八甲田ホテルにはフレンチレストランと和食処があり、夕食、朝食共に洋食にするか和食にするかを選べました。特に理由があったわけではありませんが、夕食はフレンチ、朝食は和食で予約をしていました。予約した時間に、ホテル内の「レストラン メドー」に向かいます。
レストラン メドー
ここに来て壁を眺めると、本当に立派なログハウスだということがよくわかります。シャンデリアも全て木で組まれたものでした。これは食後に撮らせてもらった写真なので誰も映っていませんが、店内に入った時にはほぼ満席だったと思います。家族で来ている人、二人連れの人、そして一人旅の人まで、幅広い年代の方が集っていました。
中華系の人たちも数組いて、みんなどうやってここを知って、どうやってここまで来たの…?と驚きました。情報収集をして雪山の中まで来るそのエネルギー、すごいよ!
お料理は和のエッセンスを少し足した、しかし王道のフレンチでした。鴨のコンフィを使ったミルフィーユに、タラバガニと雪中人参の載ったさつまいもの何か…何だったかな…
こちらはホタテのフラン。青森のホタテ、とても美味しいです。
人参のスープと、青森産のヒラメ。ヒラメは皮がパリパリで身がふっくらして、少し使われた海苔が良いアクセントでとっても美味しかったです。
お肉も青森のもの。ソースは栗でした。フィレだったので重すぎず、こちらもぺろり。
デザートにはもちろん林檎があしらわれていました。青森のりんご、どこで何を食べても全部美味しい!
それにしても、これだけの雪山に囲まれて、市街地から車で1時間近くかかる山の上で、こんなに手の込んだフレンチをいただけるなんて驚きでした。きっと和食も美味しいのでしょう。2泊して、1日目はフレンチ、2日目は和食…という楽しみ方も良さそうだと思いました。
食事の後は、午後にアップルパイを食べたバーランウンジへ。バーテンダーの方が丁寧にお酒の説明をしてくれて、こちらもとても良い空間でした!
到着した日は雪が降ったり止んだりで空が暗かったのですが、翌日は快晴。
ホテルの前の雪原に、小さな足跡がたくさん残っていました。ホテルの方に聞くと「あれはおそらくテンでしょう」とのこと。たまにレストランのバルコニーまで遊びに来てくれることもあるそうです。
遠くに樹氷も見えました。近くで見たらきっと迫力があるのでしょう。今回は時間の都合でスノーシューハイキングには行けませんでしたが、2泊すれば行ける…!などと夢が膨らみます。死ぬまでに叶えたいことリストにまた1行追加です。
朝ごはんは和定食にしました。焼鮭をメインに、ピカピカの白米をたくさんいただきました。ご飯茶碗の隣の黄色いものはコンポートのような林檎です。これももちろん美味しい。
今回の滞在では、見渡す限りの雪に囲まれて、滅多にできない体験ができました。温泉もとても良かったので、またぜひ再訪したいです。そうそう、2024年9月には和食処もリニューアルオープンしたらしいので、次回泊まる際には和食を選んでみるのも良いかもしれないな…などと思っています。
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チェックアウト後、青森駅まで向かうバスの出発までかなり時間があったので、先に酸ヶ湯温泉に向かい、「鬼面庵」というお蕎麦屋さんで軽くランチをすることに。この日の夜には大変ボリュームのあるディナーを食べる予定があったため、お蕎麦ならコンディション調整に最適だ!と思ったのです(食べることに全力)。
酸ヶ湯温泉 鬼面庵
頼んだのは鴨南蛮そばとホタテの串焼き。お蕎麦はつなぎを使っていないそうで、その分切れやすいのものの、お蕎麦らしい美味しさがしっかり。ホタテの串焼きもとても美味しくて、ちょうど良い軽めのお昼ご飯になりました。
酸ヶ湯温泉から青森駅行きのバスに乗り、雪山の中を走り抜けて市街地へ。ひたすらこの景色が続いて、それだけでここに来た甲斐があったなと思いました。きっと新緑の季節も美しいに違いありません…また行きたいです。
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