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【高雄】夕日を堪能できるおすすめスポット 打狗英国領事館(2024.10)

2泊3日の高雄旅行の初日。遅めのランチを食べて逍遥園を堪能した後、日暮れに間に合うように海側に向かいます。高雄港に沈む夕日を見るのは、今回やりたかったことのうちの一つです!海に沈む夕日って、それだけで贅沢な景色だと思います。

 

▼ランチと逍遥園の様子はこちら

 

まずは地下鉄オレンジラインで、終点の西子湾駅へ。そこから歩くこともできそうでしたが、ちょうどバスが来たので乗ってみました。

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私たちしか乗っておらず、乗車時は貸切状態でした。途中でお客さんが乗ってきましたが、その方達も同じ目的地に向かっていたようで、みんなで一緒に下車しました。向かったのは、高雄の夕日スポットとして有名な、英国領事館です。

 

打狗英国領事館

打狗英国領事館
住所:高雄市蓮海路18号

開館時間:9:00~19:00(土日祝は〜21:00)

     ※入場は終了時間の30分前まで

閉館日:第3月曜日

入館料:99元(1〜6歳未満の子供39元)
公式HP:https://britishconsulate.kcg.gov.tw/eng/home01.aspx?ID=1
★日本語パンフレットあり

バス停から降りると、まず目に入ったのはこのお廟の看板でした。え、領事館はいずこ…?

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…と思ったら、左側にちゃんと看板が出ていました。この階段を登って行けということのようです。


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ヒーヒー言いながら頂上まで上がります。全部で140段と、意外と高さがあり、日頃の鍛錬不足が露呈しました。

しかし、階段を上りながらも西の空はすでに夕焼けで美しいんです!写真を撮りつつちょっと休憩。

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階段を上り切ると、目の前にお廟が現れます。

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そのまま右を向くと、西洋建築の英国領事館です。ここでも中華世界とのコラボレーションが生まれていますね。

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チケットを買って入場します。右側にあるのは、喫茶スペースの割引チケットとのことでした。こちらもパンフレットはしっかり日本語。ありがたいですね!

 

チケットはKlookで事前購入も可能です。アフタヌーンティーをしたい場合には、Klookで事前予約しておくほうがお得そうです。

 

こちらの建物は1879年、イギリス人によって建てられたもので、台湾に現存する最古の洋館だそうです。1879年というと、清朝末期で中国が混乱していた頃ですね。その後、1895年に台湾は日本に割譲されます。この辺りの歴史の流れがぼんやりとしかわかっていないので、次回台湾に行くまでにしっかり勉強しておきたいところです。

 

 

ところで高雄の古い書き方である打狗(dǎgǒu)というのは、当時のこの地の呼び名であった「takau」に、漢人が字を当てたものだと言われています。しかしこの「打狗」、中国語として直訳すると「犬を殴る」という意味になってしまうんです。流石にそれはひどいということになり(そりゃそうだ)、1920年に似ている字を当てて改めたのが現在の「高雄」という呼称だそうです。こちらの領事館には当時の呼称が使われているのですね。

 

なお、こちらの打狗英国領事館は日本統治時代に売却され、高雄海洋観測所となったそうです。戦時中には爆撃を浴びたりもしたようですが、1985年から修復が開始され、今は文化財に指定されています。

洋館を背に振り返ると、目の前は西子湾です。しばらく見守っていると、あっという間に太陽が水平線に沈んでいきました。太陽が沈む時って、意外なほどあっさり、すとんと向こう側に消えていくのですよね。海の日暮れを見るたび、その呆気なさにいつも驚いてしまいます。

 

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領事館の裏側に回ると、高雄港を見渡せます。港を見ながら座って少し休憩できるスペースもあり、皆さん思い思いに寛いでいる様子でした。アメリカ人と思しき隣の人たちは、港を見せつつお母さんとビデオコールをしていましたが、確かにこの景色は誰かに見せたくなるのも納得です。


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広い港と海、空を見ているだけで、なんだかリフレッシュできます。私たちは暗くなる前に出てきてしまいましたが、きっと夜も綺麗だと思います。


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中の展示は大したものがないな…と思っていたら、実はメインの展示はここから山道を下ったところにある、別の建物だったそうです。全然ちゃんと案内を見ておらず、夕日を見るだけで満足して帰ってきてしまいました。まあ今回の目的は果たしたので、次回のお楽しみということで…

 

帰りは西子湾の駅まで歩くことにしました。海沿いの散歩道を、うさぎちゃんたちがお散歩していました。建物の感じもどこか港の雰囲気があって面白いです。


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旗津への渡船の乗り場がありました。居住している人と、遊びに行く人で乗り場が違うのですね。ちなみにこちらはいずれもバイクで乗り込む人用の入口で、人用の乗り場はまた別の場所にあります。我々も3日目にここから旗津行きの船に乗ってみました。


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かなりの人数が乗り場に並んでいました。住民レーンの方が明らかに人が多かったです。

歩いているうちに、すっかり暗くなりました。

港のある景色、なんだか風情があってとても良いです。この後ホテルのエリアまで戻り、晩御飯を食べに向かいます!

 

▼今回の旅プランの詳細はこちら