韓国旅行で一度は泊まってみたい、韓屋(ハノク)ホテル。木の香りに包まれた静かな空間で、まるで時がゆっくり流れているような感覚を味わえます。
2025年9月の慶州&釜山旅行では、慶州で念願の韓屋ホテルに滞在しました。大満足の滞在になりましたが、実際に泊まってみて、韓屋ホテルならではの注意点もわかりました。
そこで今回は、韓屋ホテルの選び方や、滞在時の注意点に加え、今度ソウルで宿泊してみたい韓屋についてもまとめてみます。「どんな宿を選べばいいの?」「実際の泊まり心地は?」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
✔︎ この記事でわかること
- 韓屋(ハノク)ホテルの魅力とは
- 快適に滞在するための韓屋ホテル選びのポイント
- 実際に泊まって感じた注意点や失敗しないコツ
- ソウルで泊まりたいおすすめ韓屋ホテル3選
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慶州 快適な韓屋ホテル Gyeongju Hanokstay Darak レビュー
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韓国 古都・慶州と釜山を満喫!3泊4日の一人旅
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韓屋ホテルとは
韓屋(ハノク)ホテルとは、韓国の伝統家屋「韓屋」をリノベーションして宿泊施設として利用できるホテルのこと。木造建築ならではの温かみや、オンドル(床暖房)など、韓国らしい暮らしを体験できるのが特徴です。
韓屋ホテル選びのポイント

韓屋ホテル選びの一番のコツは、「伝統と快適性をどこまで両立したいか」を明確にすることです。
一口に韓屋ホテルといっても、そのバリエーションは様々。伝統的な様式をそのまま残したスタイルの宿もあれば、内部をモダンにリノベーションし、高級ホテルのような設備にしている宿も。気軽に泊まれるゲストハウスから、一棟貸しのラグジュアリーな宿泊施設もあり、価格帯も幅広いのが特徴です。
自分の旅のスタイルに合った宿を選べば、韓屋ステイがぐっと特別な体験になるでしょう。
設備のチェックは必須
古い韓屋では、トイレやシャワーが共用だったり、冷蔵庫などが設置されていないこともあります。快適さを求めるなら、リノベーション済みの韓屋ホテルがおすすめ。Wi-Fiや冷暖房の有無、シャワーの水圧、寝具など、現代的な設備の充実度を確認しておきましょう。
また、木造家屋なので冬の寒さが心配な方もいらっしゃるかもしれませんが、韓屋にはオンドル(床暖房)が備わっていることが多く、快適に過ごせます。気になる場合には、冬に滞在した人のレビューを確認しておきましょう。
立地で旅の印象が変わる
観光をメインにするなら、例えばソウルでは北村韓屋村や全州韓屋村など、伝統家屋が集まるエリアが便利です。主要観光地や地下鉄駅まで徒歩で移動できる立地なら、滞在中の移動もスムーズ。
一方、静かな環境で滞在そのものを楽しみたいなら、繁華街から少し離れた宿も検討するのがおすすめです。
部屋の広さを確認
韓屋はもともと部屋がコンパクトなので、荷物が多い場合には必ず広さを確認しましょう。Booking.comやExpediaなどの予約サイトには、室内の平米数の記載があります。レビューや写真で、スーツケースを広げるスペースや収納の有無を事前にチェックしておくと安心です。
レビューもチェック
韓屋ホテルは個人経営のところが多いため、宿ごとにサービスや雰囲気の差があります。日本人旅行者のレビューは、設備の使い勝手やスタッフの対応を具体的に知る手がかりになります。旅行サイトやGoogleマップで、事前に評価を確認しておくと良いでしょう。
韓屋ホテルに泊まる前に知っておきたい注意点

