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【台湾】台鉄に乗って基隆の夜市へ!(2023.6)

▼台湾初日の前編はこちら

 

台北に到着後、カフェで一息ついてから、オタク友達との待ち合わせ場所である南港駅へ。仕事終わりの友人とここで待ち合わせて、彼女の実家がある東海岸の港町、基隆まで行くのです!台北にいると地下鉄かバスでしか移動しないので、台鉄に乗るのは10年ぶりぐらいかも?

 

友人には「1人でここまで辿り着ける?大丈夫そう?」と気にかけてもらいましたが、券売機も日本語に切り替えられるし、何より台湾の人たちはみんな穏やかで親切なので何も心配しておりませんでした。漢字表記だし日本の電車と同じシステムなので、中国語ができなくてもあんまり困ることはないんじゃないかな?

 

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台北駅から南港駅までは15分かからないぐらいで、あっという間です。南港駅には台湾のIT企業が多数あるようで、駅直結の巨大なショッピングモールやホテル、コンベンションセンターなどがあって、近代的なピカピカの駅でした。蔦屋書店もあり、UNIQLOや無印良品も当然のようにあり、他にも日本の飲食店などがたくさん入っていました。そうそう、KALDIまでありました。台北の場合、日本人がいきなり移り住んでも困ることは殆どなさそう。

 

ここで仕事を終えた友人と無事再会〜!ようやく彼女のホームで会うことができました。待ち合わせした南港から目的地の基隆までは、約40分ぐらいとのこと。地図で見ると結構遠いように見えていたのですが、なんと台北までは通勤圏内のようで、ちょうど19時頃だったこともあり東京並みの満員電車!車両とホームにまあまあの段差があり、ヒエ〜こんな混んでる電車に乗り込めないよ!と怯む私のスーツケースをさっと抱え、すかさず場所を確保してくれた友よ、ありがとう…

 

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着いた〜!駅から出た瞬間、潮のにおいがします。日が暮れた後だったので残念ながら海は見られませんでしたが、いかにも港町らしい雰囲気で、台北とは全然違うのどかさが漂っていました。スーツケースは友人がずっと引いてくれており、いいよう自分でできるよう!と言っても「いいや疲れてるでしょう!これは私が持っておく!」と渡してくれません。優しい。

 

駅を出て歩くこと5分ほど、有名な基隆の夜市へ。平日なのに大変な賑わいでしたが、土日はこんなものではないそうです。台湾のご家庭は殆どが共働きで、平日は家でご飯を作ることはあまりなく、屋台でサッと食べたりおかずを持ち帰ったりするのが一般的らしいです。ポーションも小さいから量や種類もコントロールしやすくて良いよね!

 

 

海鮮も香辛料も香草も何でもいける、お勧めのものをよろしく〜!とオーダーをお任せしたところ、まず出てきたのは醤油ベースのほんのり甘いお魚のスープ、魯肉飯。スープの魚には大きい骨があるから気をつけて、と言われて食べてみたところ、確かに立派な、しかし見たことのない形のY字型の骨が出てきます。身がしっかり詰まっていて旨味がすごい。これは一体何なのだ…?

 

答え合わせは屋台の前を通り過ぎた時にできました。私が食べていたのは、なんと鰻だったのです!鰻をスープにするという発想があったとは…言われてみれば鰻の骨を見たこともありませんでした。こういう出会いがあるからローカルフードはやめられません。

 


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(また)汗だくになって食べている私を気遣い、友人が愛玉ジュースを買ってきてくれました。ビニール袋に入っているので、飲むのにちょっとコツがいるよ!愛玉は愛玉子という台湾特有の植物で作られたゼリーのようなものです。

 

愛玉そのものに味は無いそうなのですが、ジュースにはうっすらレモンシロップのようなさっぱりした味がついていて、暑い季節にぴったり。


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友人がしばし席を立っている間、鰻スープと魯肉飯の集金にお店の人がやってきました。そういうものかと思いハイハイとすぐにお支払いしたのですが、後から私が払ったと気づいた彼女は地団駄を踏まんばかりの勢いで悔しがっていました。おもてなしの精神がすごすぎるよ!

 

更に「鮫は食べたことある?」と聞かれ、えっサメ?シャーク!?食べたことない!と答えたところ、鮫とちくわも買ってきてくれました。

 

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鮫はぷるっとしていて、それ自体にあまり味はない感じ…?たっぷりの千切り生姜と、ニンニクの効いたピリッと辛いソースがかかっており、これにつけて食べると美味しい。ちくわはやはり海産物が豊富なところでは同じように作られるものなのだなあと、これも美味しくいただきました。

 

まだ何か食べる?それともデザートにする?と尋ねられたので、大好きな湯圓(タンユエン)をリクエスト。暑いので冷たい方を。ちなみにこの屋台のテーブルは湯圓を茹でる鍋と一続きになっている設計で、腕が触れるとめちゃくちゃ熱いよ!

 


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つるつるもちもちの白玉の中に、黒胡麻の餡が入っています。湯圓を冷やす氷水には、ほんのり金木犀の香りがするシロップがかかっていて良い香り!2人でシェアしたのですが、4つ入りなのに「せっかくだしいっぱい食べな〜」と、私が3ついただいてしまいました。

 

スイカジュースまで買ってきてくれて、その間もずっとスーツケースは彼女の手の中で、そのまま家に帰るタクシーに押し込まれ、あれ、もしかして私のこと赤ちゃんだと思ってる…?と思うぐらいの優しさ。大人になってこんなに手取り足取り優しくしてもらうこと、そうそうないよ!

 

彼女とは去年のバンコクの現場で知り合ったのですが、東アジアから1人で来ているような人はあまりいなかったようで(いや、実はいたのかもしれませんが、少なくとも私が見渡す限り東南アジアのガールズたちばかりだったような)、お互いそう社交的なタイプとは思えないのに不思議と意気投合して、その後も11月のソウルで再会したりと、私にしては密に連絡をとっていたのでした。そういえばお互いの年齢や職業の話もしたことがないので、本当に赤ちゃんだと思われている可能性もある(わけない)。

 

友人宅に着くと、遅い時間にも関わらずお母様が出迎えてくれました。日本から来たのね〜こんにちは!いらっしゃい!と日本語で(!)ご挨拶してくださって、驚いたことに英語もペラペラなお母様。とても上品で優しい雰囲気の方で、初めてお会いするのにまるで親戚の家に来たかのような安心感がありました。ありがたいね…!

 

そして可愛い猫ちゃんが2匹、とってものびのびと暮らしていました。動きすぎて写真が全然撮れない!お姉ちゃんの方はシャイな様子でしたが、まだ子どもだという男の子は好奇心いっぱいで、何度も「遊ぼ!」と言わんばかりのお顔で話しかけてくれました。なお、誰のお部屋よりも猫ちゃん用のお部屋が一番広かったです。

 

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私のために一部屋用意してくださって、ベッドサイドにはマンゴーまで用意されており、その後も「携帯の充電は大丈夫?シャワー浴びるよね?その前にとりあえず私のコレクション見る?」とたくさんお世話をしてもらい(「お世話をされる」という表現がぴったりの手厚いおもてなしでした)、本当に至れり尽くせりな滞在でした。

 

彼女の大量かつ丁寧に整理されたトレカコレクションに、持参した今回の日本ファンミーティングのトレカも加えてもらい、2人でうっとりコレクションを眺めて、幸せな1日目が終了しました!ミッション①、無事完了です。