2日目の朝はちゃんとそれなりの時間に起きて、ホテルのすぐ近くのクッパのお店へ。食べたいものがあればちゃんと起きられる、それが私たち姉妹。
シンチャンクッパ(釜山駅店)
シンチャンクッパ 釜山駅店(신창국밥 부산역점)
住所:釜山広域市 東区 中央大路214番キル 3-4
부산 동구 중앙대로214번길 3-4
NAVER MAP:https://naver.me/FJH6Gj1J
クッパは釜山の名物なのだと、実は今回の旅行で初めて知りました。そういえば今までのソウル旅行では一度も食べたことがなかった気がします。お店に到着すると、朝から仲良しおじさんたちの集会が開かれていました。みんな元気だな…
無難に①の豚肉のみを頼んでしまったのですが、よく見たら④に「お肉+スンデ(腸詰)」というメニューがあるではないですか…どうやらここはスンデクッパが有名なお店だったらしく、④にすればよかったと帰ってから地団駄を踏みました。次回はスンデ入りにするぞ!
やってきたスープにはお肉がゴロゴロ。スープは澄んでいてすっきりした味で、塩分も控えめ。ここにアミの塩辛を入れたりキムチを入れたりして、自分好みに味付けをして食べるようです。ご飯は別で出てくるのですが、周囲を観察したところご飯を全てスープに投入する人もいれば、別々で食べ続けている人もいました。
このままでも十分美味しかったのですが、アミの塩辛を入れるとグッと味が締まって更に美味しくなりました。お肉はしっかり塊感があるので、これは好みが分かれるかもしれません。やはりスンデと半々が良いのかも!朝からしっかり食べて満腹になりました。
食後に地下鉄で向かったのは海雲台です。釜山駅からは思ったより遠くて、乗り換えも含めて1時間ぐらいかかったでしょうか…西面からだと1本で行けるので、次回釜山に行くならホテルはその辺りだと便利そう。
坂道を下ったら海が見えてくるんです!街中からすぐにこんなに広々したビーチに出られる釜山、素敵!
海が見えて来て興奮する私に対し「なんで海にこんなに鳩がいるの?海にはカモメでは!?」と文句を垂れる(?)妹。言われてみれば確かにそう。
ホランイジェラトク(호랑이젤라떡)
お目当てのスカイカプセルに乗る前に、行ってみたかったジェラート屋さんに寄ってみました。雪見だいふくのような、求肥に包まれたジェラートが有名だそうです。
何も考えずに並んでいましたが、なんと最低購入数が6個と聞き、あえなくリタイア。いくらたくさん食べる私たちでも、雪見だいふく(よりもだいぶ大きかった)3つずつはちょっと厳しいな…と冷静になりました。3人いたら買っていたことでしょう。
諦めてスカイカプセルの乗り場へ。この辺りは坂道や階段が多くてヒイヒイ言いました。妹と「平日だしそんなに人いないね!ラッキー!」と悠々と歩いておりましたら、着いて券売機を見てびっくり、まさかの17時30分以降の枠しか空いていないという…みんな先にチケットを買ってどこかに行ってたんですね…賢いね…
諦めかけましたが、ホテルからここまで来るのにも1時間かかったし、戻ったところで何かプランがあるわけでもなし、せっかくなら乗っとく?となり、とりあえずチケットを発券してお昼ご飯を食べに行くことに。
ユバギ チュックミ パン(유바기 쭈꾸미 판)
またもヒイヒイ言いながら坂道を上り、ジェットコースターのようなバスに乗ってチュックミのお店へ。
お気づきでしょうか?お腹いっぱいクッパを食べてから、まだ3時間ちょっとしか経っていないんです。いくら消化能力に自信のある我々でも、お腹が空いているかと言われたらはっきり言ってNO、なぜわざわざボリュームのあるものを選択してしまったのか(それは食い意地のせい)。まあそうは言ってもね、実際食べ始めたら意外といけますからね。
メニューを撮り忘れてしまいましたが、こちらのお店にはタコのみのチュックミと、お肉の載ったサムギョプチュックミの2種類のメニューがありました。ここでもお肉載せの方を頼む強欲ぶりを発揮。サイズは小(2人前)、中(3人前)、大(4人前)の3種類で、辛さもマイルド、普通、辛めの3種類から選ぶことができます。我々は小サイズに普通の辛さをチョイス。
またこのお店が大変サービス精神に溢れたお店で、ケランチム、チーズコーン焼き(?)、どんぐりのムッ、サラダに生卵、包み野菜などなど、とにかくたくさんおかずが出てきたのですよ…ありがたいし美味しそう、しかし全部食べられるか非常に不安!
