2025年9月の慶州&釜山旅行では、南浦エリアに宿泊。ホテルから徒歩圏内の博物館、釜山近現代歴史館と、館内にあるカフェ、CASA BUSANOを訪問しました。
博物館もカフェも雰囲気が良く、お土産購入にもぴったりな場所だったので、今回の記事ではそれぞれの詳細についてご紹介します。
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釜山近現代歴史館 本館
近現代歴史館(부산근현대역사관)
📍釜山 中区 大庁路112
부산광역시 중구 대청로 112
観覧時間:9:00〜18:00(最終受付17:00)
休館日:毎週月曜、1月1日
入館料:無料
公式HP:https://www.busan.go.kr/mmch_jpn/index
NAVER MAP:https://naver.me/xgNSKPou
★日本語解説一部あり
釜山近現代歴史館は、旧韓国銀行釜山本部の建物を利用した博物館です。1876年の釜山開港から植民地時代、そして独立後〜1980年頃の歴史に関して、文書だけでなくさまざまな資料が展示されています。
解説はほぼ韓国語のみですが、入口に掲示されているQRコードを読み込めば、自分のスマホで日本語の解説を確認することができます。

植民地時代も扱っているので、日本に対して批判的な展示もあるだろうと思っていたのですが、個人的には非常にフラットな視点で解説されていると感じました。

こちらは植民地時代の街並みを再現した展示。正面のスクリーンに映像が流れ、当時の路面電車に乗っているかのような体験ができます。

「電車の中で、これだけは我慢してください」という注意喚起ポスターもありました。
- 真ん中に入らず(車両の)前後に立つ
- 物を置いて2席を独占する
- 車内で化粧する
- 2つの取手を使う
などなど、現代とあまり変わりませんね。

1960年代以降の、釜山の発展に関する展示も。これ以降の韓国は、民主化を求めて激動の時代に突入していくわけですが、その時代に関する展示もかなり豊富でした。
土曜でもそれほど混雑しておらず、じっくり静かに見学できたのですが、印象的だったのは若い人たちの姿をたくさん見かけたことです。


1階には小さなミュージアムショップもありました。釜山に行くと出迎えてくれる、あのカモメちゃんグッズが色々と売られています。だんだん愛着が湧いてくるこのカモメ、Busan Galmaegi(釜山カモメ)を略して「Boogi(ブギ)」という名前だそうです。ようやく知りました。
釜山近現代歴史館 別館
続いて向かったのは、本館のすぐ隣にある別館です。

こちらは日本統治時代の1929年、東洋拓殖株式会社の建物のとして建てられたもの。

解放後は米軍宿舎、アメリカ文化院として利用され、1999年から歴史館となったそうです。建物内は2023年にリニューアルされており、図書館、資料館、休憩スペースが一体となった市民の憩いの場になっていました。

勉強が捗りそうなスペースも多数あり、調べ物をしている人やテキストを広げている人の姿も。こんな図書館が近くにあったら、きっと通いたくなると思います。

別館は街歩きのついでに、休憩がてら立ち寄るにもぴったりな場所でした。
CASA BUSANO BMCH MUSEUM店

CASA BUSANO BMCH MUSEUM店
📍釜山 中区 大庁路112
부산광역시 중구 대청로 112
営業時間:9:00〜21:00(LO20:30)
公式Instagram:https://www.instagram.com/casabusano/
★日本語メニューなし
本館の1階には、釜山のおしゃれカフェ、CASA BUSANOも入っています。広安里の店舗に行った際、コーヒーがとても美味しかった記憶があったので、館内の見学後に立ち寄ってみました。
▼ 広安里の店舗についてはこちら
広安里のビーチ散歩とエスプレッソバー CASA BUSANO

元銀行らしいクラシックさと、どこか南国感のあるインテリアがマッチしています。
この日はクラシカルな服装の方達の集まりもあったようで、上品なツーピースやジャケットに身を包んだ人々が集っており、レトロな雰囲気が更に高まっていました。

こちらはかつて、銀行の窓口として利用されていたカウンターだそう。

このカウンターのクラシックな佇まいも、貝殻のようなスツールの背面も、とっても素敵。

パンやスイーツも充実していました。

ショーケースの左側、ずらりと並んだ焼き菓子はお持ち帰りも可能。「金塊ケーキ」として、後ほど紹介します。

私はラテをいただきました。やはり美味しい!

かつて金庫だったエリアは、テイクアウト専用の焼き菓子コーナーになっています。入口にオーダー用のタッチパネルがあり、ここから注文すると、希望に合わせて焼き菓子の詰め合わせを作ってもらえるのです。

その焼き菓子というのがこちら。「金塊ケーキ」としか呼びようのないルックスで、インパクトが絶大です。

フレイバーも複数あり、好みものものを選べます。

焼きたてのケーキも続々と運ばれていましたよ。いずれも結構どっしりした仕上がりで、口の中の水分を持っていかれるタイプだったので、お茶菓子としていただくのが良いと思います。

私はヴェローナチョコレート、ロイヤルアールグレイミルクティ、ボソン抹茶の3種を。パッケージの中にはオラクルカードまで入っていて、開ける楽しみのあるお菓子でした。
カフェは21時まで営業しているので、このエリアで落ち着いて美味しいコーヒーを楽しみたい時にもおすすめです。レトロでクラシカルな雰囲気が好きな方は、ぜひ一度立ち寄ってみてください。
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