イスタンブールの新市街で宿泊したホテル、セントレジスとフォーポインツの周辺には、ショッピングに最適な素敵なお店がいっぱいでした。
特にフォーポインツ近くのイスティクラル通りは、イスタンブールでも有数のショッピングストリート。トルコの伝統的なお菓子、雑貨など、様々なお土産が揃います。
そこで今回の記事では、セントレジス周辺とイスティクラル通り沿いで実際に購入して良かったものと、「荷物に制限がなければ、これもぜひ買いたかった!」というアイテムを両方ご紹介します。
✔︎ この記事でわかること
- イスタンブール新市街で買えるおすすめのお菓子・ロクムやバクラヴァの名店
- 持ち帰りやすく実用的なトルコ雑貨のおすすめショップ
- 英語が通じない場面で役立つ買い物のコツ
- 観光客が少なく、落ち着いてショッピングできる新市街の魅力
イスタンブール新市街のお土産|お菓子編
お菓子文化の豊かなトルコ。イスラム教徒が多く、お酒の代わりにお菓子を楽しむ文化が根付いていることから、様々なお菓子が生まれたそうです。
中でも有名なのは、写真のバクラヴァ。何層にも重ねたパイ生地にクルミやピスタチオをたっぷり挟み、焼き上げてからシロップをかけたお菓子です。
砂糖にコーンスターチを加えて作る、モチモチとしたロクムというお菓子も有名。求肥のような食感なので、日本人ウケも良いお菓子だと思います。日持ちがするので、お土産にも最適。
バクラヴァもロクムもオスマン帝国時代にできたものだそうで、長い歴史があります。お菓子はお手頃価格のものから高級なものまで至るところにお店があるので、ぜひ色々試してお好みのものを見つけてくださいね。
Guven Kuruyemis:ナッツ・ドライフルーツ
Guven Kuruyemis
住所:Teşvikiye, Teşvikiye Cd. No:33, 34367 Şişli
公式:Instagram
★英語はほぼ通じなかったので、トルコ語かジェスチャーで!
セントレジスの近くのナッツ専門店、Guven Kuruyemis。ホテル周辺を散策している時に美味しいものセンサーが発動して、気になって入ってみたお店です。
ここではピスタチオとドライフルーツ、アーモンドチョコレートを買いました。これがもう、どれも驚くほど高品質で美味だったのです!
特に感動したのは、アーモンドチョコレート。香ばしい大粒のアーモンドと質の良いチョコレートの合わせ技で、びっくりするぐらい美味しかったのです。レジの前に置いてあり、何の気なしに最後に一緒に買ったのですが、もっと買ってくればよかった…!


英語は殆ど通じませんでしたが、試食もさせてもらえて、身振り手振りでどうにかなりました。ナッツもドライフルーツも、どれもふっくら大粒で、見るからに質の良いもの。
荷物の重量制限があったので、あまりたくさん買えなかったのが悔やまれます。次回イスタンブールに行ったら、絶対にもっと大量に購入します。
SELAMLIQUE:コーヒー豆・ロクム
SELAMLIQUE
住所:Teşvikiye Teşvikiye Caddesi No:162 Nişantaşı City's AVM, 34365 Şişli
公式:ホームページ、Instagram
★イスタンブールに7店舗(詳細はこちら)




続いて紹介するのも、セントレジス近くに店舗があるお店です(市内に数店舗あり)。SELAMLIQUEといって、フレイバーコーヒーで有名なのだそう。友人から、このお店のコーヒー豆とバラのフレイバーのロクムを買ってきて欲しいと頼まれていたのです。
お土産購入の前に、まずはお茶タイム。トルコではずっとチャイを飲んでいたのですが、せっかくなのでカフェラテをいただくことにしました。


お店は、ショッピングモールのフードコートの一角にあります。ドリンクと一緒に、お茶菓子としてロクムもいくつか出していただけました。どれも上品なお味で、モチモチして美味しい!
喜んでいたら、お店のおじちゃんがいそいそとやって来て「これも食べてみて(たぶんそう言っていたはず)」と、バラのフレイバーのロクムも試させてくれました。なんとも上品で華やかなお味にうっとり。
こちらも英語は全く通じず、欲しかった商品のスクリーンショットを見せて対応してもらいました。お店の方がとても感じ良くて、写真と身振り手振りのやり取りで問題なく欲しいものを入手できましたよ。
自宅用にもロクムを少し。しっかりバラの香りがして、甘さもあるので一粒食べるだけで満足感があります。金箔入りなのも、なんだか景気が良くて良いですね。


