11月の上旬、コンサートのためにバンコクに行ってきました。タイは2年ぶりでしたが、実はバンコク中心部に出るのはほぼ20年ぶり(!)ということで、あまり勝手がわかりません。そこで、コンサート会場の目の前、チットロム駅近くのモクシーに泊まることにしました。
こちらのホテル、2024年2月にオープンしたばかりのピカピカの新築です。立地もよく、周囲にはモールもたくさんあって一人旅でも快適に楽しめました。今回は、ホテルの詳細と周辺環境についてレビューします。
Moxy Bangkok Ratchaprasong宿泊記
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アクセス
ホテルはBTSスクムウィットラインの「チットロム」駅から、歩いて約7分ほどの場所にあります。7分と聞くと少し遠そうですが、ゲイソンヴィレッジというモールの中を通ることができ、さらにホテルまで直通の歩行者デッキがあるので、それほど遠く感じません。また、ずっと屋根のあるエリアを歩けるので、雨の日や日差しのきつい日でも安心です。
大通り沿いに、南から順番にゲイソンヴィレッジというショッピングモール、ビッグCという大型スーパー、そして MARKETというモールが並んでいます。ホテルがあるのは、このMARKETの上です。
大通りを挟んで向かい側には、セントラルワールドという巨大なショッピングモールがあります。今回のコンサート会場はこの中のホールでした。ホテルの目の前かつ巨大ショッピングモールの中の会場、便利で最高です。
さて、ゲイソンヴィレッジからデッキをまっすぐ北上すると、モクシーの看板が見えてきます。ここは正面入り口ではありませんが、この扉を入るとすぐにエレベーターがあり、9階のロビーフロアまで直通で行くことができます。
ホテルにはMARKETの1階から行くこともできました。モクシーらしいポップな雰囲気が目を引きますね。MARKETは確かに他のおしゃれモールと比べると少々寂れた雰囲気はあるのですが、ローカルお土産を扱うお店がたくさんあり、人も少なくてのんびりしているので、ゆっくりお土産探しをしたい人には悪くない場所だと思います。
ホテルの前の大通りは、夕方から深夜にかけてずっとこんな感じの渋滞でした。右側の長〜い建物が、先ほど述べたセントラルワールドです。どれだけ巨大なモールか、この写真を見てもお分かりいただけると思います。
空港アクセス
タクシーを利用しない場合、空港からホテルへは複数のルートがあります。スワンナプーム国際空港からであれば、乗り換え1回で約1時間ぐらいのイメージ。まずはARL(エアポートレイルリンク)でパヤー・タイ駅まで出て、そこからBTSスクムウィットラインに乗り換え、チットロム駅まで行くのが一番シンプルでわかりやすいルートです。
ARLのラーチャプラーロップ駅で降りれば、空港からは1本ですが、駅からは15分ぐらい歩くことになります。荷物が少なくて、あまり暑くない日であれば無理ではないかも…?
ARLはトークン式でした。乗る時はこれを改札にタッチ、降りる時はこちらをコイン入れのようなところに入れて改札を出ます。
ドンムアンからの場合、電車だと乗り換えが複数回発生して1時間以上かかり、やや不便です。空港からセントラルワールドまで、30分間隔でシャトルバスが出ているので、そちらを使うのが便利だと思います。渋滞していたとしても、30〜40分で到着します。
私は今回、帰りはドンムアン発だったので、セントラルワールドの前からこの「A3」ルートの空港シャトルバスに乗ってみました。乗り込むと、車掌さんが料金の回収に来てくれます。料金は50バーツで、お支払いをするとこのチケットを渡してもらえます。降りるまで、念のためちゃんと持っておくと安心ですね。
館内設備
さて、ホテルの話に戻ります。まずは9階のロビーへ参りましょう。
ロビーラウンジはとても広々とした空間です。このラウンジスペースで、寛ぎながらPC作業をしている人もたくさん見かけました。この奥にチェックインのためのカウンターがあり、更にその奥がレストランスペースになっていました。
このラウンジスペースにはビリヤード台や昔懐かしい感じのサッカーゲームなどがあり、特に夜はここで遊んでいる人たちをたくさんお見かけしました。
写真を撮るのを忘れていましたが、荷物預け用のロッカーとジムも9階にあります(上の写真の、向かって左側です)。ジムにはサンドバックとボクシングのグローブも用意されていましたよ。
夜はこのフードトラックがドリンクステーションになり、このあたりやテラスがバースペースになるようです。
チェックインは、このトラックの右側のカウンターで行いました。他のモクシーと同じような感じですね。
入ってすぐ、象さんのオブジェがあるのがタイらしい雰囲気です。
こちらはレセプションの前のスペース。ここにはエレベーターが3基あり、1階まで降りることができます。ピンクの使い方が印象的がポップで可愛いですね。
ちなみに、客室までのエレベーターは全部で5基ありました。ロビー階には常に1〜2基が停まっており、待たずに上に上がれてストレスがなかったです。
ピンクの置物には、なんと書いてあるのでしょう?タイ語は全然読めないので、「ああ、日本に来た他の国の人たちは、こういう気分を味わっているのかな…」と思ったりしました。
ロビーのある9階には、ライブラリースペースもありました。ロビーフロアは全体的に音楽がしっかりかかっており賑やかな雰囲気ですが、こちらはロビーから壁一枚隔てているので少し静かです。
このスペースにはコーヒーマシーンもあり、自由に楽しむことができました。
こちらも居心地が良く、ゆっくりできる雰囲気です。
お部屋
チェックインを済ませて、早速お部屋に向かいます。少し早めの到着でしたが、すぐに案内してもらえました。今回は21階の、一番コンパクトなお部屋です。
ドアを開けるとすぐ、バンコクの景色のよく見える大きな窓が目に入りました。
ちょうど北側を臨むお部屋です。とてもコンパクトな作りですが、それもそのはず、確認したら18平米でした。確かに広いとは言えませんが、スーツケースも十分広げられそうですし、一人で過ごす分には特に不便はありません。
見晴らしが良くて気持ちが良いです。ロールカーテンは二重になっており、下ろせばしっかり日差しを遮ってくれました。
ベッドサイドはこんな感じ。小さなデスクはありますが、椅子がありません。これは残念ポイント。折りたたみ椅子でも良いので、ここに座れたら良かったのですが…
引き出しの中にはセーフティボックスが入っていました。
お水は瓶ですね。到着した日は2本でしたが、2日目はなぜか3本補充されていました。このバーコーナーの上に、冷蔵庫もありました。とても小さいので、大きなものの保管は難しそうです。
クローゼットはないので、お洋服は壁際に吊るします。右側に吊るされているのが椅子かと思いきや、すごく低かったのでこれはなんだ?荷物おきか?と不思議でした。後から調べたらやっぱりこれが椅子だったようです。でも低いよ!?
