その昔、ロストバゲージなど想像もしない能天気な若者だった私は、恐ろしく少ない手荷物で飛行機に乗っていました。しかしそんな私も(痛い目に遭って)少し賢くなり、今では海外旅行の際にはできる限り機内持ち込み荷物のみで旅行する努力をしています。スーツケースを預ける場合にも、最低でも1泊はできるぐらいの備えを機内に持ち込むようになりました。
そうなってくると、それなりの容量のバッグが必要になります。長らく機内用にはロンシャンのプリアージュを愛用していましたが、もっと使い勝手が良いバッグはないものかと、常に探していました。そしてついに出会ってしまったのです、完璧な機内持ち込み用バッグに…
それは、レスポートサックのDELUXE EASY CARRY TOTEです!
旅行だけでなく日常生活にも最高なので、日頃からがんがん使い倒しています。好きなものについてはいつだって語りたい!ということで、今回はこのトートをご紹介します。
レスポートサックはダサいのか
今となっては本当に申し訳ない話なのですが、レスポートサックについて、私がかつて持っていたイメージは「中高年の女性が持っている、何だかカラフルな柄物のバッグ」でした。
お洒落なイメージはなく、どうしてあんなに人気があるのだろうと不思議に思っていたぐらいです。検索しようとすると、サジェストに「ダサい」と出てくるのも見てしまいましたしね…
そんな私の先入観をぶっ壊してくれたのは、敬愛するひとりっP先生のこちらの記事。
そう、これを拝見して、「えっ、レスポにこんなおしゃれなバッグもあるんだ!しかも軽いなんて最高!」と、突然のレスポ愛に目覚めてしまったのです。そして、今やすっかり虜。可愛くて軽くて機能的で、とにかく旅行にぴったりなんです。ダサくない、可愛いデザインのものがたくさんありますよ〜!
DELUXE EASY CARRY TOTEのここがすごい
では早速、このトートのどこがすごいかを具体的にご説明していきましょう。
軽くて機能的
サイズ:縦32cm×横31cm×マチ13cm
持ち手:33cm
ショルダー:67〜127cm(調節可能)
重量:220〜240g(素材による)
まず何といっても、その軽さと機能性!素材にもよりますが、一番プレーンなナイロン素材であれば、バッグ自体の重さが230g程度です。
内部には浅めのオープンポケットが1つ、深めのオープンポケットが2つ、計3つのポケットがあります。さらに外側の片面には、ファスナー付きのオープンポケットが1つあります。もちろん、バッグの口もファスナーで締めることができます。特に海外では、これは重要なポイントですよね。
私は普段、外側のファスナー付きポケットにお財布や携帯、鍵を入れています。長財布の人には厳しいと思いますが、外側だとさっと取り出せる上、ファスナーもあるので安心です。
中のポケットも充実しているので、整理整頓が捗ります。ロンシャンもバッグインバッグを使えば整理はできましたが、やはり荷物は少しでも軽くしたいので、バッグ自体にしっかりポケットが付いてるのはかなり高ポイントです。
持ち手は肩掛けにはちょっと厳しい長さ。夏ならいけますが、コートを着るような季節には厳しいと思います。腕を通すだけなら十分な余裕があります。
長さの調節ができるショルダーストラップは取り外しできませんが、だからこそ金具などがなく軽いのだと、お店の方が教えてくれました。ショルダーストラップで肩掛け、斜めがけももちろんできます。両手を開けたい時、ショルダーストラップがあるとありがたいですよね。
素材は薄手の軽いナイロンですが、たくさん物を入れてもびくともしない、丈夫な素材です。結構ラフに扱っていますが、2年ほどヘビーに使っても、全然へたった感じはありません。汚れたら洗えるというのも安心感があります。
デザイン・カラバリが豊富
こちらのトートは定番の形のようで、デザインやカラバリが本当に豊富です。私は最初にまずレオパードを購入し、そのあまりの使いやすさに無地のネイビーとパイソン柄も買い足しました。
