朝から興隆居でしっかり腹ごしらえして、向かったのは高雄市立博物館です。 せっかく旅行でどこかに行くなら、その土地の成り立ち、歴史を知っている方が楽しい上、失礼なく過ごせる気がして、最近はできるだけ旅先でその土地の歴史がわかるところに行くようにしています。本当は旅の前半に行ける方が良いんですけどね、今回はやむなし。
お店からは博物館までは徒歩15分ぐらいで、夏でなければ迷わず歩く距離ですが、あまりにも暑いのでバスで行くつもりにしていました。しかし、待てど暮らせどバスが来ない!仕方なく歩くことにします。バス停から木陰までのわずか数100メートルの道が、大変長く感じます。
銀行の建物にも、なんだか南国感がありますね。
川を越えれば、目的地はもうすぐそこ!
高雄市立歴史博物館
高雄市立歷史博物館(Kaohsiung Museum of History)
住所:高雄市塩埕区中正四路272号
開館時間:9:00〜17:00
休館日:月曜日
入館料:無料
博物館が見えてきました。青空によく映える、立派な建物です。
この建物は1938年に当時の清水組(現在の清水建設)によって設計され、1992年までは市庁舎として使われていたそうです。その後、1998年に博物館として生まれ変わったとのこと。建物自体もとても素敵です。
入口を入るとすぐ、美しい階段があります。
細かなところまで意匠が凝っていて、見応えがありました。
階段の右側にはパンフレットや資料のコーナーがありました。日本語のパンフレットをいただいて、早速館内へ。
大変わかりやすく、デザインも素敵なパンフレットでした。
朝早い時間だったからか人が少なく、ゆっくり鑑賞できました。日本語の説明も多くてありがたいです。
展示は高雄の歴史の概要、港湾や鉄道の発展といった内容です。
展示室一つ一つのデザインも素敵です。展示内容も非常にわかりやすく、勉強になりました。
2階には、台湾最大の悲劇と言われる二・二八事件に関する常設展がありました。この展示室には日本語の解説がないので、理解が少し難しいところもありましたが、適宜ネットで検索をしながら展示を見ました。まさにここがその舞台の一つだったのですね…
打狗喫 TAKAO EAT
少し疲れたので、館内のカフェで休憩することにしました。打狗というのは、高雄の昔の地名です。
正面の階段の右側に、カフェの表示が出ています。
カフェラテを頼んだら、クッキーも一緒に出していただけました。どちらも美味しい!台湾に行くとお茶ばかり飲んでしまい、あまりコーヒーを飲まなくなるのですが、やっぱり無性に飲みたくなる時もあるんですよね。
外がよく見える明るい空間で、私が行った時は誰もおらず、静かにゆっくりできてとても良かったです。
帰りにミュージアムショップでお土産も買いました。左上は陶器のコースターで、右上はポストカードです。どちらも細やかなデザインが素敵で即決。全部で2500円ぐらいでした。購入したらくじ引きができて、左下のマスクと右下のマグネットもいただけました。マグネットはタイルのような焼き物でできていて、色合いやデザインが可愛い。嬉しいですね。
建物も素敵で、展示も充実していて良い博物館でした。カフェもミュージアムショップもとても良かったので、また次回近くに行くことがあれば立ち寄ろうと思います。
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