韓国らしい雰囲気を存分に楽しめる韓屋ホテルですが、伝統建築ゆえに、一般的なホテルとは少し勝手が違う点も。ここでは、実際に泊まってみて感じた「韓屋ホテル滞在時の注意点」をまとめてみました。
チェックイン方法の確認を
まず最初に注意したいのが、チェックイン方法。韓屋ホテルは個人経営の小規模宿が多く、スタッフが常駐していないことも珍しくありません。入口に番号ロックがついていて、事前に送られてくるパスワードで自分で入室する、セルフチェックイン方式の宿もあります。
事前に宿泊サイトのメッセージ機能などでチェックイン方法を確認しておくと安心です。
耳栓必須!音に注意
韓屋は木造建築なので、思っている以上に音が響きます。客室のレイアウトによっては、隣の部屋の話し声や足音が聞こえることもあり、音に敏感な人は気になることがあるかもしれません。もちろん自分もうるさくしないように気をつけたいところ。
エリアにもよりますが、観光地の近辺では早朝や深夜に外の音が聞こえることもあるので、耳栓を持っていくのがおすすめです。
荷物預かりは難しいことも
一般的なホテルのように「チェックイン前に荷物を預けたい」、「チェックアウト後に引き取りたい」という場合、韓屋ホテルでは対応が難しいことがあります。スタッフが常駐していない宿では、物理的に荷物を預けるスペースがないためです。
そのため、荷物を預かってもらいたい場合は、コインロッカーや荷物預かりサービスを活用するのが現実的。事前にロッカーの場所を調べておくとスムーズです。
荷物の扱いに注意
韓屋の木の床や敷居はとてもデリケート。スーツケースをゴロゴロ引いて入ると、木の床を傷つけてしまう可能性があります。宿の方からも「スーツケースは持ち上げてください」と言われることが多いので、できるだけコンパクトな荷物で行くのが◎です。
ソウルの代表的な韓屋ホテル3選
最後に、泊まってみたいソウルの韓屋ホテルもいくつかご紹介します。価格帯&タイプごとに、代表的な宿をピックアップしてみました。ホテル選びの参考になれば幸いです。
ラグジュアリー系:楽古斎(ラッコジェ)


ソウルの韓屋ホテルと言えば、真っ先に名前が上がる北村の楽古斎(ラッコジェ)。築140年以上の家屋を丁寧に修復した、1日に3組限定のラグジュアリーな宿です。
伝統家屋を生かしつつ、水回りは最新の設備にリノベーションされており、快適性でも高い評価を得ています。隅々までこだわりに溢れた洗練された空間で、街中にいながらタイプスリップしたような感覚を味わえると評判です。

韓定食、洋食から選べる朝食も楽しみの一つ。盛り付けや器も美しいのが特徴です。参鶏湯やピビンバなどの夕食を頼むこともできるので、おこもりステイを楽しむのも良いですね。
ブティックホテル系:ADAM HANOK

西村にあるADAM HANOKは、伝統的な家屋にモダンな家具やインテリアを組み合わせた、一軒家の韓屋ホテルです。

茶器セットも用意されており、滞在中にはゆっくりとしたティータイムを楽しめます。周辺にはソウルの高感度なショップやカフェも多数あり、街歩きを楽しめるのも魅力です。
ブティックホテル系:Hanok Hotel DAAM


少し価格を抑えて韓屋ホテルを楽しみたいなら、安国のHanok Hotel DAAMへ。全部で89室ある、韓屋ホテルとしては大きめの宿泊施設です。


こちらはホステルタイプの共用ルームと、個室があるのが特徴です。

朝食の評判も良く、大きな宿なのでチェックイン前後に荷物を預かってもらえるのも安心。駅からも近いので、街歩きも楽しみつつ、伝統的な雰囲気を味わってみたい人におすすめです。
まとめ:伝統と快適さのバランスがポイント
韓屋ホテルは、韓国の伝統建築を肌で感じられる特別な宿泊体験です。静かな中庭や木の香り、オンドルのぬくもりに包まれて過ごす時間は、まさに非日常体験。
一方で、建物の構造上どうしても一般ホテルとは異なる点もあるため、設備・立地・広さなどの事前確認は欠かせません。それだけで、滞在の快適さがぐんと上がるでしょう。
ソウルや慶州、全州など、韓国各地に魅力的な韓屋ホテルが増えています。次の旅では、ぜひ伝統とモダンが融合した韓屋ステイを体験してみてください。きっと心に残る旅になるはずです。
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