2025年5月に訪れた済州島では、前半は西帰浦のJWマリオットでリゾート気分を、後半は済州市内で街歩きを楽しみました。
済州市の街中は、空港の南側の新済州エリアと、市庁舎付近の古くからの繁華街、旧済州エリアに分かれています。今回は新済州エリアのホテルに滞在し、ホテルから徒歩圏内のお店をいくつか訪問。
この記事では、太刀魚煮込み、蟹、黒豚と、済州島の海鮮とお肉を楽しめる3軒のお店の詳細をまとめてご紹介します。済州市内のローカルグルメ情報をお探しの方の参考になれば幸いです。
✔︎ この記事でわかること
- 済州島・新済州エリアで徒歩圏内のおすすめグルメ3店
- 太刀魚煮込み、ズワイガニ、黒豚の実食レポート
- 各店のメニュー情報や注文時の注意点
- 店内の雰囲気やサービス面での印象
eクムドンジ(이금돈지)|太刀魚煮込み
eクムドンジ(이금돈지)
📍済州市 老蓮路 143
제주 제주시 노연로 143
営業時間:9:00~22:00
NAVER MAP:https://naver.me/GL8JeO0S
★日本語メニューあり
★駐車場あり
まず一つ目は、カルチジョリム(太刀魚の煮込み)が食べたくて探したお店です。地元の人に人気だそうで、私たちが訪れた時間帯にも次から次へと地元のご家族連れが入ってきていました。


※メニューはタップで拡大できます。
日本語の説明があるところがありがたいですね。セットメニューがあったので、大人しくそれを注文。2人前で99,000ウォンです。
2人前のセットだとタコは入らないようで、夫はタコ食べたさに「3人前にしよう」などと呼びかけてきましたが、1人前ですら量の多い韓国で、いくら食欲旺盛な我々でも3人前はさすがに無理だと思い却下。
早速おかずが出てきました。ちょこちょこつまみながら待機。
コンロ2つと、長い台もやってきました。期待が高まります!このタイミングで、すごい人数の韓国人おじさん&おばさんがお店にやってきて、我々はしばし放置されました。
しばらく待った後、お店の方が「待たせて申し訳なかったので、タコをサービスで入れましたからね!」と言いながら、お鍋(鍋なのか…?)を持ってきてくれました。タコも食べたかったので嬉しい!
沈んでいて見えませんが、中には長くて肉厚な太刀魚に加えて、エビ、アワビが入っています。大根とじゃがいも、玉ねぎにかぼちゃなど、お野菜もたっぷり。そうそう、トック(お餅)も入っていました。


見てください、この量。アワビはすぐにハサミで手早く外してもらえました。
少し煮込んだ後で、早速いただきます。
赤い見た目ほど辛くはなく、辛さの中に海鮮の旨味やお野菜の甘みがしっかり感じられて、とても美味しい!すごい量ですが、食欲をそそる甘辛い味付けで、お箸がどんどん進みます。
最後には締めのラーメンを入れてもらえます。この汁を吸ったラーメンが美味しくないはずがありません。ボリュームたっぷりでしたが、麺までしっかり完食!太刀魚だけでなくアワビやタコ、エビも食べられて、大満足でした。
ヨンドンズワイガニ刺身タウン|ズワイガニ
ヨンドンズワイガニ刺身タウン(연동대게회타운)
📍済州市 シンデ路 125
제주시 신대로 125
営業時間:10:00〜24:00
NAVER MAP:https://naver.me/G1wOOQ1y
★日本語メニューなし(オーダーはタッチパネル)
次にご紹介するのはズワイガニのお店です。特にチェジュ島でズワイガニが有名というわけではないようですが、蟹好きの夫がぜひ食べたいというので、ブランチ(?)として早めの時間に行きました。
蟹は重さで価格が決まり、2kgからの注文になります。流石に2人でそんなに食べられないので、ここでも上から3つ目、2人分のセットメニューをお願いすることにしました。170,000ウォンとだいぶお高めですが、並々ならぬ量がやってきたので、納得感はあります。
タッチパネルの方にはお手頃価格の定食メニューもあり、その場合はカルチジョリム(太刀魚煮込み)などを選べるようです。
まずは貝類のお刺身から。どれもとても新鮮なのがよくわかる美味しさです。
ロブスターチーズ焼きやサラダも登場。
これは何のお魚かわかりませんでしたが、パリパリした食感でこれも美味しい。
エビフライと芋天。
ホタテのチーズ焼き。見切れておりますが、左はアワビのバター焼きです。
こちらはムルフェ。韓国独特のお刺身の食べ方で、砕いた氷の入った冷たいスープの中に、たっぷりお刺身と香味野菜が入っているんです。甘酸っぱい味で食欲をそそります。スープが冷たいからか、お刺身の弾力がしっかり感じられるところも良いんです。
カンジャンケジャンまで出てきました。ちゅうっと中身を吸うと、とろけるような甘い身が出てきて最高です。
写真を撮りきれていないものまで含めて、すごい量のおかずが次々と出てきました。
そしていよいよ蟹のお出ましです!ふっくらした身がスッと外れるので、蟹を食べるのが苦手な私でも大丈夫でした。
後でポックンパッ(チャーハン)するから、頭のところのミソを少し残しておいてね!と、お店の人が2回も言いにきてくれました。私たちがすべて食べ尽くす勢いだったので心配されたかもしれません。


