※2025年8月最新情報※
レストラン「SOWER」ですが、残念ながら1月から休業となっているそうです。夏以降の営業再開に向け、現在準備中とのことです。
2024年9月の上旬、大好きな日本のオーベルジュであるロテル・デュ・ラクに行ってきました。
ここは何と言っても併設のレストラン「SOWER」が素晴らしいのですが、レイクビューのお部屋も快適で、琵琶湖湖畔の空気も気持ちよく、とにかくリフレッシュに最適な場所なのです。今日はその時の模様を振り返ります。
ロテル・デュ・ラク
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概要
ロテル・デュ・ラクは滋賀の琵琶湖国定公園の中にあり、約4万坪の広大な敷地の中にお部屋はわずか15室と、ゆったり過ごせるオーベルジュです。メイン棟内のお部屋と、ヴィラタイプのお部屋があり、ヴィラの中には愛犬と一緒に泊まれるお部屋もあります。
そしてなんと言ってもこちらでの楽しみはレストラン。湖北地方の食材をふんだんに使った、洗練されたイノベーティブなお料理をいただけるのです。


こちらは昨年の12月に行った時のお料理。シェフはかつてINUAで料理長を務めた、アメリカ人のコールマン・グリフィン氏です。
アクセス
ホテルは琵琶湖の北側、湖北エリアにあります。大阪市内からだと順調に行って車で2時間程度、名古屋からなら1時間30分程度です。冬は積雪のあるエリアなので、車で行く場合は事前に天候をしっかり確認する必要があります。

引用元:公式ホームページ
最寄駅はJR湖西線の永原駅です。京都駅から最短で1時間10分程度ですが、本数があまり多くないので、事前に時刻表をしっかり確認しておくのがおすすめです。
永原駅からホテルまでは車だと5分程度ですが、歩くと1時間ほどかかる上、タクシーが常駐している駅でもないので、駅からは送迎をお願いするのが良さそうです(要予約)。北陸新幹線が延伸したので、福井方面からも行きやすくなりましたね。

この辺りまで来ると、大津や草津などの南側から見るのとは全然違う、琵琶湖の雄大さに驚きます。
館内設備

そんな雄大な琵琶湖沿いに、ホテルがあります。こちらは元々はNTTの保養所だったようです。バブルの名残の、まだ日本にお金があった頃の建物、という感じがします。
レセプション

入ると、目の前にはこんなスペースが広がります。

向かって右手側がレセプションです。私たちは利用したことがありませんが、このまま進むと貸切風呂もあるそうです。
ショップ



ショップにはホテルオリジナルのグッズを始め、近隣で作られたものが並んでいます。レストランで提供されているお酒も販売されていましたよ。
ラウンジ

レセプションから下に降りると、レストランとラウンジスペースです。

ここからも外がよく見えて、気持ちが良いですね。

ラウンジスペースには滋賀に関する書籍もあり、コーヒーも飲めるので、食後にここで寛いでいる方もお見かけしました。
アウトドア施設

ホテルの目の前は琵琶湖、すぐ裏は山です。ホテルの前にはテニスコートとプールがあります。日によってはこのテニスコートの中を、お猿さんたちが闊歩していることも…近くで見たら意外と大きくてちょっと怖いのですが、あちらからすれば我々の方が侵入者かも。鹿もよく出るそうです。
チェックイン時にピクニックバッグを渡してもらえるので、飲み物やおやつを持って敷地以内でピクニックすることもできます。

道路を渡って、湖のほとりまで行くこともできます。琵琶湖の夕暮れが綺麗でしたが、蚊が多くて早々に退散。現実は厳しいのだ…

裏手の丘まで行くと、ホテル全体と琵琶湖を一望できます。ここにはテーブルとチェアも用意されていました。この写真は冬に行った時のものですが、お天気が良くても悪くても、琵琶湖の見える景色が素敵です。夜は星がたくさん見えますよ。
客室


