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【エバー航空】大阪〜パリ ビジネスクラス搭乗記 機内食&ラウンジ(2024.1)

もう半年以上前の話ですが、2023〜2024年の年末年始には、エバー航空でフランスまで行ってきました。エバー航空でヨーロッパまで行くのは初めてです。時間帯もちょうどよく、コスパも良いと感じたので、今回はその時のことを振り返ってみます。

 

 

エバー航空 大阪〜パリ フライトの詳細

エバー航空を選んだ最大の理由は、出発と到着の時間帯がちょうどよかったからです。フライトスケジュールはこんな感じでした*1

<往路>
①大阪 17:45発 台北 20:05着(BR129)
②台北 23:30発 パリ 翌8:25着(BR87)

<復路>
③パリ 11:20発 台北 翌7:20着(BR88)
④台北 13:00発 大阪 16:25着(BR130)

着いたらすぐに車を借りてパリから移動するので、朝着だと1日を有効活用できて都合が良いのです。また年末は出発ギリギリまで仕事をしていることが殆どなので、大阪の出発便が17時過ぎというのも、余裕があって安心でした。だいたい前日の夜か当日の朝にパッキングをするのですが、この出発時間なら足りないものがあっても午前中に買い出しに行って、近所でゆっくりランチを食べてから空港に向かっても時間に余裕があります。

 

帰りの時間は正直微妙ですが、帰ってくるだけなので許容範囲内かな…台北の出発便がもう少し遅ければ、一度街中に出てランチでもして帰ってくるんですけどね。そこまでの余裕はないという、ちょっと中途半端な時間でした。

 

着いてすぐに活動するためには、機内でしっかり眠れることが必須条件なので、ヨーロッパに行く時には眠るためにビジネスクラスに乗ります。我が家は夫の方がビジネス熱望派という感じなのですが、ふだん機内では殆ど眠れない私にとっても、フルフラットで横になれるのはありがたいです。

 

と言っても、コロナ前に比べて本当に航空券の値段が上がりましたよね…この時も、日系の航空会社はもちろんのこと、エールフランスなども軒並み80万円以上だったと思います。数年前のほぼ倍です。

 

そんな中、エバー航空は確かパリまで往復で1人50万円前後でした。もちろんそれも移動のための費用と思えば馬鹿馬鹿しくなるぐらい高いのですが、現地での時間を充実させるための必要経費と考えて、こちらで予約することにしました。どうしてもハイシーズンにしか長期の旅行には行けませんのでね…このために働いているようなものなので、辛いですが良しとします。思い出はプライスレス。


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空港で、大好きなマールブランシュの茶の菓を購入。道中のおやつにします。

 

大阪〜台北(BR129)

まずは大阪〜台北便です。機材はB787。

新しくて綺麗なシートで、フルフラットになるタイプです。安全ベルトは車のように肩からがっつり閉める設計。

 

座席の配列が1-2-1で、かなりゆとりがあります。ウェルカムドリンクをいただきました。


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エバー航空の楽しみと言えば、機内食で鼎泰豊監修のお料理をいただけること。洋食か中華か選択ができましたが、迷わず中華をオーダーしました。

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お茶も中国茶にします。もちろんアルコール類のチョイスもたくさんありましたが、私はお酒は飲みませんのでお茶や炭酸水などを飲みます。

この日のメニューは紅燒牛肉麵。本当は小籠包も出てきたらもっと嬉しかったのですが、こちらも十分美味しかったです。麺はちょっと柔らかめの中華らしい麺です。お肉の塊がどっさり入っていて、お腹いっぱいになりました。

デザートは白木耳。こちらも大好きなので嬉しい。

 

ご飯を食べて、ちょっとシートを倒してみたりお手洗いに行ったりしているうちに、あっという間に到着。やはり台北は近いです。フルフラットの座席を活用する間もなくて、ちょっと惜しいような気も…

 

台北〜パリ(BR87)

続きまして、台北からパリへ。機材はB777で、座席は1−2−1の逆ヘリンボーンですね。エバー航空のサイトで見てもわかるのですが、B787と比較するとやや古さが感じられます。足元もやや狭めではありますが、それでも十分快適でした。


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お水とポーチ、パジャマが配られます。私は楽な服装で乗ったので機内では着替えませんでしたが、こちらのパジャマがなかなか快適で、旅先で着用しました。ポーチはアルマーニで、結構しっかりしたハードケースです。

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787より良いのは、物を入れる場所がたくさんあるところかな?足元にも結構物が入ります。

真ん中のシートにしたので、ぐーんと身を乗り出せば隣の席の夫が見えます。知らない人が隣だっとしても、そんなに気にならないレベルの距離感です。1人だったら端の列を選びますけどね。

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夜中ですが、乗ってすぐにご飯タイムでした。


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ここでもやはり中華をチョイス。海老ワンタンの点心が載った麺とチキンのスープ、デザートは確か胡麻の餡が入った点心だったと思います。

 

ご飯を食べ終えた頃には日本の夜中だったので、食べたら即就寝。この時のフライトが、多分人生で一番眠れました。今はロシア上空を通れないので、台湾からパリまでは確か14時間ぐらいかかったはずなのですが、そのうち12時間ぐらいは寝ていたような…快適でした。

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朝ごはんはお粥で!この後しばらくお米を食べる機会もないかなと思い、また中華にしてしまいました。腐乳*2が付いてくるのが良いですね。お粥自体には殆ど味がないので、腐乳や上にあるデンブなどと加えていただきます。

 

夜が明けてきました。幸い窓側の隣席が空いていたので、少しそこに座らせてもらって外を眺めたり、写真を撮ったり。前の席に座っていた大変感じの良い台湾人青年とちょっとおしゃべりして、また席に戻ってうとうとしているうちにパリに到着。よく寝たので、長時間フライトでもあっという間に感じました。時間帯もちょうど良かったのかも?

