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【ソウル】ソウル工芸博物館と館内の隠れ家カフェ(2024.4)

流行りのカフェやショップがたくさんある安国エリアに、「ソウル工芸博物館」という、韓国の工芸に特化した素敵な博物館があります。

 

以前韓国の友人にその存在を教えてもらって初訪問をして以来、ぜひまたゆっくり見学したいと思っていたので、今回再訪してみました。

 

ソウル工芸博物館(서울공예박물관)

ソウル工芸博物館(서울공예박물관)
📍ソウル特別市 鐘路区 栗谷路3キル 4
   서울특별시 종로구 율곡로3길 4
開館時間:10時〜18時(金のみ〜21時)

休館日:月曜、1月1日、旧正月・秋夕(チュソク)当日

入館料:無料
ホームページ:https://craftmuseum.seoul.go.kr/jpn/main
NAVER MAP:https://naver.me/Gulb2SfV
★3号線 安国駅 1番出口 徒歩1分

 

ホームページには、このような案内が出ています。

 

2021年7月、チョンノ(鍾路)区アングクドン(安国洞)にて開館したソウル工芸博物館は、ソウル特別市が旧・プンムン(豊文)女子高の校舎5棟を改装して開いた韓国最初の公立工芸博物館です。

(中略)

また、ここは手工芸品を制作して官庁に納品していた朝鮮の職人「京工匠」が集まっていたチョンノ(鍾路)区の中心地域でもあり、周辺にプクチョン(北村)、インサドン(仁寺洞)、キョンボックン(景福宮)などが隣接しており、さまざまな文化的経験ができる場所でもあります。

SeMoCA

 

建物やお庭の雰囲気も素敵なんです。この場所は元々、朝鮮の第26代国王高宗が王子の婚礼儀式を行うために建設した、安洞別宮(アンドンビョルグン)があった場所、つまり宮跡だったそうです。

 

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直近では女子校として使われていた校舎を、モダンに改装して展示室としています。そのせいなのか、少し動線がわかりにくいのですが、そんなことは少しも気にならないぐらい展示も面白いですよ。

 

庶民の手工芸から、宮廷で使われる贅を尽くした工芸品まで、様々な展示を見ることができます。制作過程の映像も豊富なので、言葉がわからなくても十分楽しめると思います。


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例えばこのポジャギに関する展示コーナー。

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日本で言うところの風呂敷のように使うものですが、素晴らしく手の込んだ工芸作品から、いかにも庶民が日常で使っていたであろう素朴なものまで、古くから残っているポジャギをたくさん見ることができます。

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実際に自分の手を動かして、ポジャギで何かを包む体験コーナーもあります。

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こちらは刺繍のコーナー。これは実際に手で触れることができる展示です。

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刺繍のモチーフとして頻繁に出てくる「富貴多男」。中国語でも韓国語でも「子息をたくさん産んで幸せに」という意味ですが、英語だと「子宝に恵まれますように」となっており、だいぶ印象が違いますね…封建社会を感じる〜!

 

ポジャギや刺繍の他にも、時代を追って工芸品が産業へと進化していく様子も見ることができます。個人的には、螺鈿細工の製造過程がとても興味深かったです。


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館内には休憩できる椅子もたくさんあって、週末でもそれほど混雑することもなく、ゆっくり楽しめる博物館です。こんなに充実しているのに入館料は無料なので、なんだか申し訳なくなるぐらい。

 

ミュージアムショップの品揃えも良いので、韓国らしいもの、でも普通のお土産屋さんにはないような洗練されたものを探したい時にはぴったりだと思います。私は今回は何も買わなかったのですが、螺鈿細工の入った箸置きがとっても素敵だったのが忘れられません…次回行くときにまだあれば、今度は迷わず購入したいところです。

 

 

今回は、併設の子供博物館にも行ってみました。屋上に展望台があるのだそうです。

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上に登ると、こんな景色を臨めました!そんなに高い建物というわけではないのですが、前が広場なので空と山がよく見え、広々として気持ちが良いです。ここだけ見たら、なんだかソウルの街中じゃないみたいですよね。

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4階にはカフェもありました。 NAVER MAPで調べても情報が出てきませんが、子供博物館まで行けば案内が出ているので、すぐにわかると思います。

 

店内は落ち着いた良い雰囲気です。私たちはコールドブリューのラテを頼んでみました。

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テラスのようなエリアがあって、そこから外がよく見えます。

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気持ちよく風が抜けて、この時期に来て大正解という感じでした。夏はちょっと暑そうだし、冬は寒いですよね…紅葉の時期はきっと美しいと思います。


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こちらでいただいたコーヒーがとても美味しくてびっくり。氷もコーヒーを凍らせたもので、最後まで薄くならず美味しい。

 

爽やかな初夏の風に吹かれつつ、外の景色を見ながら優雅に休憩できました。またこの博物館に来る時には、立ち寄ってゆっくりしたい素敵なカフェでした。こういう場所を見つけると、また再訪したくなりますね!

 

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