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【滋賀】秋の竹生島 フェリーに乗って観光&食べ歩き(2024.10)

日本一大きな湖である琵琶湖には、4つの島が浮かんでいます。10月末に、その中で2番目に大きい島である、竹生島(ちくぶしま)に行ってきました。

 

滋賀県の琵琶湖に浮かぶ竹生島。古来から「神の住む島」といわれています。

周囲2キロメートルあまりの小島の竹生島(ちくぶしま)には、芸能の神である日本三弁財天の一つに数えられる宝厳寺(ほうごんじ)や都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)があり、昔から人々の信仰を集めてきました。国宝や重要文化財など歴史的建造物も数多くあります。「神の住む島」の名前にふさわしい神秘的な雰囲気が島全体を覆います。

琵琶湖に浮かぶ神の住む島、水と芸能を司る天女に会いに行く - ANA

 

竹生島の人口はゼロ。島内には神社とお寺があり、神様と仏様だけが住む島です。周囲わずか2キロの小さな島ですが、古来より信仰を集めていた強力なパワースポットで、今でもたくさんの参拝客が訪れる場所です。ちょうどこれからの時期は紅葉も楽しめるそうです。行き帰りのフェリーも楽しく、良い小旅行になったので、今回は竹生島について紹介します。

 

 

 

竹生島へのアクセスとフェリー

竹生島へのフェリー

竹生島までは、長浜港、今津港の2箇所から船が出ています。

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引用元:琵琶湖汽船ホームページ

航路にはいくつかのパターンがあります。

【往復ルート】
・長浜港↔︎竹生島(所要時間:約35分)
・今津港↔︎竹生島(所要時間:約25分)

【横断ルート】
・長浜港→竹生島→今津港
・今津港→竹生島→長浜港

 

時刻表はこちらです。冬(12月上旬~3月上旬)は本数が減るのでご注意くださいね。現地での滞在時間は90分程度のパターンが多いですが、横断ルートの場合接続の関係で滞在時間が短くなることがあります。

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私たちは今回、長浜港から乗ることにしました。駐車場もあるので、車を停めてすぐに乗船が可能ですよ。乗り場の中には待合スペースがあり、滋賀のお土産も少しだけ置いてありました。

 

竹生島クルーズの価格と予約

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長浜港からの往復料金は3,400円、今津港からの往復料金は3,000円です。横断コースの場合は3,200円です。

 

我々は急に思い立って出かけたので現地でチケットを買いましたが、時期によっては混むこともあるようなので、事前に予約しておく方が安心だと思います。

 

見たところKKdayで予約するのが一番安そうです。早めに予定が決まっている方は、こちらを利用すると良いかもしれませんね。

 

フェリーについて

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では、早速乗船です!

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デッキから景色を見ることもできます。上の席はあっという間に埋まってしまうので、外を眺めたい方は早めに並ぶことをお勧めします。

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室内の座席はこんな感じです。中では滋賀や琵琶湖の歴史にまつわるビデオが流れており、なかなか面白かったです。浅井長政について詳しくなりました。

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それでは、いよいよ出港です。

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職員の方が大きく手を振ってくれます。行ってきまーす!

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琵琶湖の雄大な風景を堪能できます。こうして北の方まで来ると、琵琶湖は本当に大きいのだなあと実感できます。

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35分ほどかかると聞いていましたが、外を眺めたり写真を撮ったりしていたら、あっという間です。

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神社の鳥居も見えてきました。周りの小舟の人たちは、釣りをしているようです。

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それでは、上陸!

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上の方に長い階段が見えています。後ほどここを昇りますよ〜!

 

 

竹生島での食べ歩き

島内には、参道沿いにお店が2軒あります。いずれも店内に少し席があり、簡単なお食事ができます。食べ歩きと言うにはちょっとこじんまりしていますが、どちらも良い感じのお店だったので、2軒をハシゴするのが良いと思います。

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竹生島のお店①:野坂みやげ店

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味のある看板が目印の、野坂みやげ店さん。こちらでは滋賀おでんや揚げ餅、大判焼きなどいただくことができます。滋賀の地酒やソフトクリームの取り扱いもありますよ。

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私たちは滋賀おでんと弁天あげもちを食べてみることにしました。


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あげもちはお醤油が香ばしく、甘しょっぱい味がお団子風の粒感のあるお餅によく合います。滋賀おでんには滋賀の名産品である赤こんにゃく、丁子麩に加えて、伊吹たまごに柚子味噌が添えられていました。丁子麩がモッチモチで美味しい!赤こんにゃくも好物なので嬉しいです。


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店内で売っていたので、買ってみました。戻して辛子醤油で食べても美味しいのだそうです。

 

竹生島のお店②:ここや

もう1つのお店はちょっと新しそうな感じです。こちらは近江牛まん、近江牛カレーパンなどと一緒に、ビールやコーヒーがいただけるお店です。

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ぶどうのサイダーと、近江牛まんを頼みました。夏にはかき氷もあるそうです。

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すぐにいただきます!

