2025年ゴールデンウィークに滞在した、JWマリオットチェジュ リゾート&スパ。済州島の南側、西帰浦に位置するこのリゾートホテルに、マリオットポイントを利用して2泊してきました。今回はその宿泊体験を、
の3回に分けてレポートしています。第3回目のこの記事では、ホテル内のレストランについてご紹介。また、合わせて近隣のレストラン事情についても簡単にまとめました。ホテル内外での食事事情が気になっている方に、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
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✔︎ この記事でわかること
- JWマリオットチェジュ内レストラン(朝食・ディナー)の詳細
- YEOUMULでのディナーコース体験のリアルな様子
- ラウンジでのティータイムの雰囲気
- ホテル周辺にあるおすすめ飲食店や注意点
JWマリオットチェジュのレストランについて
ホテル内には、3つのレストランとラウンジがあります(営業時間などの詳細はこちら)。
- ISLAND KITCHEN:オールデイダイニング
- THE FLYING HOG:グリル料理
- YEOUMUL:和食
- THE LOUNGE:ロビーラウンジ
いずれもtable checkで予約可能ですが、直前の場合はホテルで直接依頼する方が良さそうです。
ISLAND KITCHEN
アイランド・キッチンは、朝から夜まで通し営業するオールデイダイニング。朝食会場もこちらです。お子様メニューもあるので、小さいお子さん連れの方は、ここを利用することが多いのではないでしょうか。明るく開放的な雰囲気のレストランです。
THE FLYING HOG
THE FLYING HOGはステーキハウスで、夜のみの営業です。ドレスコードはスマートカジュアルで、サンダルやトレーニングウェア、男性の半ズボンはご遠慮くださいとのこと。
こちらはコースだと一人150,000ウォン、2人分のセットメニューの場合190,000ウォン。アレルギー食材については予約時に伝える必要があります。
YEOUMUL(ヨウムル)
和食レストランのヨウムルも、同じく夜のみの営業です。こちらには13歳以下のお子様は入れません。
こちらのレストランは200,000ウォンの季節のおまかせコースのみで、アレルギー食材については予約時に伝える必要があります。アイランド・キッチンの隣ですが、こちらは日本食らしくカウンターがあり、ぐっと落ち着いた雰囲気です。
THE LOUNGE
ラウンジはクラブラウンジではなく、通常のロビーラウンジとして11時から21時まで営業しています。アフタヌーンティーを希望する場合には予約が必要ですが、ふらりと飛び込みでお茶することもできます。
今回利用したレストラン&ラウンジ
今回、1泊目はホテル近くの黒豚グリルお店に行ったため、2泊目は同じくグリル料理のTHE FLYING HOGではなく、日本食のヨウムルを予約してみました。
アイランド・キッチンは朝食で、ラウンジは午後のお茶で利用したので、その時の様子もご紹介します。
ISLANDキッチンの朝食
アイランド・きっちんでの朝食は7時から。
長い廊下をずんずん歩いて、入り口に向かいます。
朝食はパン+サラダ、ヨーグルトの基本セットに、メインを1品選ぶ形式です。メニューは残念ながら日本語はないそうで、韓国語か英語です。
もうね、このパンとサラダ、ヨーグルトだけでも十分すぎるぐらいのボリュームなんです。なので、メインはこのサラダぐらいの量なのかしら…と思っていたら!
なんと、がっつり1食分、それも定食サイズのトレイが出てきてびっくり。さすが、誰もがよく食べる韓国です。私は初日はアワビ粥にしました。アワビは済州島の南西の島、加波島(カパド)のものだそうです。
もちろん美味しかったのですが、とにかくすごい量でした。なんとこの私がお昼ご飯をスキップするほど満腹に。食が細い人なら、メインは頼まずパンとサラダだけでも十分だと思います。


2日目は「今日のおすすめは断然、うなぎの釜飯です!」とお聞きしたので、それをお願いすることに。こちらもしっかり量があり、やはりまたお昼はスキップすることに…。この日はサラダにタコが入っていたのも嬉しかったです。
THE LOUNGEでティータイム
2日目は雨だったので、ラウンジでゆっくりお茶をすることに。
チェジュのお茶セットにしてみました。何煎か飲めるお茶と追加の茶葉、お茶菓子がセットになっています。


ポットのお湯も持ってきていただけるので、好きなタイミングでお茶を淹れ直すことができます。こういうゆったりしたお茶時間はとても良いですね。
ラウンジの一角には、ショップも併設されています。
アイスクリームもいただけます。中を行き交うキッズたちがみんなアイスクリームを握りしめていましたが、これは1スクープ7,000ウォンもする高級なアイスです。