できました!全然美味しそうに見えない写真で申し訳ない気持ちですが、タコもお肉も柔らかくて美味しい!そして普通の辛さをチョイスしたものの、かなり辛めです。私、日本人の中では辛さ耐性上位5%ぐらいに入る自覚があり、これまで韓国でも何かを食べて辛いと思った経験は殆どなかったのですが、これは後からジリジリと辛さが効いてきました。でも美味しいので手は止まらないんですよ。
おかずと一緒に海苔も出てきたので、前日のホルモン屋さんで覚えた海苔巻き作戦を実行してみたり、エゴマの葉にケランチムと一緒に載せて食べてみたり。巻けば無限に食べられる法則がここでも発動し、無事完食。チュックミがしっかり辛いので、チーズコーンやさっぱりお酢の効いたムッが良い箸休めになりました。ポックンパッに辿り着けなかったのが残念〜!
食後は海雲台ビーチのエリアをぶらぶら。空が広い!海辺のリゾートの香りがします!
この辺り、駅を降りた瞬間からたいへん上品で落ち着いた雰囲気が漂っており、もしかしてここは高級住宅地…?と思い、帰ってから調べてみたところ、やはりこの辺りが釜山で一番地価が高いエリアだそうです。言われてみれば高級車ディーラーもたくさんあったし、優雅に犬の散歩をしているのはリッチ感漂う人たちばかりでした。なるほどね。
夏にはきっと、ビーチに遊びにきた人たちが開放的な格好でこの辺りを歩いているのでしょう。おしゃれなカフェやセレクトショップもたくさんありました。
日本語の看板のお店も結構あります。たこにょん、今日のご飯はヒアー釜飯。
海の近くまで行くと、市場もありました。市場と言ってもここはあまり雑多な雰囲気はなく、綺麗に整備されたこぢんまりした市場です。チャガルチ市場で見かけたウナギの水槽が、ここにもたくさん。海産物のお店だけではなく、カフェや日用品のお店も並んでいました。
市場から数ブロック歩くと、そこはもうビーチ。生活の中に海があるって素敵だと、海辺の町に行くたびに思います。
10月だし、泳いでる人はいないよね…と思っていたら、いましたね!案の定(?)、入っているのは大体欧米人でした。10月とはいえ20℃以上あったので、そりゃ彼らからしたら海水浴日和ですね。
私のこれまでの観測によると、彼らは17〜18℃ぐらいまでは普通に海に入っていますね。海に入らないと死んでしまう呪いにでもかかっているのか?と思うほどです。15℃ぐらいになると、さすがに晴れていても泳ぐ人は減ってくる印象です。豆知識だよ!
それにしても、こんなに広々とした砂浜と海を眺めていたら、ストレスも吹き飛んでいきそう。ここに住みたくなりました。
ピンスガーデン(빙수가든)
ピンスガーデン(빙수가든)
住所:釜山広域市 海雲台区 タルマジキル62番キル 12-1
부산 해운대구 달맞이길62번길 12-1
NAVER MAP:https://naver.me/GKoPIZtC
歩き疲れてきたので、お茶をしつつスカイカプセルの時間を待つことに。乗り場から近い、こちらのカフェへ。近くにはカフェがたくさんあったのですが、ここにはきなこもちがあったので…(また食べる)。
ここは入口にあるタッチパネルでオーダーする仕組みでした。親切な店員さんが手取り足取り教えてくれました。みんな優しい。
カフェインを補給しつつお餅を食べていたら、あっという間に日が暮れ始めました。
夕暮れの海もまた良いものです。スカイカプセルは17時半の枠で、この日の日没は天気予報によると17時40分だったので、これはスカイカプセルの中から海に沈む夕日を見られるのでは?とポジティブに喜ぶ私たち。
海雲台ブルーラインパーク(해운대블루라인파크 미포정거장)
ところでスカイカプセルとは何かと言うと、海雲台から松亭を繋ぐ、トロッコのような電車のことです。海雲台ブルーラインパークという海沿いのエリアにあり、ここでは地上7〜10mを走るトロッコのようなスカイカプセルと、地上の線路を利用した海辺列車の2本の電車が上下に並行して走っています。
詳しいご紹介はこちらにありました。海沿いを走るカラフルな電車が可愛くて、釜山に行ったらぜひ乗ってみたいと思っていたのです。と言いつつ、公式サイトは今初めて見ました。こういうものは事前に見ておくべきだよね!
