韓国にいるとたくさん歩くせいか、朝からしっかり食べたくなります。ホテルの朝食はつけず、その時泊まったホテルの周辺で、朝から営業しているお店を探すのも楽しみの一つ。
今回、まず向かったのはミシュラン掲載のソルロンタンのお店、「里門(イムン)ソルロンタン」です。こちらのお店、なんと1900年代の創業で、ソウルの飲食店許可番号第1号だという、歴史のある専門店なのだそうです。
里門ソルロンタン(이문설농탕)
里門ソルロンタン(이문설농탕)
住所:ソウル特別市 鐘路区 郵征局路 38-13
서울특별시 종로구 우정국로 38-1
営業時間:8:00〜15:00(L.O14:30)
16:30〜21:00(L.O20:30)
NAVER MAP:https://naver.me/5cTAZXYx
★鍾閣/チョンガク駅 3番/3-1番出口 徒歩4分
★安国/アングク駅 6番出口 徒歩6分
細い路地の中にあるお店で、地図はGoogleMapよりNAVER MAPの方が正確です。妹たちが宿泊していた「AMID HOTEL SEOUL」のちょうど裏手にありました。ちなみにこのホテル、とても良さそうだったので後でまた詳しくレポするつもりです。
▼仁寺洞エリアのホテルレポはこちら!
お店は入口がちょっとわかりにくいかもしれません。NAVERマップを見て入口を探してくださいね。西側の通りから入る方がわかりやすいと思います。
メニューはソルロンタンとトガニタン(牛の膝蓋骨のスープ)、モリタン(牛頭肉のスープ)、それにおつまみとしてスユク(茹で豚)など。
2016年時点では7,000ウォンだったこのお店のソルロンタンですが、2024年の現在、倍のお値段になっております!ソウルは行くたびにあらゆるものが値上がりしていますね。しかし食べたいので食べるのだ。
卓上には白菜キムチと大根キムチ、それに刻みネギと塩胡椒が置かれていました。白菜キムチはハサミで自分で切るタイプ。今回はキムチの近くに座った妹がせっせと何度も切ってくれました。ソルロンタンのお店あるあるですが、キムチがとても美味しくて、おかわり不可避です。
ソルロンタンがやって参りました!中にはお素麺とご飯が最初から入っています。結構な量なので、別でご飯を頼まなくても大丈夫だと思います。
まずは刻みネギだけ追加して、スープを一口。そのままだと塩味がほとんどないので、牛の臭みが少し気になるかもしれません。しかしここに少しお塩を入れると嘘のように臭みが消えて、濃厚な美味しさだけが残ります。塩分の力ってすごい。
食べ進めながらキムチを入れたり胡椒を入れたりすると、どんどん味がこなれていきます。キムチを追加することを考えると、最初にお塩を入れすぎないほうが、最後まで味のバランスよく食べられると思いました。スープは濃厚ですが、脂っこい感じは一切ないので、するすると飲めてしまいます。
ここのソルロンタンに関しては、事前のリサーチでは結構評価が二分していたんです。自分が食べた時にどう思うか、楽しみにしながら行ったのですが、結果好きな味でした。個人的には、結構しっかり目に味をつけるのがポイントのような気がします。キムチも美味しくて満足!
そうそう、このお店にはお一人様専用席コーナーもありました。私たちが行った時間(9:30ぐらい)はそれほど混んでおらず、一人客の人たちも広めのテーブルに通されていましたが、混んでいる時間帯には一人席があると気が楽で良いですね。
▼仁寺洞から少し歩きますが、こちらも朝ごはんに良かったです
食後にお散歩がてら安国の方に向かっていたら、なんだこれは?という景色に遭遇しました。気になったら見てみたい、それが私たち。
横断歩道を渡り、そのまま中へ。不勉強でしたが、ここは実は大韓仏教の総本山でした。こんな街中にあるのですね。
目に鮮やかなこの提灯は、お釈迦様の誕生日に向けての飾り付けだったようです。日本で言うところの花祭りなのでしょうか。
色とりどりの提灯の下、皆さん熱心に参拝されていました。お供えを購入するのにもキャッシュレスで決済できる端末が置いてあり、こんなところまで…!と驚きました。
風が吹き抜けて、とても気持ちの良い空間でした。お寺の建物も立派で見応えがあります。
思いがけず立ち寄った場所でしたが、少しだけ韓国の仏教の様子が垣間見えて、面白い経験ができました。このまま、ソウル工芸博物館に向かいます。
▼ソウル工芸博物館の様子はこちら
▼サムネイルの写真はこの日のものだったのです〜!
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