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【フランス】家庭料理ラクレットをいただくフランスのホームパーティ(2024.1)

実質最終日となるこの日の夜は、夫の友人であるご夫妻からホームパーティに招かれていました。冬のフランス家庭料理の定番である、ラクレットを振る舞っていただけるとのこと。

 

スペインほどではないものの、フランスもスタートは遅めなので、21時ぐらいから食事のつもりで来てねと言われていました。

 

そこで、お昼も遅めに食べることに。美術館をハシゴして、パリ装飾美術を出たのは14時過ぎだったかと思います。

 

▼美術館の様子はこちら

 

 

お腹も結構ぺこぺこで、とにかく何か食べなくては…と、ルーヴルからすぐ近くのこちらのブラッスリーに入ることに。

 

 

夜にどっしり重いチーズ料理を食べることがわかっていたので、たくさん野菜が食べたいと思ってポキボウルにしました。

 

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これ、写真だとあまりボリューム感が伝わらないかもしれませんが、大きなボウルにもりもりのお野菜、キヌア、サーモンなどが入っていて、これだけでお腹いっぱいになりました。

 

タイ風のソースがかかっており、なんだか久しぶりにアジアンな味を食べてホッとしました。

 

夫は(よせばいいのに)なぜかパスタを頼んでおり、「全然美味しくない」とショックを受けていました。ポキボウルは美味しかったですよ!

 

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空模様が怪しくなってきたので、一旦ホテルに戻ります。改修中のようで、オペラ座の様子が全然見えないのが寂しい。

 

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お出かけ前にホテルの近くのモノプリで帰国用のお土産を色々買い込んで、少しホテルで休憩してから、いざお家訪問へ。

 

実は私はこちらのご一家とは初対面。夫の友人ご夫婦に加えて、ご近所に住むフランス人カップルも参加とのことで、人見知りなのに大丈夫かな…と思っていましたが、全くもって杞憂に終わりました。皆さんとてもフレンドリーで良い人たち。

 

ご近所マダムがあまりにも優美でおしゃれな方で、この方のただならぬオーラは何事!と思っていたら、某ラグジュアリーブランドの広報を務めるスーパーマダムでした。パリのマダムの粋を体現したような、素敵な大人の女性でした。

 

そして、お家がまるで美術館のよう…!現代アートと東洋の骨董品が共存する、素敵な空間でうっとりしました。建物は19世紀のものと仰っていた気がします。こんなお家で暮らしている人がいるなんて信じられません。みんな我が家に来たら逆にびっくりしちゃうよ!

 

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さて、いよいよご飯です。こちらがフランスのどこのご家庭にもあるという、ラクレット・メーカー。大阪におけるたこ焼き機のような位置付けなのかな?この小さなフライパンの中でチーズを溶かすのです。位置付けとしては日本の鍋料理のような、冬の定番家庭料理だそうです。

 

溶けたチーズをハムやじゃがいも、ブロッコリーなどにかけていただきます。この溶かし方にそれぞれのこだわりがあるようです。早すぎると風味が足りず、遅すぎると焦げるので、ちょうど良いタイミングで火から下ろすのが肝心とのこと。

 

フランス人たちの熱血指導のもと、うまく具材にかけると「素晴らしいタイミング!完璧!センスがある!」と褒めてもらえて面白かったです。

 

そしてこれ、チーズをどんどん溶かして食べるので、お好み焼き並みに臭いがつきます。きっとお家もしばらくチーズの匂いになるんじゃないでしょうか。しかし熱々のチーズが本当に美味しく、やみつきです。美味しい、最高。

 

「すごいカロリーだからラクレットを食べたらフランス人は2時間走るんだよ」と言われましたが、さすがにそれは嘘だよね…


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食後には、手土産に持って行ったメゾンアダムのマカロンをつまみつつ、初めて見るダイスゲームをしました。こういうシンプルなダイスゲームというのは、ルールさえわかってしまえば外国人でも楽しめるので良いですね。

 

そういえば、カップル2組ともパリオリンピックの時には絶対にパリから脱出する!と固く決意している様子でした。観光客に家を貸して、その間はバカンスに行くそうです。良かったらどう?と言われましたが、そんなに長期間休めないよ〜!

 

初めてお邪魔したのにとても寛げて、すごく楽しい最後の夜になりました。またお会いできますように。