妹が調べてくれたところによると、予約時間より少し早めに行く方が良さそうとのことだったので、17時過ぎには乗り場に到着するようにしました。多言語を操る係のお姉さんがテキパキと案内してくれます。17時半の枠の人はこちらに並んでくださいと言われ、無事乗車…かと思いきや、ここからまたかなり待ち、乗る頃には既に18時でした。ウエーン真っ暗になっちゃう!と思ったタイミングで、ようやく順番が回ってきました。ギリギリ外が見える時間!
小さくてレトロなカプセルが、線路の上をゆーーーっくり進んできます。おもちゃみたいで可愛い。この進み方を見たら、並ぶのも納得です。観光列車なので、乗る人からしたらゆっくり進むほうが景色を長く楽しめて良いですよね。乗った人が「歩いたほうが速い」とレビューしているのを見たのですが、確かにそうです。
日没の時間は過ぎていましたが、まだうっすら夕焼け空が!遠くに広安里のビーチを望みつつ写真を撮っていたら、この後あっという間に真っ暗になりました。真っ暗な海を眺めつつ「あっちが福岡か?見えるかな?」と目を凝らしましたが、もちろん何も見えません。心の目で福岡の街を見ながら手を振っておきました。
終点の駅から帰るよりも、先ほどの始発駅に戻ったほうが帰りやすそうだったので、今度は海辺列車に乗って引き返しました。呑気にうろうろしていたら最終の電車でしたよ…終電を逃さず済んで良かったです。スカイカプセルだと30分ぐらいかかった道のりが、海辺列車だとあっという間でした。
夕暮れの海も悪くはなかったのですが、やはりせっかくなら晴れた空の下の青い海が見たいので、次回はもっと早い時間に来て再挑戦したいところ。海辺列車も全席海向きで良い感じだったので、スカイカプセルが混んでいたらそちらに狙いを絞るのも良いかもしれません。
ちなみに後から見てみたところ、KKdayで予約できたんですね…次回行くチャンスがあれば、こちらで予約してみようと思います。
ヒョンプンタッカルグクス 西面店(현풍닭칼국수 부산 서면점)
ヒョンプンタッカルグクス 西面店(현풍닭칼국수 부산 서면점)
住所:釜山広域市 釜山鎮区 中央大路 714
부산 부산진구 중앙대로 714
NAVER MAP:https://naver.me/G5QW6o6o
この日も2万歩ぐらい歩いていたのですっかり疲れ果てていた我々、ホテルに戻る前に西面駅で降りて、さっとご飯を食べて帰ることにしました。お目当てのカルグクス店が閉まっていたので、野生の勘でこちらのカルグクス店へ。
このお店、適当に入った割に大当たりでした。鶏スープのお味があっさりと美味しくて、葱もたっぷり入っていてぽかぽかになりました。麺は細めで、豪快な盛り付けの見た目に反して上品なお味でした。少し入っている海苔も効いています。
消化に良いだろうと思ってカルグクスを選んだのですが、量が日本のおうどんの軽く2倍はあったと思います。食べても食べてもなくならず、完食できるか不安になりましたが、気づいたらつるっと全部食べていました。食トレの成果が上がるのが早い。キムチがしっかり辛くて、これをスープに入れると味変になって良かったです。
お腹いっぱいなのに、帰り道でドーナツまで買ってしまうという…もちろん帰って食べました。2日目もよく食べよく遊んで、大満足してコテンと眠りにつきました。3日目は大邱で生肉祭りだよ〜!
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