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【フランス】田舎のオーベルジュ「Auberge de la Caillère」(2023.12)

初日の宿は、シャンボール城から車で30分ほどの距離にあるオーベルジュにしました。オーベルジュは簡単に言うと「宿泊施設のあるレストラン」です。お腹いっぱい食べた後、お部屋ですぐに寛げるところが楽〜!

 

この日は年末、しかも田舎町に行くプランだったので、万が一晩ごはんにありつけなくなったら悲劇だと思い、宿泊と共にレストランの予約ができるところを探しました。正直このエリアの宿の情報は検索してもそんなに出てこないので、地道はGoogleマップと睨めっこしつつ、一つ一つレビューを確認しながら「Auberge de la Caillère」という宿を選択。

 

 

オーベルジュ ドゥ ラ カイエール Auberge de la Caillère

 

こちらのビストロはミシュランガイドに掲載されているとのことで、わくわくしながら向かいます。

 

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到着!スタッフの方たちが皆さんとっても感じよく親切で、これは当たり宿の予感がする…!

 

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お部屋も広くて快適です!バルコニーから直接お庭に出られる作りでした。すかさずトコちゃんチェックも実施して一安心。断熱が良いのか、暖房をつけなくてもお部屋がぽかぽかです。

 

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キャビネットの上にはハーブティやコーヒーが用意されていました。お水はペットボトルではなく、ガラスのボトルに入っています。最近はペットボトルを置かないホテルも増えてきていますね。


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お庭からレストランが見えます。きっと夏場はテラスから先に埋まるのでしょう。

 

 

こちらのオーベルジュには、カジュアルなビストロと、もう少し高級感のあるレストランが併設されています。気楽に楽しみたかったので、我々はビストロを予約していました。

 

 

まずはカリカリのバゲットにリエット。美味しくてあっという間に無くなりました。

 

 

前菜はフォワグラにしました。日本にいる時はそんなに食べない食材ですが、フランスで食べると本当に美味しいんですよね…ここでもパンが進む。

 

 

メインは魚介のスープにしました。ロワールのあたりは内陸なので、お肉の方が良いかなとも思ったんですが、事前に見ていた写真が美味しそうで、つい。お魚は確かスズキだったと思います。具材たっぷり、スープと言うより濃厚なソースが絡まっている感じで、こちらも美味しかった〜!

 

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夫が頼んでいたお肉も一口味見させてもらいましたが、めちゃくちゃ濃くてこちらも美味しかったです。ギュッと詰まったお肉の旨味!

 

このお肉、メニューには「Chez Manu(たぶんお店の名前)スタイルの熟成フェイクフィレ」と書いてあり、これは何だ?となりました。ウェイターさんに質問したところ「とにかくすごいお肉、熱烈レコメンド」と言われ、聞いたけど結局全然わからない…でもそんなにお勧めなら頼んでみよう、となったお料理です。かなり大きいサイズのお肉で、付け合わせのフレンチフライも食べても食べても無くならないぐらい山盛りだったので、お腹いっぱいになりました。

 

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デザートどうする〜?と嬉しそうに尋ねられましたが、我々には珍しくお腹がいっぱいでデザートをパス。コーヒーと一緒に出てきたゼリー菓子1粒で十分満足できました。

 

 

 


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翌朝は8時半頃に起床。これは…時差ぼけなのか?不思議とすっきり目が覚めました。まだ外がかなり薄暗く、緯度の違いを感じます。

 

 

早速朝ごはんを食べに、昨夜のビストロへ。パンもハムも、種類が豊富で嬉しい〜!チーズも何種か出ていました。フランス人は一般的に朝は甘いパン+コーヒーだけ、という朝ごはんをとることが多いようで、お手頃価格のホテルだと朝ごはんのビュッフェもそれほど品数がないことが結構あります。ここはかなり充実していると思いました。

 

前夜、思っていたより宿泊客が多かったことに驚いたのですが(着いた時にはガラガラだった駐車場が、気づいたらいっぱいでした)、朝ごはんはおそらく私たちが一番乗りでした。日本にいる時はこんなこと絶対にないので、何だか成長したような(?)気分を味わえます。でもフランス人ののんびりペース、良いよね。

 

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たくさん並んだパンに興奮したものの、あまり欲張りすぎず、パン・オ・ショコラとブリオッシュをいただきました。フランスで食べるパン、夢のように美味しいです。バターの香りも小麦の香りも豊かで、これがパン…これが本家…!と感動を覚えます。

 

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ハムやチーズも色々置いてありました。フルーツとヨーグルトまでしっかりいただいて、朝からまたお腹いっぱい。


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ご飯を食べていたら、ようやく日が昇りました。青空が気持ち良いですね。予感通りの当たり宿を後にして、次の目的地、陶磁器で有名なリモージュに向かいます。