サン・ジャン・ド・リュズからボルドーに戻って友人一家と別れ、この日はボルドー市街地でフランス料理を。ここは食道楽の友人が「今ボルドーで一番だと思う」と太鼓判を押してくれていたお店なので、楽しみにしていました。予約もネットでできて便利でした。
Ressources
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住所:126 Rue Fondaudège, 33000 Bordeaux
営業日:月〜金
営業時間:19:30〜(ディナー営業のみ)
公式サイト:https://restaurantressources.com/
予約:https://bookings.zenchef.com/results?rid=358302&pid=1001
20時半の予約はちょっと遅めかなと思っていましたが、21時過ぎても結構人が入ってきていました。ホームページでは21時半までの営業となっていたのですが、最終入店がこの時刻ということなのかもしれません。
引用元:公式ホームページ ©Magali Maricot
このレストランには決まったコースはなく、自分たちで食べたい皿数を選んであとはシェフにお任せするという面白いスタイルでした。
軽めなら2〜3皿、4皿だと一般的なレストランの前菜+メイン+デザートぐらいの量、しっかり食べたいなら5皿がお勧めとのことで、迷わず5皿お願いしました。調整しやすくて良いですよね。複数名で行く場合、それぞれに違うお料理を出してもらえるそうで、それもまた楽しみ!
飲み物はコンブチャにしました。バスクのコンブチャだそうです。
夫はワインのペアリングをお願いしていたのですが、これも「ボルドーのワインにこだわったチョイスにしますか?それともフランスを一周するようなテーマでやりましょうか」と尋ねられました。こういう提案もワクワクしますね。
スターターに、まずはししとうのフリットを。バスクから帰ってきたとところなのにバスクっぽいチョイスになってしまいましたが、美味しいので…
1皿目は、スモークしたホタテ。むっちりしたホタテの食感とほんのりスモークの香りがよく合って、とても美味しい。
2皿目はきのこでした。熱々のブロスを席で注いでくれます。きのこの味がギュッと濃いのはもちろん、このブロスが「本当にきのこだけ?」思うような深い味で、不思議な美味しさ。そしてどこか和のテイストを感じるぞ…?
3皿目はお魚料理。これはもう、完全に西京焼きフレイバーでした。聞いてみたら、やはり下味にお味噌を使っているとのこと。添えられたナスのピュレも、だんだん焼きナスの味に思えてくるという不思議さ。
こちらは夫に出てきたタコ。「ブッフ・ブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮込み)のタコ版ですよ」と説明を受けたのですが、これもなんだか「ものすごく洗練された味噌煮込み」という感じのフレイバーで不思議!タコは炭の香りがするので噛みごたえのある食感かと思いきや、すごく柔らかかったです。
最後はファワグラのラビオリ。こちらもお席で熱々のブロスを注いでくれます。ブロスだけで味見した時と、この後ラビオリから流れ出したフォワグラのエキスが混ざった時とでは味が全然違って、これも面白い。
デザートはかぼちゃのタルトと、アイスクリームはなんだったかな…それをアイスクリームにするの?という意外な食材だったのですが、全然思い出せなくてショック…
最初から最後まで、サービスもお料理の説明も丁寧で、とても満足度の高いレストランでした。スタッフの方は皆さん英語に切り替えてもフランス語の時と同じぐらいの情報量をしっかり伝えてくださったので、それもありがたかったです。
このレストランはボルドーのど真ん中からは少し外れているので、周辺はとても静かです。
中世から時が止まったかのような古い街並みの中を、近未来的なトラムが走り抜けていくのがボルドーの街の面白いところですね。
ホテルはこちらのLa Maison Bord'eauxを予約していました。レストランから徒歩圏内だったので、ここならお腹いっぱいになっても帰ってすぐにゆっくりできる!と思っていたのです。
お部屋の写真を撮るのをすっかり忘れていましたが、こじんまりして居心地が良く、スタッフの方も皆さん素晴らしく感じの良いホテルでした。街中なので、お部屋が多少狭いのは仕方がないですね。アメニティが全てNUXEだったのもよかったです!