少し前のことになりますが、2024年の夏はアシアナ航空で、ソウルを経由してウズベキスタンに行ってきました。旅行のまとめでも簡単に触れていますが、アシアナ航空のビジネスクラスは初めてだったので、フライトについても別途まとめてみます。
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アシアナ航空 大阪〜タシケント フライトの詳細
日本からウズベキスタンに行く場合、最もシンプルな方法は、成田からウズベキスタン航空の直行便に乗ることです。ただ、こちらは週2便(火・金)だったこと、大阪からだと成田まで出るのもソウルまで出るのもたいして変わらないことから、我々はアシアナ航空を利用しました。
韓国からはウズベキスタン便がたくさんあり、アシアナ航空だと週3便、大韓航空だと毎日ソウルからの直行便が出ています*1。トルコや中東経由の便もありますが、やはり所要時間は長くなるため、日本から行く場合の現実的なチョイスとしては、大韓航空かアシアナ航空になるのではないでしょうか。
夏に利用したフライトスケジュールは以下の通りです。帰りの便はもう少し早い時間のものも選べましたが、最後にソウルでご飯を食べたくて、少し遅めの時間を選びました。
<往路>
①大阪 9:10発 ソウル 11:00着(OZ115)
②ソウル 16:35発 タシケント20:20着(OZ573)
<復路>
③タシケント 22:00発 ソウル 8:15着(OZ574)
④ソウル 17:40着 大阪 19:20着(OZ1165)
大阪〜ソウル(OZ115)
まずは仁川までのフライトです。機材はA330でした。
アシアナ航空はスターアライアンスなので、同じくスタアラのANAラウンジを使うことになります。申し訳ないですがJALと比べると関空のANAラウンジはちょっとイマイチ…と言いながらカレーはいただきましたが…
シートの記憶が全然ないのですが、フルフラットになるタイプではなく、(多分あまりテンションが上がらなくて)写真を撮っていないのだと思われます。機材は割と新しく、綺麗ではありました。スリッパと、オーバーイヤータイプのイヤフォンがセットされています。足元はもちろんゆったり。
短時間のフライトですが、機内食もしっかり出ます。エコノミーだと謎の焼きそばが出てきたりした記憶があるのですが、ビジネスの機内食は美味しかったです!私は牛ヒレのグリルにしました。お肉が柔らかくて美味しかったです。食事をしていたら、あっという間にソウルに到着です。
仁川空港をしばしうろうろ。なんだかおしゃれなカフェスペースができていました。この後、アシアナ航空のラウンジへ。ラウンジについては後ほど記載します。
ソウル〜タシケント(OZ573)
続きまして、ソウルからのタシケント便です。驚いたことに、この便のビジネスクラスの乗客の半分以上が日本人ツアー客のおじさまおばさま達でした。パッと見た感じ、エコノミーにも日本人の乗客が多そうでした。そのせいないのかはわかりませんが、日本語ができるキャビンアテンダントの方も乗務されていましたよ。
こちらもシートはフルフラットにはならないタイプです。座席の感覚はゆったりしていますが、隣との仕切りなどはないので、ビジネスクラスとしてはプライベート感があまりないのが少し残念です。逆に家族同士ならこの方が良いという人もいそうです。
席にはスリッパやイヤフォンに加えて、ペットボトルのお水が1本と、ブランケット、クッションがセットされています。フルフラットではないので寝心地は今ひとつ…とはいえ、8時間のフライトで、夜着なのでこれは全然問題ありませんでした。
ウェルカムドリンクがやってきました。私は飲めないのでオレンジジュースです。
機内食は洋食、韓食の2つから選択できました。ここはやはり、アシアナ名物のサムバップでしょう!ということで、韓食をチョイス。
全部ワンプレートに乗ってやって来ました。隣の席の夫は前菜とメインで順番に出て来ていたので不思議ですが、私がよほどお腹を空かせているように見えたのかも…?だとしたら正解です!