 

▼着いてすぐ、シャンボール城に向かいました!

 

パリ〜台北(BR88)

帰りも、同じくB777でまずは台北に向かいます。

こんな洒落た飲み物を頼んだ記憶がすでに皆無…これはなんでしょうか…?このフィンガーフードは、フォワグラのタルトレットと鴨を載せたパンデピス(スパイスブレッド)でした。

この時は珍しく洋食を頼んでいますね。スモークサーモンと、豆のスープ。

メインは海老のグリルにしました。一緒に出てきたポレンタがすごいボリュームで、確か全部食べられなかった記憶があります。

デザートにはラデュレのウジェニーが出てきました。噛むとコーティングがパリッと割れて、優雅なお花の香りが口中に広がり、大変高級なお味がしました。なかなか自分でも買いませんので、これは嬉しいですね。

 

帰りは現地時間の午前中発だったので往路ほどは眠れませんでしたが、それでも普段の長距離フライトよりは随分眠れた方だと思います。やはり横になれるのは本当に大きいです。

 

台北〜大阪(BR130)

最後のフライト、台北〜大阪便です。こちらの機材の方が圧倒的に快適なので、長距離のパリ便がB787なら良かったのになあと思ったりしました。せっかくの台北発便なので、お食事はもちろん鼎泰豊にします。

チキンスープのヌードルと、デザートは胡麻まん!どちらも美味しかったです。小菜はピリ辛のハチノス煮込みと木耳の和物で、こちらも美味でした。お食事は4便の中でこれが一番好みだったかな?

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雲の上に出るといつも心が晴れ晴れします。飛行機は良いなあ。

 

エバー航空のラウンジ

台北桃園国際空港ラウンジ「The Infinity」

台北では、エバー航空のラウンジを利用しました。ラウンジは4箇所ありますが、ビジネスクラスの乗客向けのラウンジはここだけのようです。残りは自社の上級会員、あるいはスターアライアンスの上級会員向けなのですね。

なんだかちょっと昭和感があります。人は多くなかったので、ゆったりできたのは良かったです。

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写真は撮っていませんが、フードはそんなに多くなかったような…ちょっとだけ点心をつまみました。

 

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シャワールームはこんな感じです。アメニティはロクシタンでした。長距離のフライト前後にシャワーを浴びられるとかなりサッパリするので、ありがたいですね。

 

とはいえ、ラウンジ自体がすごく素敵!という感じではないので、しばらく滞在していたら飽きてきます。というわけで、少し空港内をうろうろして、ドリンクを飲んだりしました。

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往路ではフルーツたっぷりのスムージーを。1杯1000円ぐらいだったことにお会計後に気づき、キエエエ高い!と仰天しました。円が弱いし、空港内なので仕方ありませんね…

復路では大好きな春水堂でタピオカミルクティーを頼みました。これも190元ですってよ!高いわね!そういえばこの前高雄に行った時にメニューを撮影したことを思い出して確認してみたら、街中の店舗だと90元でした。やはり空港価格ですね。でもどうしても飲みたかったので良いんです。

 

 

シャルル・ド・ゴール空港 T1 「スターアライアンスラウンジ」

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シャルル・ド・ゴールにはエバー航空のラウンジはないようで、できたばかりのスターアライアンスラウンジを利用しました。

 

どうやらスターアライアンスラウンジはまだ世界に6箇所しかなく、中でもこちらは2024年のスカイトラックス社の格付けで、世界のベストラウンジに選べばれていたようです。そんな貴重な場所とはつゆ知らず…もっと早い時間に行って満喫すれば良かったかな?


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確かに、フードもドリンクも充実していて、デザインも素敵でゆったりくつろげる素敵なラウンジでした。


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私が気に入ったのはこちらのティーコーナー。さまざまな茶葉を自分でティーバッグに入れて、お茶を楽しむことができました。また行ける機会がいつになるか分かりませんが、次回行けることがあればもっとしっかりラウンジ内を楽しんでみようと思います。

 

まとめ

時間帯優先で選んだフライトでしたが、かなり快適に過ごすことができました。正直、同じアジア系の航空会社でビジネスに乗るならキャセイの方が機内、お料理、ラウンジなど全てにおいて洗練されていて、旅の高揚感はあると思いますが、エバー航空のこの雰囲気は個人的にはホッとする感じで好感度が高かったです。また長距離のフライトで、きっと利用すると思います!

 

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*1:2024年10月現在、BR129/130便は発着時刻が30分ほど遅くなっているようです。

*2:豆腐に麹をつけ、塩水中で発酵させたもの。