今年の夏は初めての中央アジア、ウズベキスタンに行ってきました。
全部で7泊し、ブハラ、サマルカンド、タシケントの3都市を巡るプランです。これが本当に素晴らしい旅になり、ぜひ記録を残しておきたいので、しばらくはウズベキスタン旅行について書いていこうと思います。
✔︎ この記事でわかること
- 真夏のウズベキスタン旅行7泊8日の実際のプランと流れ
- 各都市(ブハラ・サマルカンド・タシケント)の見どころと感想
- 移動・ホテル・食事のリアルな体験談
- 次回行くなら…というリピート目線のヒント
ウズベキスタン旅行のモデルコースについては、こちらの記事をどうぞ。
▶︎ ウズベキスタン 観光モデルコース3選|理想の日数と各都市の見どころガイド
7泊8日 真夏のウズベキスタン旅行記
1日目:タシケント着
今回は大阪からアシアナ航空を利用。まずは朝9時過ぎの便で、関西空港から仁川空港まで飛びます。
仁川空港のアシアナラウンジは初めて利用しましたが、カラーリングが落ち着いていて広々しており、ゆっくりできました。私は利用していませんが、シャワールームもありました。
辛ラーメンが置いてあるのがいかにもですね。でも、これ以外に韓国料理らしいものはなかったような。
乗り換えの時間がまあまあ長くて、途中で飽きたので一度ラウンジを出て、フードコートでコムタンを食べました。仁川空港、広いわりにはご飯屋さんがあまりないんですよね…大きなハブ空港なので、カフェやレストランがあったら利用する人は多そうなのに。
仁川空港を16時半頃出発、飛行時間は8時間程度です。ご飯を食べて、ガイドブックを読んだり動画を見たりしていたら、あっという間でした。
機内食はアシアナ航空名物(?)、プルコギサムバプを選びました。
包んで食べるのが大好きな私、人生で食べた機内食の中で一番満足したと言っても良いかもしれません。キムチがなくなってしまったので「もしあればもう少しいただけますか」とCAさんにお願いしたところ、「もちろんもちろん!これにはキムチが必要だよね!」と(実際にはもっと丁重な喋り方でしたが)、輝くような微笑みと共にすぐに持ってきてくれました。
往復のフライト詳細については「アシアナ航空 大阪〜タシケント ビジネスクラス搭乗記|機内食・ラウンジ情報 」の記事をご覧ください。
タシケントには、ほぼ定刻通りの20時20分頃に到着。
英語表記があまり見当たりません。空港にありがちな大量の広告も少なく、なんだかこの時点で異文化圏に来た感が満載です!
入国審査後、まずは両替をしてから、SIMカードを購入。ahamoユーザーになってからというもの、SIMカードを購入する機会がすっかりなくなっていたので新鮮です。そう、日本人の渡航先の98%(91カ国)*1をカバーしていると言われるahamoですが、ウズベキスタンは対象外なのです。お隣のカザフスタンでは使えるみたいですけどね…早く海外データ通信の対象国に追加されると良いですね。
機內食を食べてお腹もいっぱいだったので、この日はホテルに移動して寝るだけにし、翌朝の移動に備えます。ホテルについては「朝食が最高だったCorner Hotel」の記事で詳細をご紹介しています。
2日目:ブハラに移動&観光
朝9時前の電車で、古都ブハラに向かいます。電車の所要時間は4時間程度。車窓からの景色が新鮮で、外を見ているだけで全然飽きませんでした。
ホテルに着く頃にはチェックインの時間になっていたので、チェックインしてまずはホテルのレストランでお昼を食べることに。日中は暑いのでホテルでゆっくりして、夕方から街歩きをしました。
大正解だったブハラのホテルについては、「快適だったメルキュール・ブハラ・オールド・タウン 滞在記」に詳細をまとめています。
ブハラは小さな街で、見どころはほとんど徒歩圏内にまとまっています。まるでタイムスリップしたかのような旧市街の街並みに心が踊る!なぜか幼少期からシルクロードに心惹かれていた私、この時点でもう魂が成仏した感があります。すでにウズベキスタンの虜。
この日の夜散歩の様子とレストランについては、「2日連続で行ったおすすめレストラン オールド・ブハラと夜散歩」の記事をどうぞ。
3日目:ブハラ観光
朝ごはんをしっかり食べて、涼しい午前中のうちに観光へ。詳細は「カラーン・モスクとアルク城をしっかり観光」にまとめています。
13時頃まで頑張ってうろうろしていましたが、さすがにお腹が空いてきたのでホテル近くのプロフ(ウズベキスタン式ピラフ)のお店に行きました。3日目にしてようやく食べたプロフの様子はこちらです。
一番暑い午後はホテルでたっぷり休憩して、日暮れ前に再び街中へ。夕陽に染まる古い街並みが息を呑むほど美しく、いつまでも眺めていたいほどでした。そうそう、ブハラでは2日連続でドーナツも食べましたよ。
4日目:サマルカンドに移動
この日は午後の14時過ぎの電車でブハラからサマルカンドへ移動。午前中はブハラの街を少しだけ観光して、早めのランチを食べました。詳細は「4つの塔が可愛いチョル・ミナルとブハラのランチ」にまとめています。
サマルカンドのホテルに到着し、一休みした頃にはだいぶ気温も下がっていたので、そのまま「ウズベキスタンと言えば」の、レギスタン広場に向かいました。これがもう、圧巻の美しさ。夜にもう一度訪問しましたが、ライトアップされた姿もまた素敵でした。
何やら夏の音楽祭に向けて準備中のようで、広場にセットがたくさんあったのは残念…
サマルカンド最初のお食事もシャシリクでした。ローカル感たっぷりのお店の詳細は、こちらの記事にまとめています。
5日目:サマルカンド観光
5日目は、朝から半日のガイドツアーをお願いしていました。日本語を勉強している現地の学生さん、アミールさんが4つの場所を案内してくれました。ウズベキスタンに関するお話もたくさん聞けて、これは本当にお願いしてよかった!
