サマルカンド2日目の午前中はウォーキングツアーでしっかり観光したので、夕方までホテルでゆっくりしていました。もちろん行きたいところはたくさんあったのですが、何せ夏のサマルカンドは暑いですからね…無理は禁物というのもありますが、ホテルの居心地が良かったというのもあります。
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ということで、この日も18時30分頃から改めて行動開始です。この時間でもまだ外はかなり明るいです。
ホテルから歩いて、まずはレギスタン広場方面へ。
レギスタン広場の裏側を通るべく、ちょっと細い路地に入ってみます。
夕日に照らされる路地も良い感じ。
レギスタン広場の裏側です!
角にあるこのオブジェは…コウノトリ?ですよね?何度かこういうものを見かけたのでコウノトリが国鳥のかなと思ったら、どうやら違うようでした。
街角のどこを見ても、なんだか絵になります。
地元の人たちも、このぐらいの時間から動き始めるようです。我々同様にお散歩に向かうと思しき人たちと一緒に、ゾロゾロ歩きます。
レギスタン広場の西側に広がる公園に着きました。大きな噴水がいくつもあります。一つは清掃中で、ホースを持ったおじさんがそれはそれは丁寧にお掃除をされていました。
緑の多い、気持ちの良い公園です。公園を抜けて、まずは公園の西にあるクラフトビールのお店に向かいます。
Sam Craft PUB
やって来たのはSam Craftというパブ。美味しいクラフトビールが飲めるそうです。ビールのみを提供する店舗と、食事もできる店舗の2つがあり、私たちが訪れたのは食事もできる方の店舗です。バーガーやソーセージのメニューがありました。
ハードロックが流れる店内のカウンターには、恐らくロシア系と思われるいかついお兄さんが。しかしその強そうな見た目とは裏腹に、一生懸命ビールの説明をしてくれるナイスガイでした。たくさん種類があるので、迷ったらお店の方に相談するのが良さそうです。
ちなみにこのお店、ノンアルコールの飲み物の選択肢はコーラぐらいでした。が、今黒板の写真を拡大したらお水もありましたね。私は飲めないのでコーラにしましたが、久しぶりに飲んだら甘くてびっくりしました。もしかしてウズベキスタンのコーラが日本のものより甘いとか…?
様々な種類のビールは28,000〜33,000スムで、高いものでも400円弱。どれもとても美味しかったそうです。こんなにお手頃価格でこんなに美味しいクラフトビールを飲めるなんて…と、夫は大変嬉しそうでした。
店内の客層はこれまでのどのお店とも違い、ロシア系の人が多いようでした。ムスリムの人たちはお酒は飲めないので、考えてみればパブに出入りするのは観光客かムスリム以外の人たちということですね。
아리랑 Arirang
食前酒(と食前コーラ)を楽しんだところで、この日は少し気分を変えて韓国料理を食べに行くことにしました。
テラス席はいっぱいでしたが、店内はわりと空いていました。タジク系の彫りの深い顔立ちのおじさんがニコニコで「アンニョンハシムニカ!オソオセヨ!」と出迎えてくれて、ちょっと面白かったです。
実はウズベキスタンには韓国系の人たちが結構暮らしているそうで、それもあって韓国料理のお店が多いのだそうです。タクシーに乗って新市街の方の有名な韓国料理屋さんに行こうかと思ったのですが、パブから歩いて行けるこちらにしました。
メニューにはなんと日本語の説明までありました。日本語付きメニューが出て来たのは、後にも先にもここだけです。ありがたいですね。
パンチャン(おかず)もすぐに出てきました。韓国同様、なくなると「お代わり持ってくるね!」と言って次々持って来てくれるスタイルでした。
全然写真を撮れていなかったんですが、頼んだのはチゲとキムチチャーハン、モクサル(豚肩肉)でした。モクサル一つ!とお願いしたのですが、メニューを指差したり何度か言っても「サムギョプサルね!」と返事があり、これはモクサルは出てこないだろうな…と思っていたら、案の定私のイメージするモクサルとは違うものが出て来ました。へへへ、そうなると思ったよ!でも良いよ!
お味は普通(すみませんね…)でしたが、これは私たちがメニュー選択を誤ったせいかも。自分で焼けるものにすれば良かったな…でも、久しぶりに豚肉とちょっと辛いものを食べられたし、お店の人がとっても優しくて良かったです。帰り際、お店のおじちゃんに「Googleマップ!レビューレビュー!」と話しかけられて、さすが商売人の国…と感心しました。おじちゃん、Googleマップではないけどブログに書いたよ!
再び夜のレギスタン広場へ。
ガイドさんにレギスタン広場前のアイスクリーム屋さんが美味しいと聞いていたのですが、食べすぎてお腹がいっぱいだったので断念。アイスクリームの分の余裕を残しておくべきだった…!
日中は歩かなかった、外壁沿いの道を歩いて帰ります。暗いですが、人通りはそれなりにあるので安心感があります。
裏側に出ると、また一味違う表情が楽しめますね。
外側の壁にはこんな感じで様々な動物の絵が描かれています。どこからとったモチーフなのか気になります。
何気ない日常の光景なのだと思いますが、やっぱり何だか絵になります。中世にタイムスリップしたかのようなブハラも良いですが、レトロな雰囲気漂うサマルカンドの路地も素敵です。
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