフの方が皆さん親切で感じ良くて、さすがのセントレジス品質でした。寒い日が続いていたので、サウナで温まれたのも良かったです。至る所にモダンアートが飾られているのも素敵でした。
悪いところは全然見当たらないホテルですが、敢えて挙げるなら立地でしょうか。最寄りの駅からは結構離れているので、スーツケースがあるときにはタクシー移動あるいは送迎が前提になるかと思います。ホテル周辺には素敵なお店がたくさんあるので、周辺散策は楽しいですよ。
こんな人におすすめ!宿泊ポイントまとめ
- 落ち着いた新市街でのラグジュアリー滞在を楽しみたい人に
歴史ある旧市街とは一味違う、洗練されたエリア「ニシャンタシュ」に立地。 - モダンアートやデザインに興味がある人に
ホテル内の随所に飾られた現代トルコアートが見応えあり。 - 観光よりも、ホテルステイをじっくり楽しみたい人に
スパやレストラン、静かな客室でのんびり過ごすのにぴったり。 - マリオットの上級会員特典を活用したい人に
朝食付きやアップグレード特典が充実していてコスパも◎。


チェックアウト時には、トルコのお守りであるナザール・ボンジュウをいただきました。大変立派で、ずっしり!お守り効果が高そうです。
お茶も持って行きますか?と、テイクアウトカップに入れたチャイもいただいて、最後の最後まで本当に手厚くもてなしていただきました。無料宿泊特典で泊まっているというのに、ありがたいですね。この後は、翌日の移動に向けてフォーポインツ フレックス バイ シェラトンへ移動しました。
ゆっくりイスタンブールに滞在できるときには、またぜひ泊まりたいホテルの一つになりました。
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