ベッドサイドはこんな感じ。左右に充電スポットがたくさんあるのは、さすが新しいホテルという感じがします。USB充電もできます。タイの場合は日本のプラグもそのまま使えることが多いので便利ですね。
洗面台もポップな雰囲気です。シャワーの写真を撮り忘れてしまいましたが、レインシャワーとハンドシャワーの2種類で、水圧もしっかり。シャンプー、コンディショナー、ボディソープは備え付けで、他のモクシー同様グレープフルーツの香りのものでした。お手洗いとシャワースペースは壁で仕切られています。
アメニティも一通り揃っています。
ドライヤーはパナソニックのものでした。ちょっと笑えてくるぐらい風量がすごくて、あっという間に髪の毛が乾きましたよ。
スリッパはなく、備え付けのビーチサンダルが置いてありました。私は特にお風呂上がりに共用のサンダルを使うのは嫌なので、持参のスリッパを利用しました。
プラチナ会員特典
10月末にゴールドエリートからプラチナエリートに昇格したので、今回はプラチナエリートの特典を案内していただきました。①1泊あたり500ポイントの付与、②1泊あたり10ドルのバウチャーで、全然覚えていないのですがもう一つ何か特典があったと思います。写真を撮らせてもらうべきでした…
今回はお昼過ぎの便で帰国だったので早めの時間にチェックアウトしましたが、16時頃までのレイトチェックアウトの相談も可能なようです。ゴールドの場合は14時ですね。朝食のオファーはありませんでした。ホテルで朝食を利用する場合、上記バウチャーを利用して割引してもらうことになるのだと思います。
また、エリートメンバーの人はくじ引きができますよ!とのことで、ガチャガチャを回したところ、モクシーベアのぬいぐるみをいただきました。
せっかくなので、お部屋のくまちゃんと一緒に記念撮影。
周辺環境・治安
周辺は夜遅くまで人通りが多く、深夜までカットフルーツの屋台なども出ており、治安の面でも安心でした。特に一人旅の時には、人通りが少ない裏道に面したホテルは極力避けるようにしています。その点でも、こちらのホテルの立地は安心感がありました。
土日は気付きませんでしたが、月曜の朝にはホテルの前にずらりと屋台が並んでしました。みなさんここで朝ごはんを調達して出勤するのでしょうか。どのお店も賑わっていました。
「アクセス」の項目で触れた通り、周辺には大きなショッピングモールが複数あり、隣には大型スーパーもあるので、お買い物や食べ物に関してはまったく心配がないと思います。徒歩数分圏内には、セブンイレブンも複数ありました。
周辺のモールで言うと、特にセントラルワールドは1日では足りないほどのサイズ感で、充実していました。今回は少しだけショッピングも楽しめて良かったです。購入したものについては、また別途記事にします。
前の通りにはトゥクトゥクもたくさん待機していました。ちょうどクリスマスツリーも設置されたところのようで、早速イルミネーションが煌めいていましたが、こんなに蒸し暑いのにもうクリスマス…?いや、そもそもここは敬虔な仏教徒の国だったのでは…?と、なんだか不思議な感じがしました。おおらかな感じです。
▼セントラルワールドの様子はこちら
また、ホテルから北に向かって100メートルほど歩くと、マッサージ屋さんもたくさん並んでいます。
私はこの中のCity of Massageというお店に連日通ってしまいました。ローカルな雰囲気ですが、受付の方には英語が通じて、セラピストの方も皆さんとても優しくてお上手でした。
ホテルから徒歩圏内には、有名なカオマンガイのお店やファインダイニングもあり、楽しいお食事体験ができました。
まとめ
オープンしたばかりで隅々までピカピカで、スタッフの方もみなさん感じよく、とても快適なホテルでした。また、とにかく立地が良いので、滞在中はほぼ徒歩圏内で過ごしてしまったほど。次に観光で来る時にはもう少し他のエリアにも足を伸ばしたいので、別のホテルに泊まるかもしれません。もしまた同じ会場でコンサートがあるなら、必ずここに泊まります!
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