お野菜の包みを開きます。冷えっ冷えです!お肉やご飯はしっかり熱々なので、ちょうど良いバランスでした。
お野菜にご飯、お肉やキムチを載せて、巻いていただきます。そう、何でも巻いて食べると楽しくて美味しいのです!しっかり火の通ったにんにくも美味しい。途中でキムチが足りなくなってしまったので、お願いして少しおかわりをいただきました。CAさんがこの日一番の笑顔で「もちろんですよ!」と言って持ってきてくれたのが印象に残っています。
デザートは果物。温かい紅茶もいただいて、ホッと一息です。美味しい機内食でした。
食後、しばらくすると消灯です。私は元々機内であまり眠れないので、ゴロゴロしながらガイドブックで予習したり、Kindleで本を読んだりしつつ、少しだけうとうとして過ごしました。朝着の便だと「寝なければ」というプレッシャーがありますが、夜着の場合そのままホテルに向かって寝るだけなので気楽です。
着陸は20時過ぎでしたが、まだ外はうっすら夕暮れの気配が残っていました。なんだかあっという間に到着した気がします。8時間ぐらいならすぐですね。
タシケント〜ソウル(OZ574)
帰国の便も、まずはタシケントから出発です。カウンターはそれなりに混み合っていましたが、ありがたいことにビジネスクラスは別レーンですぐに受付完了です。こういう時にありがたみを感じますね。
写真を撮るのを完全に忘れていましたが、タシケントの空港では何社かが共同で使っていると思しきラウンジを利用できました。シャワーなしのこじんまりとしたラウンジでしたが、フードは温かいものも冷たいものもあり、出発までそこでゆっくりできました。空港の制限エリアも、リニューアルされたばかりのようで綺麗でした。
帰りの機材も、往路と同じでした。22時発の便だったので食事はスキップしようかと思っていたのですが、メニューを見たらピビンパだと書いてあったので、つい頼んでしまいました。
まずは前菜から。この時は前菜とメイン、別々で出て来ました。
ウズベキスタンのお食事が口に合い、1週間の間特に飽きる感覚もなかったのですが、久しぶりにお米を食べたら何だかホッとしました。よく混ぜて、コチュジャンもたっぷり入れていただきました。白い浅漬けキムチも美味しかったです。
夜発、朝着の便だったので、本当はしっかり寝るべきだったのですが、残念ながら帰りは一睡もできずでした。さすがに徹夜はきつく、ソウルから大阪の便は乗った瞬間から着陸の瞬間まで寝ていて、何も記憶にありません。限界が来たら私も飛行機で眠れることがよくわかる経験でした。
アシアナ航空のラウンジ
仁川空港のアシアナラウンジについても簡単に振り返っておきます。細長いラウンジで、シャワーやビジネス用のブース、食事エリアなどに分かれています。昼間だったのでシャワーは利用していませんが、お手洗いはとても綺麗でした。
フードエリアはこちら。反対側にはバーコーナーもありました。
フードはビュッフェ形式で、あまり韓国らしいものはありませんでした。辛ラーメンを食べている人が多かったです。
広々と細長いのは香港のキャセイのラウンジに少し似ていますね。キャセイのラウンジと比較すると、全体的にかなり質素ではありますが、落ち着いた雰囲気なのでフライトの合間に仕事をしたりするのにはちょうど良さそうです。半個室のブースで仮眠している人もたくさんお見かけしました。
まとめ
2024年12月、大韓航空がアシアナ航空を子会社化する手続きを完了したとの発表がありました。今後どうなっていくのかわかりませんが、2年後には大韓航空の傘下に入るということで、アシアナとしてのビジネスクラスに乗れたのは、ある意味貴重な経験だったかもしれません。
機材やラウンジはちょっと地味ですが、機内食が美味しかったので好印象です。長距離路線だとシートもフルフラットになるようなので、次回乗れるならそちらが良いなあ。総じてお値段の割に満足度が高く、コスパが良いと思いました。また利用するかもしれません。
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*1:いずれも2025年1月時点の情報です