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【長野】松本でジビエの名店「ロティスリー レストロリン」再訪(2023.11)

フランス・スペイン旅行の振り返り中ではありますが、カメラロールを整理していて松本の名店「ロティスリー レストロリン」さんのことを急に思い出しました。11月頃、このお店を再訪するために松本に行ってきたのです。

 

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3度目の正直で、ようやく松本城の中にも入れました!

 

 

 

ロティスリーとは、ロースト料理店のことだそうです。松本駅からも松本城からも徒歩圏内で、観光で訪れた人にも行きやすい場所にあります。

 

このお店のことは、普段よく行くスペイン料理店の長野出身オーナーシェフに教えてもらいました。曰く、「ジビエに取り憑かれたシェフが、完璧な肉料理を出してくれるレストラン。あなたたちは絶対に気に入る(預言者の顔)」とのこと。そう聞いて初めて行ったのが、確か2022年の初夏だったでしょうか。

 

その時もお肉料理の美味しさに感動したのですが、猟師でもあるシェフにジビエの話をお聞きし、次回は必ずジビエの季節に…!と決意していたのです。

 

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お店は信毎メディアガーデンという、新聞社の本社ビルの中にあります。余談ですがこのビルの中には長野の物産店やアウトドア用品のお店などが入っています。どのお店も洗練された良い感じのものが揃っているので、ちょっと良いお土産を探したい、という時にもぴったりだと思います。


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ものすごく悩みましたが、やはりメインにお肉をしっかり食べたくて、前菜はタコとタブレのサラダにしました。お野菜はほとんど地元のものだそうです。長野に来るたびに思いますが、お野菜の味が本当に濃くて、これが鮮度の違い…?とびっくりします。


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温かい前菜に、白子のソテー。濃厚な白子にバターの香るソースがしっかり絡み、たまりません。もう前半の2皿だけで、松本まで来た甲斐がありました。


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そしてメイン1皿目、こちらは鹿です!これがもう、本当に最高でした。噛み締めるほどに広がる旨み、炭の香ばしい香り、添えらえたキノコとマッシュポテト、全てが最高。生きとし生けるものへの感謝の気持ちが自然と湧いてくる美味しさです。

 

お肉の塊度合いも素晴らしく、しっかりと厚みがあって、食べ応えがすごい。シェフの「一番美味しくお肉を調理するにはこのサイズ」という愛とこだわりが感じられます。


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メイン2皿目はラムラック。こちらも羊の脂の甘みが本当に美味しくて、かなりお腹がいっぱいになってきていたの手が止まりません。添えられているお野菜も本当に美味しい。信州の大地よ、ありがとう…


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お腹がいっぱいなのに、お勧め上手なソムリエさんのお話を聞いていたらデザートも食べたくなってしまい、ショコラ・ショーを頼みました。オーダーしてから焼いてくれます。中からとろっとチョコレートが溶け出して、こちらも大変美味しかったです。

 

この季節になると、シェフは朝猟に出かけ、収穫があればそれがそのままメニューに組み込まれるのだそう。シェフの「命をいただいているので、感謝して敬意を持って調理しています」という主旨のお話が印象的でした。根底にその気持ちが強くあるからこそ、あれほど美味しいお肉料理ができるのでしょう。

 

お肉にしてもお魚にしても、都会で生活しているとスーパーで「製品」として小分けにされているものを買うことが殆どなので、どうしても「命をいただいている」という気持ちが希薄になりますが、ここに行くとそんな自分を反省する気持ちにもなります。また近いうちに、必ず再訪したいです!