左の向きで写真撮影をしていたら、お店のマダムがやってきて、「裏向けて!そっちの方が綺麗だから!」とアドバイスをしてくれました。確かにマダムの仰る通りです。
スープまで出てきました。青唐辛子の入った、すっきり辛い海鮮スープです。
そしておまちかねのポックンパッの登場です!蟹味噌の味がしっかり効いていて、こちらもとっても美味でした。ご飯はもちろんのこと、ほとんどのおかずを完食!よく食べました。
食べ終わってひっくり返してみたら、なんだか恨みの目つきで見られているような…
こちらのお店は日本語メニューがないのでちょっと難易度が高めですが、海鮮をたらふく食べたい時にはおすすめです。お店のマダムが上品で素敵な方で、「実は息子が東京にいるの」と話してくれて、色々と世話を焼いてくれてありがたかったです。お店の方も皆さん優しくて、居心地の良いお店でした。
スクソンド 熟成到|熟成黒豚
スクソンド 熟成到(숙성도)済州本店
📍済州市 チェウォンギル 30
제주시 제원길 30
営業時間:11:30〜22:00(L.O21:20)
NAVER MAP:https://naver.me/53lKwzKI
★catch tableで予約可能(予約方法はこちら)
★日本語メニューあり(タッチパネル)
★駐車場あり


済州島最後の夜は、やはりもう一度黒豚だろう!ということで、熟成した黒豚で有名なスクソンド本店へ。全国に店舗があるそうですが、本店はこちら。右の豚ちゃんの下には「大韓民国 豚の頂点」と書いてあります。
こちらのお店はとても人気があり、当日のウェイティングは結構厳しいかもしれません。私は2日前ぐらいにcatch tableで予約したのですが、着いてからの混雑ぶりに「予約しておいて良かった…」と思いました。
席に着くと、すでに色々セッティングされています。おかず類はセルフでお代わり可能だったのですが、混みすぎていたせいで補充されていないタイミングがあったのが残念!
お肉もすぐにやってきました。白キムチも一緒に焼いてもらえます。
初日に西帰浦で食べたお店と同様、こちらにもカタクチイワシのソースが載っていますね。
手早く焼かれていく熟成の黒豚たち。焦げ目のついた白キムチも美味しそうです。
あっという間に第一弾のお肉が焼けました。
カタクチイワシのソースで食べても、その隣の明太子ソースで食べても美味しい!やはり黒豚の美味しさは特別です!白キムチと合わせて食べるのも最高でした。
このお店もとても美味しかったのですが、お店の雰囲気や接客も含めて初日のお店があまりにも良かったので、そこと比較してしまうと少しだけ残念なポイントがあったかなあという感じです。
とはいえ、お店の方は皆さんテキパキとよく働き感じ良く、お味も良かったので、済州市内にステイする時にはまた予約して行きたいです。ソウルだと乙支路3街にも店舗があるそうなので、次回はソウルで食べるのが良いかな?すっかり済州の黒豚の虜になりました。
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