たくさん物を詰めればそれなりのサイズ感になりますが、中身が少ないとクタッとして、それほど大きく見えないところも気に入っています。レオパードはもっぱら秋冬用。冬になると黒い服を着ることが増えるので、そんな時に持つとパッと明るくなります。
ネイビーは、ロンドンにあるヴィクトリア・アンド・アルバート博物館とのコラボモデルです。一見地味な無地のトートに見えるのですが、裏地がウィリアム・モリスのピンパーネル柄なんです。
パイソン柄もなかなか優秀で、モノトーンの冬コーデにもよく合いますし、真夏にすとんとしたワンピースを着ているときも良いアクセントになってくれます。
引用元:公式ホームページ
今販売中のラインナップは、公式ホームページから確認できます。他にも使いやすそうなトートはたくさんありますが、軽さ、容量、使い勝手の良さから、今のところ私にとってはこの形がベストだと思っています。
持ち運びしやすい
何せ軽くて薄いので、畳むとぺったんこになります。このままスーツケースの底に放り込んでおけば、パッキングへの影響はほぼゼロです。
丸めてもかなりコンパクトになりますよ。
サイズ感の参考に、携帯と並べてみました。
こんな感じでバックパックの中に入れておいても、そんなに場所をとりません。バックパック旅行の時でも現地用のバッグは何かしら必要なので、軽くて嵩張らず、容量もあるこのバッグは本当にお役立ちです。
ただ、こういった柔らかい素材なので、中身によっては自立が難しい時があります。個人的にはこのクタッと感が可愛いと思っていますが、しっかり底のスペースを確保して自立させたい場合には、底板を使うのも一つですね。
大容量
そう、実はこのバッグ、結構入るんです。そんなに巨大には見えないのに、ブラックホールのように何でも吸い込んでくれます。機内持ち込みにも最適ですが、普段使いにもちょうど良いサイズ感です。
試しに会社に行く時のセットを入れてみましょう。PCや関連機器、水筒やメイクポーチなどです。
内側に深さのあるオープンポケットがあるので、整理しやすくて良いです。
反対側からも。高さ的にもかなり余裕があります。この後キャベツと大根と1リットルの牛乳を買って帰っても、余裕でこの中に入ります。
こんな感じの容量なので、荷物があまり多くない私の場合、1泊旅行ぐらいならこれ一つでも十分です。機内持ち込み用に使う時には、ちょうど上の写真ぐらいの荷物に加えて、1日分の着替えパックを入れています。空港内でちょっとお土産やおやつを買った場合でも、ぽいぽいと放り込めますよ。
ちなみにこのレオパード柄が好きすぎて、小さいポーチも買いました。持ち手があるのが地味に便利!こちらもお気に入りです。
レスポートサック購入時の注意点
ニセモノ注意
公式から「偽物・コピー商品にご注意ください」と注意喚起があるほど、コピー商品がたくさん出回っているようです。フリマサイトなどにも多数出品されていますが、「並行輸入品です」などの文言が記載されていて、いかにも怪しい。公式サイトや直営店以外のところで購入する場合には、偽物に十分ご注意くださいね。
売り切れ注意
こちらのトート、無地のものは定番でずっとあるようですが、柄物は結構スピーディに商品が入れ替わります。再入荷することもあまりないようなので、欲しいと思ったものは早めに購入する方が良いと思います。
なお、ここまでの容量はいらないのよ…という人や、サブバッグなどと併用する人にはこちらも良さそうです。これはショルダーストラップが取り外し可能で、外側にファスナー付きポケットが1つ、中にもオープンポケットが3つあります。
というわけで、これからもこのトートは愛用し続けると思います。何ならまた色違いを買い足す可能性すらあります。旅におすすめなレスポのバッグは他にも色々あるので、またそのうち(勝手に)ご紹介したいと思います!
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