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【青森】青森のイタリアン「アルチェントロ」(2024.2)

雪の八甲田ホテルを堪能し、青森駅周辺に戻ってきました。

 

 

ここまでの雪道が嘘のように、市街地はしっかり除雪されていました。とは言え後ほど聞いたところによると、今年が特別に雪が少なかっただけで、例年はもっとしっかり積もっているのだそうです。

 

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荷物を置いてから、ちょっとお散歩へ。コーヒーが飲みたくて、いくつか探しておいた喫茶店の中から「茶房 河童」さんに入りました。

 

茶房 河童

あれほど「夜に向けてお昼は軽めに!」と意気軒昂に言っていたのに、つい頼んでしまったかぼちゃプリンセット。まあ、プリンはほぼ飲み物ですからね…

 

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写真で見るとあまり分かりませんが、けっこうな大きさです。優しいお味で美味しい!コーヒーもとても美味しかったです。なんとセットで650円という良心的価格でした。

 


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こちらのお店、上品なおばさまが一人で切り盛りされているようで、忙しい時はちょっと時間がかかるようです。ソファはカリモクで、照明も小物も器も一つ一つレトロで可愛くて、不思議と懐かしさを感じる落ち着く空間でした。

 

別の席の方が食べていた生姜焼き定食(700円!)もとっても美味しそうでした。近所にあったら絶対に通うのに…

 

そしていよいよ、今回の旅の目的その2、再訪したかったイタリアンの「アルチェントロ」さんへ。思ったより雪が積もっていなかったので、駅の辺りからゆっくり歩いて向かいました。

 

アルチェントロ

住宅街にあるこぢんまりとしたレストランなのですが、前回来た時の印象が本当に強烈だったのです。一皿一皿が本当に尖っているというか、創意工夫に溢れていて、まるでシェフに一騎打ちを挑まれているかのような気持ちになり、絶対に違う季節にまた来たかったお店です。量もたっぷり。真剣勝負ゆえ、コンディションを万全にして臨まなければと思っていました。しっかり準備してお店に到着!期待に胸膨らむ!

 

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お任せのコースのうち、皿数の多い方をお願いしていました。全部で8皿、めくるめく食の冒険という感じのお品がどんどん出てきます。夫はワインのペアリングもお願いしていましたが、出てきたワインもかなり面白かったそうです。

 

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これは確かアンコウ…だめだ、今度から食べながらメモを取らねば…

 

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ああ、この白子も思い出すだけでうっとりしてしまう美味しさでした。上に載っているのは菊芋、ソースは確か春菊だったと思います。さまざまな旨味と食感が口の中に広がって、至福の体験です。


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山菜の苦味とからすみも良い。


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この深い緑色のソースは、鮑の肝のソースなんです。頭がクラクラするほどの濃厚な旨味!ほんのり苦味があるのが最高です。肝には肝にしかない美味しさがありますね。パンでぜーんぶ拭って食べたので、お皿がピカピカになりました。


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大間のウニをたっぷり使ったパスタ。こちらも本当に美味しい。


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最後は短角牛です。これがもう、ぎゅっと身の詰まったすごいパワーのあるお肉なのです。噛めば噛むほどジュワッと旨味が出てきて、ほんの少しお塩をつけるだけで無限に噛んでいられる美味しさ。

 

青森の食材がふんだんに使われていて、どのお皿をとっても「こんな組み合わせがあるのか」という新鮮な驚きがあります。春先だった前回の訪問時とは使われている食材も全然違って、また新たな美味しさにたくさん出会えました。飛行機に乗ってまで食べに来た甲斐がありました。ここは絶対にまた来たい…!

 

今回はシェフとも少しお話ができたのですが、やはりシェフも「こんなに雪の少ない冬は初めてです」と仰っていました。そうそう、遠方から何度も通われているお客さんも多いようです。食べることに貪欲な人には本当にお勧め!しっかりボリュームがあるので、お腹をぺこぺこにして行くとさらに幸せを感じられると思います。

 

▼前日には、雪の八甲田ホテルを堪能しました!