今回はメイン棟内のツインルームを予約。ドアを開けてすぐの、この廊下の感じも良いですね。
全室レイクビューで、お部屋自体もとてもゆったりした作りです。こちらが一番狭いお部屋ですが、それでも40平米あります。初めて来たときにはヴィラに泊まったのですが、私は館内からそのままレストランに行けるこちらの方が好きです。

YouTubeやNetflixも視聴可能なテレビだったので、ゆっくり映画を観たりして過ごしました。館内ではフリーWi-Fiが利用できます。スピードはそんなに速くありませんが、ネットサーフィンをするぐらいなら十分です。

こちらは飲み物とおやつコーナー。おやつは玄米茶味のメレンゲとナッツでした。もっと食べたい人はおやつを持参しましょう。

冷蔵庫内のドリンクはサービスです。右の缶入りのミネラルウォーターはガス入り。

9月の上旬まではプールが利用できるそうです。写真が切れていますが、上にあるのがピクニック用のバッグです。

静かで本当に気持ちの良い空間です。湖に浮かぶ小さな竹生島(ちくぶしま)も、お部屋から良く見えます。

お風呂も広々。冬に来ると、床暖が入っていて気持ちが良いです。

一通りのアメニティは揃っていますね。入浴剤もあります。ドライヤーも風量しっかり。

シャンプー類はWaphytoという、日本のフィトテラピーのブランドのもの。どれもリラックスできる香りで、使用感も良かったです。

パジャマはキャビネットの中に入っています。ワッフル生地のセパレートタイプで、着心地が良くて好きです。
レストラン SOWERと朝食について


レストラン SOWERのディナー
それでは、おまちかねのレストランへ。


オープンキッチンで、お料理の様子がよく見えます。スタッフの方たちも多国籍で、なんだか日本じゃないみたいな雰囲気なんです。皆さんいきいきしていて、雰囲気が良いのはシェフとサービスマネージャーのキャシーさんのお人柄ゆえでしょう。

この日のメニューはこちら。食材名だけの記載で、どんな料理が出てくるかはお楽しみです。

1品目は蛤と枝豆。蛤出汁に包まれたお豆腐が最高でした。

2品目は椎茸と鴨のハム。ジュースたっぷり、レモンの香りがほのかに漂います。

コリンキーに包まれたビワマス。自家製かぼちゃ味噌でいただきます。

続いて鮎。頭と胴体が分かれていてインパクト大。苦味と胡瓜&玉ねぎの組み合わせが爽やかです。

にんにく味噌で炊いた茄子に、イカとキクラゲ、スモークチキンスープ。香りと旨みの重なりが最高。

モーレ(メキシコ風ソース)の材料紹介。シェフのルーツにちなむスペシャルメニューです。

モーレに漬け込んだタコ。スパイシーで奥深い味わい。

メインディッシュは鹿肉。松の香りがほんのりと。

ブラッドソーセージも登場。しっかりとしたコクがあります。

締めはごぼうとへしこの土鍋ご飯。椎茸出汁でお茶漬けにもできます。


デザートはアドベリーのソルベ、そして焼き立てのメロンパン!

外カリッ、中ふんわりの絶品メロンパンに感動。食後のハーブティで大満足でした。
朝食
朝食も、同じレストランでの提供です。

本日のジュースはコンブチャでした。コンブチャ、流行ってますねえ。朝一番に発酵食品を摂ると、なんだか体に良い気がします。

続いて、コールラビのポタージュ。優しい甘さです。

トマトソースに卵を落としたシャクシュカはイスラエル料理。焼きたての自家製パンも美味しくて、あっという間に完食。

右からマス、サラダ、そしてヨーグルト。多過ぎず少な過ぎず、ちょうど良い朝ごはんの量です。

この日は快晴!せっかくなので、ホテルをチェックアウトしてから、少し福井方面に向かうことにしました。
▼鯖街道の熊川宿に行きました!
まとめ
大阪からは少し距離がありますが、その分非日常感も味わえて、リフレッシュできるオーベルジュです。何より美味しいお食事をいただいてから、すぐにお部屋で寛げるのが最高です。またメニューが変わるたびに訪問したい、素敵な場所です。
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