2025年9月の慶州&釜山一人旅の最終日には、ホテルのある南浦エリアで釜山名物のナッコプセを楽しみました。向かったのは国際市場の老舗、アンギョンファ ケミジプ本店。旅の最後に美味しく海鮮をいただけて、大満足のランチになりました。
今回訪問した「アンギョンファ ケミジプ本店」は、すぐ近くにある「ケミチプ」とはまた別のお店。記事の後半で、各店の違いについてもまとめてみます。釜山でナッコプセを食べてみたいという方の参考になれば幸いです。
✔︎ この記事はこんな人におすすめ
- 釜山名物・ナッコプセを食べたい人
- 一人でも海鮮料理を楽しみたい人
- ローカル感あるお店に行きたい人
- ケミチプとの違いを知りたい人
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ナッコプセとは
ナッコプセは、釜山のご当地グルメとして知られる海鮮鍋です。ナクチ(テナガダコ)、コプチャン(ホルモン)、セウ(エビ)の頭文字をとって「ナッコプセ」。
タコ、牛ホルモン、エビをメインに、野菜や春雨もたっぷり入った辛い鍋料理ですが、辛さはお好みに合わせて調整が可能。辛いものが得意でない人も、マイルドな味付けにしてもらえば美味しく食べられますよ。
アンギョンファケミジプ本店

アンギョンファケミジプ本店(안경화 개미집 본점)
📍釜山 中区 中区路30番キル 15
부산 중구 중구로30번길 15
営業時間:11:00〜21:00
NAVER MAP:https://naver.me/Fr7pPS9g
★1号線 チャガルチ駅7番出口 徒歩7分
★日本語メニューあり
今回訪問したのは、国際市場の中にある有名店。ほんの数10m先に「ケミチプ」という、同じくナッコプセのチェーン店がありますが、そこの創業者の娘さんが独立した店舗がこちらの「アンギョンファ ケミジプ」なのだそうです(日本語表記はサイトによって違いあり)。
一人でも入りやすいお店だと聞いていましたたが、お昼時の混み合う時間帯は避けるほうがベターかと思い、私は11時の開店早々に訪れました。
一人の場合、ランチなら11時台、あるいは13時以降など、なるべく空いている時間帯がおすすめです!

メニューはこちら。1人前から注文ができます。ナッコプセだけでなく、
- タコのみ
- タコとエビ
- タコとホルモン
などの組み合わせでもオーダー可能です。私はタコもエビもホルモンも食べたかったので、ナッコプセを注文しました。うどんなどの麺をプラスすることも可能です。

速やかにセットされる鍋。調理は全てお店の方がやってくれます。

みるみる煮立ってくる鍋。良い香りがしてきます!担当してくれたマダムが時折手を止めて、「はい、写真写真!」と勧めてくれました。海鮮の他には、春雨と葱、玉葱とトック(薄切りの餅)が入っています。

ご飯とおかずもやってきました。

海苔やニラキムチ、じゃこはご飯のボウルに入れて、ここにナッコプセを入れて混ぜたら良いからね!とのこと。わくわくしながら待機。

海鮮に火を通しすぎない方が良いのか、あっという間に完成です。頼る気満々なのが伝わったのか、開店したばかりで他にお客さんがいなかったからか、ご飯と混ぜるところまで全部お店のマダムがやってくれました。

タコもエビもホルモンも、全部プリプリで美味しい!良いタイミングで加熱を止めてもらえたおかげか、食感が抜群でした。たっぷり旨味を吸った春雨もお野菜も美味しく、食欲をそそる味です。ホルモンも臭みが全くありません。
唐辛子が見え隠れしていますが、私は辛いものが大好きなので、全然辛い感じはしませんでした。後から知ったことですが、今回訪れたアンギョンファ ケミジプの方が、ケミチプよりマイルドな味つけなのだそうです。辛いものが好きな方は、ちょっと辛めでお願いする方が満足度が上がるかもしれません。でも、そのままのマイルドな辛さでも十分美味しくいただけると思いました。
アンギョンファ ケミジプとケミチプの違い
釜山のナッコプセといえば、必ず名前が挙がるのが「ケミチプ(개미집)」と「アンギョンファ ケミジプ(안경화 개미집)」。実はどちらも同じ創業家から生まれた姉妹店のような関係なのです。
元祖は1972年に南浦洞で創業した「ケミチプ」。ここでナッコプセという料理が誕生し、その後、創業者の子どもたちがそれぞれ独立。次女のアン・ギョンファさんが開いたのが、今回訪れた「アンギョンファ ケミジプ本店」です。
姉妹のような関係ではある両店舗ですが、味や雰囲気には少しずつ違いがあります。下の表にまとめてみました。
| 項目 | ケミチプ (개미집) |
アンギョンファ ケミジプ (안경화 개미집) |
|---|---|---|
| 住所・最寄駅 | 釜山市中区 中区路30番キル22 チャガルチ駅徒歩約8分 |
釜山市中区 中区路30番キル15 チャガルチ駅徒歩約7分 |
| 創業背景 | 1972年創業、ナッコプセ発祥の店とされる老舗 | 創業者の娘・アン・ギョンファ氏が独立開業 |
| 味の特徴 | 辛めでパンチのある味わい | 辛さ控えめでややマイルド |
| こんな人におすすめ | 釜山ローカルの味を体験したい人 | 初めてナッコプセを食べる人、辛さ控えめが好みの人 |
住所:釜山市中区 中区路30番キル22(チャガルチ駅徒歩約8分)
創業背景:1972年創業、ナッコプセ発祥の店とされる老舗
味の特徴:辛めでパンチのある味わい
おすすめ:釜山ローカルの味を体験したい人
住所:釜山市中区 中区路30番キル15(チャガルチ駅徒歩約7分)
創業背景:創業者の娘・アン・ギョンファ氏が独立開業
味の特徴:辛さ控えめでややマイルド
おすすめ:初めてナッコプセを食べる人、辛さ控えめが好みの人
どちらのお店も、タコ・ホルモン・エビの旨味がぎゅっと詰まった本格的なナッコプセを味わえますが、伝統の濃厚な味を楽しみたいなら「ケミチプ」、まろやかで食べやすい味を求めるなら「アンギョンファ ケミジプ」がおすすめです。すぐ近くにあるので、滞在中に食べ比べをしてみるのも楽しいですね。
また、ケミチプは2025年4月、大阪(難波・鶴橋)に2店舗がオープンしたそうです。日本でナッコプセを食べてみたい方は、訪れてみてはいかがでしょうか。私も、近々行ってみるつもりです!
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