10月の下旬、妹と2人で秋の韓国を満喫してきました。本当は夏のオーストラリアのことも9月の渡韓のことも書きたいと思っていたのに、あっという間には10月になってしまったので先に新鮮な方から振り返るわよ!
今回の旅行は5泊6日で釜山、大邱、ソウルを巡るプランでした。まずは釜山から入るため、時間のちょうど良かったチェジュ航空を選択。釜山に行くのは初めてだったのですが、大阪からだと約1時間半とあっという間です。こんなに近いなら毎月行きたい(気が早い)。
12時頃に到着予定だったので、入国審査や移動に多少時間がかかったとしても14時頃にはランチができるかな…という計算でした。
金海国際空港から、電車を乗り継いで釜山駅へ。3日目に電車で移動する予定があったので、今回は釜山駅前のホテルにしました。もし釜山だけに滞在するなら、西面(ソミョン)駅のあたりにするのが便利そう。
アスティホテル釜山
立地で選んだホテルは可もなく不可もなくという感じのビジネスホテルっぽいところでしたが、早めにチェックインもさせてくれて、従業員の方が皆さん親切で快適でした。2名2泊で2万円強で、ホテルの価格もソウルと全然違いますね。シャワールームが若干狭かったのですが、寝るだけなので問題なし。
釜山駅の前には小さいチャイナタウンがありました。両替商はこの辺りに集中しているようですが、どのお店も店頭にレートは表示しておらず、確認したい場合は直接聞くしかないよう。チャイナタウンと言いながらロシア語の表記も多く、かなり異国情緒漂う雰囲気です。行き交う人たちの言葉のアクセントや様子もソウルとは全然違い、初めての場所に来たワクワク感が…!
さて、ホテルに荷物を置いて、早速遅めのお昼ご飯へ。このために来たと言っても過言ではない、コプチャン通りのホルモンです!
チャガルチ駅の階段に辿り開いた瞬間から、強烈な磯の香りが漂います。8番出口を出て海に向かって曲がると、そこはもう海辺のにおい立ち込めるマーケットでした。これが港町釜山…!
ペックァ ヤンコプチャン
ペックァヤンコプチャン(백화양곱창)
住所:釜山広域市中区チャガルチ路23番キル6
부산 중구 자갈치로23번길 6
営業時間:12:00〜24:00
予約:不可
NAVER MAP:https://naver.me/FzHmNMSJ
★チャガルチ駅 6番出口 徒歩1分
チャガルチ市場の近く、この通りにはたくさんのホルモン焼きのお店が軒を連ねているのですが、今回はYouTubeで見て良さそうだった一番西側のお店に入ることに。
この一つの店舗の中に、市場のように複数のお店が入っているケースが多いようで、天井から各店舗の番号の看板がぶら下がっています。お目当ての店舗がある場合はその番号の店舗に、特にない場合は入口の案内係の人に案内してもらう形式です。
私たちは特にこだわりがなかったので、一番奥の店舗に案内してもらいました。14時過ぎていたのでそれほど混んでおらず、すぐに入れてラッキー!同じテーブルにいたおじさんたちは、すでにホルモンを食べ終えて焼きうどんに突入していました。お腹ぺこぺこで向かったので、焼きうどんの魅惑の香りに脈が乱れました。観光客らしき人たちはほぼおらず、地元の人たちが焼酎片手にお店のおばちゃんたちと談笑している…平和で大変良い雰囲気です。
メニューはホルモンのみで、塩、タレのどちらかを選べます。事前の情報収集では「塩がおすすめ」という記載ばかり見ましたが、どちらも試した上で結論づけたいよねと意見が一致し、塩とタレの盛り合わせを1皿ずつ頼むことに。
オーダーするとすぐ、おばちゃんがおもむろにホルモンを取り出し、猛烈な勢いで切り始めます。衛生的かと言われたら殆どの日本の方は「ノーコメント…」となるかと思いますが、光り輝くホルモンはいかにも新鮮そう!
