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【台湾】ローカル朝ごはんと「梁記嘉義鶏肉飯」の鶏肉飯(2023.6)

翌朝は友人の出社時間に合わせて、一緒に台北に戻ることに。仕事のある平日にもてなしてくれるありがたさよ…平日だし泊まらせてもらうのも申し訳ないと思っていたのですが、「1人でもどっちみち家には帰るしご飯は食べるんだから、気にしなくてよろしい」とのこと。うう、ありがたいね…

 

指定された時間に起き、ぼさぼさの頭にパジャマ姿で朝の挨拶をしたところ、すかさず牛乳を手渡され「まずはこれを飲んで、それから朝ごはん食べに行くよ〜」と。朝ごはんのお店は彼女のお家から徒歩1分。既に太陽が照り付け、眩しい…!てっきり豆乳スープや点心のお店かと思いきや、お店に着いてみるとどうやら違いそう。

 


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まず出てきたのは、甘いミルクティ。暑い国の人たちは朝からガツンと甘いものを摂取しているような気がするのですが、これは糖分に水分を保ったり、体を冷やす効果があるからだそうです。甘いものを食べる免罪符だよ!いや、免罪符がなくても、あまりに暑いと自然と体が「冷たくて甘いもの」を求める気がします。

 

そして蛋餅(台湾式クレープ)に巻かれたピーナッツバター入りのトースト、これもしっかり甘くて美味しい。地爪球(さつまいもを練って揚げたもちもちスイーツ)と、ベーコン&卵の入った蛋餅も。甘いものとしょっぱいものを交互に食べられて、朝から無限ループ。

 


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その後、相乗りタクシーで八堵駅まで。どうせ同じ方向だし良いよね!ということらしいのですが、料金の仕組みはどうなってるんでしょう。運転手さんの言い値なのかな?よくわからないまま、導かれるまま駅に着いてしまった…

 

八堵駅は、レトロでどことなく懐かしさを感じる駅です。知らないうちに交通カードを落とした(!)ので駅前のコンビニで買おうとしたところ、何かわからない萌え絵のカードしかなく、それを一瞥した友人が「台北に行けばもっと選択肢があるから向こうで買ったほうが良い」と、さっさとチケットを買ってくれました。優しい上に仕事が早すぎる…チケットぐらい自分で買えるのに、またしても甘やかされている!

 

ここから台北駅まで友人と一緒に出て、また晩ご飯を食べる約束をして解散しました。行ってらっしゃーい!

 

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交通カード、結構たくさん入金していたので地味にショックですが自業自得です。あまり何かを落とすとかなくすことがないのですが、久しぶりの夜市にウキウキし過ぎて気が抜けていたのかもしれない。気を引き締めて参ります。

 

早速セブンイレブンで新しいカードを入手。ぐでたまと迷ったけど猫ちゃんにしたよ!こんなクリアトレカのような可愛いものが出ているとは…しかもそのまま日本語表記で「ふむふむ」と書いてあるのもびっくり。種類がたくさんあって迷っていたら、レジのおばちゃんが「ゆっくりね〜」と日本語で声をかけてくれました。どこにいても日本人だと思われないのに、なぜわかったのだ!?

 

そのまま荷物を預けにいったんホテルへ。暑くてチェックイン時間まで外にいるのがきついなぁと思い、「もし可能だったら、少し早めにチェックインできたら嬉しいんですが…」とヒソヒソ声でお伝えしたところ、12時半ぐらいには準備できると思うよ!とのこと。何でもまずは聞いてみるのが大事ね!とりあえずお茶休憩をして、そのまま鶏肉飯を食べに行くことに。

 

(いつの間にか洒落たホームページまで出来ている…!)

 

このお店の鶏肉飯が食べたかったんですよ〜!しばらく行かないうちに、オーダー形式が変わっていました。アラカルト注文OKだったのが定食形式に、そして1人必ず1セット何かを頼むこと、となったようです。

 


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私は鶏肉飯のセットに、追加で苦瓜とスペアリブのスープを注文。セットについてくる卵(注文シートの右上、2の「副食」の欄)は目玉焼きorゆで卵、おかず(3の欄)は3種類、自分の好きなものを選べます。

 

私はゆで卵とブロッコリー、千切り筍の炒め物と豆干(日本のお豆腐に似ている、もっと歯応えがある大豆料理)にしました。ちなみに上から2行目の高麗菜はキャベツ、6行目の甜不辣はさつま揚げのような練り物のことです。今回は1人だったので頼めませんでしたが、紫菜排骨湯という、海苔とスペアリブのスープも美味しいよ!

 

ここの鶏肉飯は見た目も地味で、一口目は「む?ややパンチに欠けるか?」と思うのですが、食べているうちにじわじわ美味しいタイプです。味が濃すぎず優しい味なので、最後まで飽きずにちょうど良い具合に食べ切ることができます。

 

スープもさっぱりした味付けで、しっかり苦味のある苦瓜が湿気の多い気候に良く合う〜!体の中から元気を補ってくれる感覚があります。おかずも強い味付けのものは一つもないのですが、しみじみ美味しい家庭料理のような雰囲気。ご近所にあったら週2で通うかも。

 

そういうお店だからかいつも混雑しており、いかにも庶民感あふれる人たちから、ちょっとびっくりするようなリッチそうな人まで、次から次へとお客さんが入ってくるのです。

 

私が相席したのは最初は近所の会社員らしき人たち3人組。彼らは食べ終わっても喋り倒していましたが、途中でお店のおばちゃんに「ハイハイハイ!終わった人は出てくださいよ!みんな待ってるからね!」と退席を促されていました。おばちゃんはその後にっこり笑ってパーテーションをずらし、私のスペースを広くしてくれました。ありがとうおばちゃん!

 

その後やってきた女性2人はバーキンを持ち、すごいダイヤモンドの指輪を指に光らせていました(先程のおばちゃんがすかさずバーキンを置くための椅子を持ってきてくれていました)。1〜2名で行く場合は相席になる可能性が高いので、ぜひ地元民になった気持ちで楽しんでください。

 

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