オリジナルグッズやケーキも売っていました。
さすがみかんの島です。ここでもみかんがしっかりプッシュされていました。
ラウンジからの帰り、「初めての済州旅行でいらっしゃるとお聞きしました。良かったらこちらもお召し上がりください」と、カップケーキをいただきました。こういうお気遣い、なんだか嬉しいですよね。
上は甘いクリームでしたが、中はしっとりしたチョコレートのカップケーキで、美味しかったです。
YEOUMUL(ヨウムル)
滞在2泊目の夜は、日本食レストランのヨウムルへ。季節ごとにテーマがあり、そのイメージに沿ったお料理がコースで出てくるのだそうです。
この時は「また、春」というテーマ。シェフが済州で過ごす二度目の春なので…とのことでした。カードに描かれた絵は、シェフが撮った写真をもとにデザインチームが作成してくれたものだそうです。
店名になっている「ヨウムル」とは、韓国語で「狐の水」のこと。この辺りの伝承が元になっているそうです。この一つ上にある写真に英訳があるので、ご興味のある方は覗いてみてくださいね。メニューもなんだか詩的です。
お料理については、1皿ずつシェフが丁寧に説明してくれます。「春になると、済州のこのエリアで見える花畑の景色をイメージしています」など、何からインスピレーションを受けたかも教えてもらえて、とても楽しめました。
飾り皿は済州の作家さんの作品。海の生き物をぎっしり描いた、素朴なかわいいお皿です。
和食店らしく日本酒のペアリングコースもあり、夫はそれをお願いしていました。レストランマネージャーの方が「日本の方に日本酒の説明をするのは緊張します」と仰っていて、それは確かにそうかも…と思いました。
このマネージャーさんがとても明るくてかわいらしい方で、「日本の生ビールは最高です!そのためだけに日本に行きたいぐらい最高です!」と熱心に説明してくれて、それを聞いてそれまで黙々と調理をされていたシェフが日本語でぽそっと「彼女は酒飲みです」と仰ったのが面白かったです。
お箸にも狐のモチーフが。


お皿が運ばれてくる前に、食材の案内カードを出していただけるところも親切でよかったです。
早速一皿目。イシガレイを使った温かい汁物でした。上の麩菓子のような生地を砕いて、一緒にいただきます。
済州島の至る所で見られる、石垣をイメージした2皿目。まるで石のように見える下の生地まで、すべて食べられます。本当に石垣からお花や若葉が出ているような仕上がりでした。
3皿目は「島の春」。柔らかくて甘い甲イカが使われています。美味しい。
続いて出てきたのは、ボラ。なんとなく臭みのあるイメージでしたが、まったくそんなことはありませんでした。カリッと焼けた皮と、お豆のソースがよく合います。
5皿目はカレイとたけのこ、ノビルを使った、これも春らしい1皿。
6皿目。貝の上に載っているのかと思いきや、「下の黒い部分もパイになっているので、ぜひ一口で」とのこと。
サックサクのパイに、ねっとり甘い甘えびがよく合って美味しい!
7皿目は、たらの芽。韓国でも山菜は春の楽しみの一つだそうです。
続いて、お肉料理。岩塩のプレートの上で、脂のおいしい韓牛(ハヌ)を炙ってくれます。
添えられた山菜も、しっかり味の濃いトマトも美味!お肉はお味が濃厚なので、これぐらいの量でも十分に満足です。
締めのご飯は、クボガイという小さな巻貝の入った味噌味のお雑炊でした。この貝は済州では「ボマル」と呼ばれ、チェジュの郷土料理によく使われるのだそうです。
「おかわりもあるのでよかったらどうぞ」とのことでしたが、お腹がいっぱいになり一膳にしておきました。
最初から最後までストーリー性のある、面白いお食事体験ができました。伝統的な和食と言うよりは、済州の素材を生かした和食ベースのフュージョン料理という感じです。お出汁を使った王道の和食を期待する人は不満を感じるかもしれませんが、日本と済州島のちょうど中間地点を見た感覚があり、私はとても楽しくいただきました。
聞けばシェフはトロントの和食店にいらしたそうで、同僚が全員日本人だったため、日本語もそこで学んだとのこと。「もうかなり前のことなので、日本語が下手ですみません」と仰っていましたが全然そんなことはなく、食材の名前も日本語で教えていただけてありがたかったです。もちろん英語もお上手でした。やはり作り手の方の考えを聞きながらいただくと、楽しみが倍増しますね。
ホテル周辺のレストラン
ホテルの西側にはレストランやカフェが色々あり、いずれも徒歩10〜15分圏内です。
中でも、初日に行った黒豚グリルのお店は最高でした。ホテルと比較するとかなりお安く美味しいお肉を食べられるので、とってもおすすめです。
焼肉以外にも、ククス(麺)のお店や和食店、ギリシャ料理店なども。お店によってかなり評価に差があったので、事前にGoogleマップとNAVER MAPのレビューをよく見て選ぶ方が良さそうです。
▼黒豚グリルのお店はこちら
もう少し足を伸ばして、西帰浦の街中まで行けば選択肢も更に広がります。特に海鮮のお店は、ホテル周辺よりかなり多いはず。車で10分ぐらいなので、十分気軽に出かけられる距離感です。
まとめ
1〜2泊程度ならホテル内でも完結できるほど、レストランの選択肢が豊富なJWマリオットチェジュ。それぞれに特色があるので、気分に合わせて選べるのも良いですね。
次回もし訪れる機会があれば、今度はTHE FLYING HOGのグリル料理や、ホテル周辺の景色の良いカフェも訪れてみたいところです。
JWマリオットを堪能した、済州旅行記はこちら
済州島旅行記|GW4泊5日!大自然とグルメをゆるく楽しむ旅
JWマリオットチェジュ リゾート&スパ宿泊記①|アクセス・施設編
JWマリオットチェジュ リゾート&スパ宿泊記②|客室編
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