さっぱり甘酸っぱいドレッシングのサラダとホルモン用のタレ、青唐辛子と玉ねぎも出てきます。玉ねぎは後で焼いてくれるので、生で齧らない方が良さそうです。
でーん!豪快に盛り付けられていますが、量はそれほど多くありません。写真を撮り忘れてしまったのですが、確か1皿250gと記載があった気がします。あれ、これもう1皿いけるんじゃない…?高まる期待に目を合わせて頷きあう私と妹。お皿がプーさんというのも、なんだか適当で面白いぞ。
テッチャンとコプチャンはまず鉄鍋で焼くそうです。練炭で熱されたこの鉄鍋、熱くなりすぎるとそのタイミングで新しいものに取り替えてくれていました。一体毎日いくつ洗うのかしら…
ハツとミノは最初から網焼きです。焼くのは全てお店のおばちゃんがやってくれて、ベストなタイミングで網から上げてくれます。新鮮なホルモン、焼き加減が最高でどれもすごく美味しい!!ミノもハツもさっくり噛み切れて、全然しつこくないのでパクパク食べられます。
私たちが歓喜しながら食べていると、おばちゃんが「美味しいだろう、ほれほれもっとお食べ」と次々お皿に入れてくれました。至れり尽くせりです。
鉄鍋で焼いていたテッチャンとコプチャンも、しばらくすると切り刻まれて網の上に移動。この二つは脂が多いので、網に移すと練炭から大きな炎が上がります。すかさずおばちゃんが「ほら!シャッターチャンスやで!」と教えてくれます。こうして炎に包まれたコプチャンは、中が熱々でとろりと甘くて最高でした。
タレ(ヤンニョム)は部位に関係なく全部鉄鍋で焼くようです。玉ねぎも一緒に焼いてくれるのですが、ホルモンの脂を吸ったこの玉ねぎが甘くてまた美味しい。
塩とタレ(ヤンニョム)のどちらも食べてみて、確かにどちらか一つと言われたら塩だなと思いました。ヤンニョムの方ももちろん美味しいのですが、塩の方がホルモンそのものの旨みや甘さが良くわかるようです。毎週食べに行けるなら、3回に1回はヤンニョムにするかもね!
2皿を瞬く間に平らげた後、ホルモンを追加するよりポックンパッで仕上げだ…!と意見が一致し、喜び勇んでオーダーをすると、今度はおばちゃんが猛烈な勢いでホルモンを切り刻み始めました。たっぷりの玉ねぎと切り刻んだホルモンを先に炒めて、その上にご飯が追加されます。
出来上がり〜!そのままいただくも良し、一緒に出てくる切り立ての海苔に巻いて食べるも良し。海苔はてっきり上から振るのかと思いきや、手巻き寿司方式だったのですが、これがすごく良かった…!香ばしい海苔にしっかりした味付けのポックンパッがよく合い、ここでも「巻けば無限に食べられる」の法則が発動しました。猛スピードで完食。
2人だとホルモン盛り合わせ1皿ずつ+ポックンパッでちょうど良い量でしたが、もう1〜2人いればうどんにもぜひ挑戦したいところです。1人だったら塩1皿とポックンパッかな。
ちなみに、あのカード社会の韓国にあって、コプチャン通りのお店のお支払いは現金のみ。行かれる方は現金をご用意くださいね。
▼2度目のコプチャン通りの記録はこちら!
食後にはチャガルチの場外市場をぶらぶら。
日本では見たことのないような魚介類がいっぱい!カートを引いたおばちゃんたちも多く、観光地でありつつ地元の人たちの生活に密着していることが感じられます。
タコが巨大すぎてびっくり。人間の赤ちゃんなみの頭の大きさ…
太刀魚も大小様々なサイズを見かけました。右側は畳鰯のようなもの…?売っているお店がたくさんありました。
なかなかのショッキング映像なので載せませんが、皮を剥がれたと思しき鰻がのたうち回っている洗面器(?)もたくさん見かけました。鰻もポピュラーなようです。韓国ではどうやって食べるんでしょう?調べておかねば。
★Ten Percent Coffee 釜山駅店(텐퍼센트커피 부산역점)
ホルモンに大満足したので、一度ホテルに戻って休憩することに。ホテルの近くにあった「% TENPERCENT」というカフェでコーヒーをテイクアウトしました。この店舗、いつ行ってもどの店員さんも大変上品で感じが良く、滞在中は1日2回お世話になりました。コーヒーの値段もソウルより安かった気がします。
少し休憩してから、お買い物がしたいという妹のリクエストで南浦駅のショッピングストリートをぶらぶら…していたら、信じられないことにお腹が空いてきました。あんなに食べたのに!とはいえ、さすがにナッコプセをもりもり食べるほどのコンディションではなかったので、もう少し軽めに食べられそうな、事前にチェックしていたスンドゥブのお店に行くことにしました。
▼スンドゥブチゲのお店の様子はこちら
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