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さすが近江牛、お肉の味がしっかりしています。割と大きめサイズなのと味が濃いめなので、これは2人で1つを分けるのがちょうど良かったです。

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お天気が良い日なら、テイクアウトして外に座って食べるのも良いかもしれません。

 

 

竹生島の観光

竹生島観光の所要時間

竹生島には、日本三大弁才天の一つに数えられる「大弁才天」を安置する宝厳寺と、国宝の都久夫須麻神社(竹生島神社)があります。上陸時間が80〜90分の場合、2か所に参拝して、最後にちょっと軽食タイムを取ると、ちょうど良い時間になります。

 

宝厳寺

まずは宝厳寺へ。船着場から本堂まで、「祈りの階段」と呼ばれる165段の急な石段を登っていきます。結構急なので、歩きやすい靴推奨です。

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手を清めます。

こんな感じの階段を上がっていきます。日頃の運動不足を痛感!

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本堂が見えてきました。左側に社務所があり、こちらで御朱印をいただけます。

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不動明王さんが素敵です。

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では、本堂へ。ご本尊はもちろん、弁財天様です。三大弁財天の中でここが一番古いので、「大弁財天」と称するのだそうです。巡礼の方もお見かけしました。

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本堂にはお願いだるまがあり、こちらに願い事を書いて奉納することができますよ。

三重塔は平成12年に再建されたものです。元々の塔は文明19年(1487年)に建立され、江戸初期に落雷で焼失したまま350年が経過していたところ、宮大工を務めた阿部家で図面が発見され、それを元に再建したのだそうです。そんな昔の図面が残っていたことも、その図面を元に再建ができたのも凄いことですね。

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ここから下を見下ろすと、ずいぶん上まで登ってきたことがわかります。

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続いて、国宝の唐門へ。

実はこの唐門は、豊臣秀吉が建てた大阪城極楽橋の一部で、現存する唯一の大阪城遺構です。あなた、大阪城の一部だったのね…!

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唐門は2020年の春に修復工事が完了したばかりで、調査に基づいて色彩も再現されています。安土桃山らしい派手さのある門ですね。

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中の色合いも、大変な美しさです。外の緑と相まって、とても落ち着きます。

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実に立派な舞台造。この建物部分は、慶長8年(1603年)の建立であると考えられているそうです。

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廊下がまた素晴らしい…!

この渡り廊下は「舟廊下」と呼ばれ、豊臣秀吉が朝鮮出兵に使用した御座船である「日本丸」の船櫓の材料を用いて建てたという伝承があるそうです。

重要文化財ですね。

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この廊下を渡ると、次に現れるのは神社です。

 

都久夫須麻神社(竹生島神社)


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竹生島神社も、本殿は国宝です。

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こちらは伏見城の中の「日暮御殿」の遺構だとされています。日暮御殿は豊臣秀吉が時の天皇を迎えるため、その時代の粋を尽くして作ったとのことで、狩野永徳、光信が天井絵や襖絵を描いています。

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向かい側には拝殿があります。御朱印はこちらでいただけますよ。

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厄除けかわらけ、やってみます。

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1枚目に名前を書いて、2枚目に願い事を書きます。ペンがカサカサでなかなか色が出ませんでしたが、何とか判読できるように書けました。

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この鳥居に向かって願い事を書いた小皿を投げ、小皿が鳥居を潜れば願い事が叶うそうです。これが想像以上にコントロールが難しくて、私の願い事は叶う気配がありませんでした…

この拝殿からの景色の素晴らしさ!確かにここは神様の住むところに違いない。実感が持てました。

先ほど通った舟廊下を、今度は下から見上げながら進んでいきます。ここを抜けると、一番最初に上がった階段まで戻ることができますよ。

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滞在時間90分は短いような気がしていましたが、しっかり観光もして軽くお食事もして、ちょうどぴったり。充実の90分間でした。

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ふと思い立って立ち寄ってみた竹生島ですが、とてもリフレッシュできました。今度はまた別の季節にも再訪してみたいです。

▼公式サイトはこちら

 

今回、竹生島に寄ってから宿泊したのは、湖北エリアのお気に入りオーベルジュ、ロテル・デュ・ラクです。ホテルからは今津港まで車で約20分、長浜港まで約50分と、ついでに立ち寄るにはちょうど良い立地でした。

 

ロテル・デュ・ラクには先日も行ったばかりでしたが、どうしても参加したいイベントがあり、短期間で再訪してしまいました。何回行っても楽しくて美味しい宿です。宿泊の前後に竹生島に立ち寄るプラン、おすすめです!

 

▼宿泊したロテル・デュ・ラクの詳細はこちら

 

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