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【ソウル】目眩く韓国式うなぎの世界「プンチョンチャンオ」(2024.4)

今回の旅行で必ず食べたかったもの、それは豪快に炭火で焼いたうなぎ!実は以前から、韓国のうなぎ店が気になっていたんです。

 

というのも、ソウルの街中を歩いていると、結構な頻度でうなぎ食堂を見かけるのです。大体の場合、お店の前には生簀が並んでいて、やがて食べられる運命のうなぎ達がよく見えます。大衆的な雰囲気のお店もあれば、高級車がずらりと並ぶ、ザ・高級店という雰囲気のお店もあり、韓国のうなぎへの興味は募るばかり…

 

どう食べるのか気になっていたので事前にリサーチし、評判の良さそうだった弘大(ホンデ)のプンチョンチャンオというお店に行くことにしました。

 

 

プンチョンチャンオ(풍천장어)
住所:ソウル特別市 麻浦区 東橋路 27ギル 39
   서울 마포구 동교로27길 39
NAVER MAP:https://naver.me/5AmfnBTN
★弘大入口/ホンデイック駅 2番出口 徒歩6分

ソウルに到着した妹たちと早速合流し、4人でお店に向かいます。

 

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お店に着いたのは20時半ぐらいでした。少し遅めなので空いているかと思いきや、ウェイティング6〜7組で20分ぐらい待ちました。中国からの観光客の方がとても多くて驚きました。

 

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うなぎたちはここから網で掬われてバケツに移され、どこかに運ばれていました(後ほど、彼らの行方が判明することになります)。

 


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うなぎは1人1匹頼む仕組み。2匹からのオーダーになるようなので、1人で来るのは少々厳しいかもしれません。2匹で78,000ウォン(2024年4月時点)なので安くはないですが、日本でちょっと良いひつまぶしを頼んだらもっと高いぐらいですしね。

 

エプロンも貸していただけました。わくわくしながら待機。

 

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うなぎと一緒に食べるための葉野菜やえごまの葉の漬物、千切りの生姜や玉ねぎの酢漬け、サムジャンなども事前にセットされています。そう、韓国のうなぎはサムギョプサルなどと同様、葉野菜でサムして(包んで)食べるのだそうです。

 

すぐにチゲも運ばれてきました。後はうなぎが焼けるのを待つだけ。


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来ました!30センチを優に超える、大きなうなぎです。見たことのないような分厚さ。4匹は網に乗せきれないので、後で1匹追加して焼くね!とのこと。すごく感じの良いマダムが、手際よく焼いてくれます。

 

写真の左側、うなぎの赤い部分を指さして「ここ、ハート」と教えてくれました。網に乗せられた瞬間は、この部分がまだ動いていたんですよ。「生きてるみたいですね」と言ったら、「ついさっきまで生きてたから、まだ生きてるようなものかも…うふふ」と笑っておられました。


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焦げた部分や筋の部分はハサミで素早くカットして落としてくれて、仕事が丁寧です。

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何度もひっくり返して脂を落とし、途中でにんにくも追加。にんにくにはうなぎから出た脂を何度も塗って、これも絶対に美味しいに違いないと期待しながら待機。

 

最後に、焼けたうなぎを一口サイズにカットして出来上がり!ようやく見知った形のうなぎになりました。

 

「まずは塩で食べてみてね〜」と言われ、少し塩をつけて食べてみたところ、ふっくら焼けたうなぎに炭の香ばしい香りが漂って、美味しい…!


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続いて、わさびを溶かした甘辛い黒いソースにつけたり、サムジャンをつけてみたり、葉野菜で巻いたり、色々な食べ方を楽しみます。うなぎの脂を纏って炭火で焼かれたにんにくもホクホクとして美味しく、喜んで食べていたらマダムが追加で焼いてくれました。

 

マダムのお勧めは、えごまの葉の漬け物と一緒に食べること。えごまの葉に酸味があるので、うなぎの脂がさっぱりと良い具合に中和されて、永遠に食べ続けられそうな美味しさです。生姜を山盛り載せるのも良いのよ!と言われてトライしてみたところ、こちらもうなぎの脂と生姜がよく合って無限ループ。

 

うなぎのサイズが大きいので、1人1匹も食べられるかな…と思っていましたが、美味しくてあっという間に完食でした。

 

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お会計をして外に出たら、このテントの中でひたすらうなぎを捌いているお兄さんの姿が。生簀から連れ去られたうなぎ達は、ここでどんどん捌かれて網の上に載せられていたのですね。美味しくいただきましたよ…うなぎもお兄さんもありがとうね…

 

そうそう、このお店は炭火でどんどんうなぎを焼くので、けっこうにおいが付きます。エプロンは貸してもらえますが、うなぎの脂が飛ぶこともあるので、真っ白なお洋服も危険かもしれません。

 

うなぎの炭火焼き、また新たな楽しみを見つけてしまいました。また行く〜!

 

 

 

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