こちらの2店は、高級住宅街と言われるエリアにあり、とても上品な雰囲気。観光客はあまりいないので、英語は通じないものの、落ち着いてお買い物ができます。
いずれもお値段は他のお店で買うよりやや高めだと思いますが、相応の品質だと思います。ちょっと良いものをお土産にしたい!という時には、とってもおすすめです。
Hafiz Mustafa 1864:バクラヴァ・紅茶
イスタンブールに多数店舗がある伝統菓子屋さん、Hafiz Mustafa 1864。店名にある通り、1864年創業の老舗です。
上の写真は、旧市街で泊まったサナサリヤン ハンの近く、シルケジ駅の店舗ですが、タクシム広場やイスティクラル通り沿い、ガラタポートなどにも店舗があります。
店頭には、バクラヴァがずらりと並んでいます。ナッツのぎっしり入ったロクムもあり、詰め合わせで購入することもできます。バクラヴァは常温で3週間ぐらい日持ちするそうなので、缶に入れてもらって大事に持ち帰るのも良いですね。
店頭では、紅茶の茶葉やコーヒー豆も販売されています。缶入りのものはお土産にも良さそうでした。
私はイートインでいただきました。頼んだのは、ピスタチオとチョコレートのバクラヴァです。サクサクのパイ生地とピスタチオ、ココアの香りが良くあって美味しい!
3つで275トルコリラだったので、日本円だと1,000円強でしょうか。安くはないですが、ピスタチオが贅沢にたっぷり入っていて、手間もかかるお菓子なので、割高感はありません。かなりボリュームがありました。
店舗にもよりますが、シルケジやタクシム、イスティクラル通りのお店はなんと24時間営業。朝早くや夜遅くでも、お茶したりお買い物したりできるのがありがたいですね。
Ali Muhiddin Haci Bekir:ロクム・バクラヴァ
Ali Muhiddin Haci Bekir
住所:Katip Mustafa Çelebi, İstiklal Cd. No:83, 34433 Beyoğlu
公式:ホームページ、Instagram


最後にご紹介するのは、1777年創業、トルコ最古のお菓子屋さん「Ali Muhiddin Haci Bekir」。こちらはロクムの元祖とされるお店だそうです。
私は今回は時間がなく立ち寄れませんでしたが、こちらのロクムはあっと驚くほど美味しいそうで、気になります。一番人気はピスタチオだそうですが、ザクロのフレイバーも美味しそうです。


もちろんバクラヴァの取り扱いも。チョコレートもあるそうで、次回行く時には必ず訪れたいお店です。
イスタンブール新市街のお土産|雑貨編
トルコランプやチャイグラス、ハマム(トルコ式サウナ)グッズやオヤ(スカーフの縁飾り)など、お菓子以外にもお土産の選択肢が豊富なトルコ。
今回は小さなキャリーのみで出かけたため、雑貨は最小限に、なるべくかさばらないものを中心に購入しました。
Pera Family:タオル・石鹸
Pera Family
住所:41, Şahkulu, Galip Dede Cd., 34421 Beyoğlu
公式:Instagram


サウナ文化が盛んなトルコでは、ペシテマルという大判の綿タオルが使われています。薄手なので乾きやすく、吸水性が高いのが特徴。こちらの「Pera Family」では、自社工場でオリジナルのペシテマルやタオル、石鹸を作っているそうです。


私はこちらで、右上のワッフル地のタオルを2枚購入しました。洗うほどに柔らかくなってきて、使い心地も良いです。次回はぜひ、ペシテマルも購入してみたいところ。
Yakto Ipek Dokuma:ストールなど手織り製品
Yakto Ipek Dokuma
住所:Müeyyetzade, Yüksek Kaldırım Cd. No:31/A, 34425 Beyoğlu
公式:Instagram


「Yakto Ipek Dokuma」、はシルクやコットン、カシミヤの手織り製品のお店。店頭にある大きな機織り機が目印です。お店に入ると、看板猫ちゃんが迎えてくれますよ。
ずらりと並んだ商品は、全て手織りだそう。気になるものがあれば、一つ一つ広げて見せてもらえます。
シルクとカシミヤ、シルクとコットンなど、素材の組み合わせも豊富でした。店主ご夫妻もとても感じが良く、気持ちの良い空間です。
こちらでは、自分用に1枚薄手のストールを購入。店主さんが丁寧にラッピングしてくれました。
シルクカシミヤ素材で、薄くて軽いのに1枚でしっかり保温性があります。3月と言えどイスタンブールは朝晩3~5℃ぐらいだったので、その後の旅程や空港で活躍してくれました。
Bendis Galata:オヤ・雑貨


こちらのセレクトショップには、トルコの伝統的な縁飾りであるオヤを施したストールやアパレル、雑貨がずらりと並びます。


ガラタ塔のすぐ近くにあるお店なので、観光ついでに立ち寄るのにもぴったり。周辺にも可愛いお店がたくさんあるので、ショーウィンドウを覗きつつ、好みのテイストのお店に入るのがおすすめです。
Paşabahçe Mağazaları:ガラス製品・食器
Paşabahçe Mağazaları
住所:Gümüşsuyu, Mete Cd. Atatürk Kültür Merkezi No: 2/5, 34374 Beyoğlu
公式:ホームページ、Instagram




Paşabahçe(パシャバフチェ)は、18世紀創業のガラスや食器のお店です。今回は残念ながら時間が足りず行けませんでしたが、洗練されたデザインの商品ばかりで、次回は絶対行きたいと思っています。店舗もイスタンブールの各地にいくつかあります。


持って帰るのには気を使いそうですが、ハンドキャリーなら大丈夫ですね。元々宮殿の内装用のガラス製品を作るブランドというだけあって、トルコらしさとモダンさがうまく融合していて素敵です。
まとめ:新市街は落ち着いて買い物したい人に◎
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新市街は観光客も少なめで、旧市街より落ち着いた雰囲気の中でお買い物が楽しめる
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お菓子類はロクムやバクラヴァの名店が充実、日持ちするのでお土産にもぴったり
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雑貨なら軽くて実用的なペシテマルやストールがおすすめ
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英語が通じないお店も多いが、笑顔とジェスチャーで乗りきれる
限られた時間内ではありましたが、イスティクラル通りを中心に、充実したショッピングができました。旧市街よりも混雑していない上、価格交渉も必要ないので、落ち着いてお土産を選びたい方には新市街はおすすめです。
次回はぜひ、食器類やお菓子も色々と持ち帰りたいところ。早くまた行けますように!
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