午前中に張り切って観光したので、この日も午後はホテルでしっかり休み、夕方からまた出かけました。クラフトビールが飲めるパブに行ったり、ちょっと気分を変えて韓国料理を食べてみたりしました。その時の詳細はこちらをどうぞ。
昼が暑いせいか夜の街に大変活気があり、お散歩も楽しいです。
6日目:サマルカンド観光&タシケントに移動
この日は、前日に訪れて感動したシャーヒ・ズィンダ廟群を再訪しました。朝、人の少ない時間にぜひもう一度見ておきたかったのです。
その後バザールも少し覗き、買い物をしてからホテルをチェックアウト。お昼にはまたプロフを食べました。シヨブバザール探索の様子と合わせて、詳しくはこちらをどうぞ。
タシケントには夕方の電車で移動でしたが、さすがに午後13〜16時ぐらいの屋外の活動は危険かと思い、チェックアウト後は博物館に行き、ちょっと良い感じのカフェレストランでお茶をして過ごしました。そこで驚いたことについては、「アフラシャブ博物館と意外だったフルーツ盛り合わせ」をご覧ください。
タシケントに到着する頃にはすっかり夜だったので、この日はホテルで晩ごはんを食べました。
7日目:タシケント観光
タシケント実質初日のこの日は、朝から地元の高級バザールに行き、その後地下鉄駅を次々と見学。タシケントの地下鉄駅にはそれぞれテーマがあり、まるで芸術作品のような美しさなのです。
これは一番古い、ソ連時代の車両だそう。昔ハンガリーで乗った記憶があるような…
地下鉄駅巡りの様子は「まるで美術館!美しき地下鉄駅の世界」に詳しく書いています。実際に巡った11駅についても調べてみたので、ご興味がある方はぜひこちらもご覧ください。
この日は比較的過ごしやすい気候だったので、カフェに立ち寄ったり博物館に行ったり、結構活動的に過ごしました。半日観光の様子はこちらをどうぞ。さすが中央アジア1の大都会だけあり、洗練された雰囲気のお店もたくさんありました。タシケントに入った途端、ロシアの影響がずいぶん強く感じられるようになるのも興味深かったです。
この日も一番暑い時間帯はホテルでゆっくりし、再び夜に活動を開始。ディナー後、噴水ショーも見てきました。この時のことは「居心地の良いレストランと勢いがすごい噴水ショー」に詳細を書いています。
8日目:タシケント観光&夜便で帰国
元々、最終日の午前中は有名なプロフセンター(プロフの調理過程が見られる、巨大なプロフレストラン)に行こうと思っていましたが、珍しく夫の体調が優れず、午前中はホテルでゆっくり。
お昼過ぎ頃、元気が出てきたとのことで最後に少しだけ観光をして過ごしました。最終日の観光の様子は「国立応用美術館と、日本にゆかりのあるナヴォイ劇場」の記事をどうぞ。
緑豊かな大都会タシケントは、近現代の建築も面白い街。
帰国便は22時の飛行機だったのでたっぷり時間があり、最終日も時間を有効活用できました。タシケントの空港ラウンジにはシャワーがないと聞いていたので、出発前に泊まっていたホテルのシャワーを使わせてもらいました。おかげでさっぱりした気分で搭乗できて、大変ありがたかったです!
タシケントで泊まったホテルの詳細は「ホスピタリティ溢れるコートヤード・タシケント レビュー 」をご覧ください。
深夜便だし、機内食はパスしようかな…などと思っていたのですが、メニューに書かれたピビンバの文字につい嬉しくなって、うっかり(?)食べてしまいました。よく知っている味に、何だかホッとします。
帰りのソウルまでの飛行時間は、6時間弱。一睡もできずフラフラでしたが、乗り継ぎが仁川着の金浦発だったんです。時間もたっぷりあったので、ソウル市内でご飯を食べて、お茶してから帰国。最後はなかなかハードでしたが、大満足の旅でした!
▼トランジット時のソウルでのご飯はこちら
ウズベキスタン旅行|2回目に行くなら
今回の旅行ではヒヴァには足を伸ばせなかったので、次回は必ず行ってみたいと思っています。今回は時間が足りなくてできなかった、家庭料理の教室などにも参加してみたいところ。もし日程を確保できるなら、ティムールの故郷であるシャフリサーブスにも行きたいです。
また、やはり夏は日中暑い分街歩きの時間が限られるので、4〜5月や9〜10月など、もう少し気温が低い時期に行けるともっと活動的に楽しめそうだと思いました。また必ず行きます!
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*1:2024年8月現在。