Nature(ナチュレ)フランス食堂
高山陣屋を堪能して、友人一家との待ち合わせの場所に向かいます。地元の食材をたっぷり使ったフレンチとのことで、楽しみにしていました。お店は高山陣屋から徒歩5分ぐらい、ホテルからも徒歩10分弱。歩き回れるサイズ感が良いですね。
友人一家とはコロナ前から会えていなかったので、久しぶりの再会です!赤ちゃんの頃から知っている上の子がすっかり立派な少年になっていて、月日の流れにびっくり…小学生になったばかりの下の子もはきはきご挨拶してくれて、なんて良い子たちなんだと感動しました。
お食事は友人たちがコースを予約してくれていました。岐阜は海なし県なのでお魚はあまり出てこないかと思ったら、富山から良い魚介類が入るようです。
季節柄、どのお料理にも山菜がたっぷり使われていました。年々山菜の美味しさに開眼しています。ほのかな苦味や爽やかな香りが良いアクセントになって、どのお料理も本当に美味しかったです。
子どもたちもお行儀よくたくさん食べており、一緒に食事をしていてなんと気持ちの良いお子達だろうと感銘を受けました。
デザートまでたっぷりいただいて、数年間のブランクを埋めるべく、たくさん喋ってたくさん笑いました。レストランもとても良かったので、次回は夜に来てみたいところです。また必ず遊びに来るねと約束して、友人たちとはここでお別れ!
飛騨の里
急いで帰る必要もなかったので、最後に飛騨の里にも足を伸ばしてみました。高山駅から、車で10分もかからないぐらいの距離です。
ここは飛騨各地の民家を移築保存した博物館です。昔のままの建物が移築されており、見応えがすごい!
最初に向かったのは、旧新井家。こちらでは機織りの実演を見ることができました。
大きな合掌造りの建物は旧若山家。こちらは江戸中期の建物とのこと。
旧若山家はダムの建設に伴い水没予定だったところを、こちらに移したのだそうです。この建物はこうして現存しているものの、いくつもの家屋が水没したのだと想像すると、まるで関係のない私ですら何だか切ない気持ちになりました。
2階は養蚕のため、蚕を飼うスペースになっていたそうです。
青空に合掌造りが映えますね。冬に雪を被った姿も、きっと美しいことでしょう。
こちらは旧道上家。木漏れ日が当たる光景がまるでジブリのアニメーションのようで、そうか、こういう景色が描かれていたのか…と、今更ながらハッとしました。
こちらは旧田口家の1階。この家は飛騨の最南端、美濃との国境にあったため、雪には弱い作りだそうです。一口に飛騨と言っても、飛騨自体がかなり広いため、場所によって建築様式が異なるのですね。
どの家にも丁寧な説明があり、興味深く見学することができました。
当時の暮らしぶりや婚礼に関する説明なども豊富で、厳しい冬の寒さの中で人々が工夫して生活をしている様子がよくわかりました。
何よりこの景色が実に気持ちよく、お散歩感覚で楽しく見学できてとても良かったです。階段が多いので、歩きやすい靴で行くのが良さそう!
最後に飛騨の里の前のお土産店で、赤かぶ漬けや蕗味噌などを購入。短時間の滞在でしたが、しっかり歴史に触れて美味しいものも食べて、良い時間を過ごせました。
午前中に宮川の朝市、高山陣屋を見学してランチ、その後飛騨の里というこの日のプランはかなり良かったです。もう1日宿泊するなら、飛騨の里の後に駅まで戻ってお茶やお買い物をして、そのまま晩ごはんを食べに行くのが良さそうです。次回は白川郷にも行ってみたいところ!
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