ソウルに到着後、まず向かったのは益善洞（イクソンドン）にある老舗のカルグクス屋さん。
益善洞の辺りには古い建物を利用したおしゃれなお店がたくさん出来ていますが、このお店がある通りには昔ながらの魅力的な飲食店もしっかり残っています。
写真右側、格子の隙間から生地を千切る手が見えますでしょうか。せっせとスジェビ（すいとん）を量産する華麗な手捌きが見えてきたら、そこがお目当てのカルグクス屋さんです！
鐘路ハルモニ ソンカルグクス（종로할머니칼국수）
住所：ソウル特別市 鐘路区 敦化門路11ダキル 14-2
서울특별시 종로구 돈화문로11다길 14-2
NAVER MAP：https://naver.me/GPrXTsgE
★鍾路3街/チョンノサムガ駅 6番出口 徒歩1分
★支払いは現金または韓国のクレジットカードのみ
こちらのお店は1988年創業だそうです。長く地元の方に愛されてきた名店なのですね。お昼は並ぶそうですが、14時台に行ったのですぐに席に着けました。
お店に入ると、エプロンをつけた元気なおばさまたちが、全員手際良くそれぞれの仕事をこなしています。マンドゥを包む人、麺を切る人、スジェビを千切っては茹でる人。長く繁盛しているお店独特の、全員が有機的に動いているこの感じ。この時点で名店の予感が…！
この良心的な価格設定をご覧ください。カルグクスとカルジェビは8000ウォン、マンドゥも6つで9000ウォンです。これだってきっとずいぶん価格が上がっているのだと思いますが、他のお店と比較すると良心的に思えますね。
夜にうなぎを食べる予定だったので、ここは控えめにカルグクス1杯とマンドゥ1皿をオーダー。とは言っても、韓国のカルグクスもマンドゥも、日本のサイズとは全然違いますからね。
キムチは浅漬けで、さっぱりと美味しい。どうやら毎朝お店で漬けているようです。
まずはマンドゥが出てきました。お肉のマンドゥとキムチマンドゥがそれぞれ3つずつです。こちらのマンドゥは結構しっかりした味付け。ぺこぺこのお腹に沁みます！一緒に出てきたタレをつけてももちろん美味しいのですが、このままでも十分美味しいです。
続いてカルグクスもやってきました。スープを一口飲んでびっくり、なんともしっかりした煮干し出汁！お魚の濃い旨みに、ちょっとトッピングされた海苔がよく合います。
うどんは少し不揃いで、それがまた素朴で美味しいんです。しっかりと歯応えのある麺がたっぷり入っています。具材として、じゃがいも入っていました。
シェアするためなのか、いつも出てくるものなのかわからないのですが、スープだけ別で出していただけました。二人でカルグクスを分けるのに、大変ありがたかったです。
食後に「とっても美味しかったです！」とお伝えしたところ、社長と思しきおばさまがにっこり笑って頷きながら「そうでしょう、美味しいでしょう」と言ってくれたのもとても良かったです。美味しいものを作っている自負がある人がやっているお店、安心感しかありません。は〜、今すぐまた食べたい！
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