サン・セバスティアンはバカンス先としても大人気の場所なので、夏はホテル代が相当高いのですが、今回は冬!今こそ泊まりたかったホテルに泊まるタイミングでは?と思い、ずっと気になっていた「ホテル デ ロンドレス」に泊まることにしました。
ホテル デ ロンドレス イ デ イングラテラ Londres Hotela
こちらのホテル、ビーチ沿いの一際目立つ場所に建っており、いつか泊まってみたいと思っていたのです。
※右側はホテルの公式ホームページに載っていた、かつてのこのホテルの姿です。この地で営業を開始したのは、1876年だそう。
ここはとにかく立地が最高なんです。バル巡りのために旧市街に行くにも、ビーチに出るにも目と鼻の先。ベルエポックの香り漂う歴史ある建物も素敵です。ロビーの内装もクラシックで温かみのある雰囲気でした。
友人一家とは別々に予約しましたが、チェックインのタイミングで一緒に来ていることを伝えると、同じフロアのすぐ近くのお部屋にしてもらえました。何事も要望を伝えてみるのが大切!早速お部屋に上がります。
せっかくの機会なので、今回はオーシャンビューのお部屋を予約していました。ドアを開けると、目の前にラ・コンチャ海岸が…!
小躍りしたくなるようなこの景色!オーシャンビューにして良かった!
狭いですが、バルコニーに出ることもできます。窓を開けると波の音が聞こえて、窓辺に立っているだけで満たされた気持ちに。ラ・コンチャ湾は貝殻の形をしていて、波も比較的穏やかです。
夕方になると、どんどん人通りが増えていきます。ビーチに描かれた絵が前日とは違いますね。茶色い大きな建物は市庁舎で、夜になるとプロジェクションマッピングが投影され、それはそれは華やかでした。
窓際のソファに座って過ごすのも、また良し。
古いホテルですが、水回りも綺麗で快適です。ダブルシンクなのが良いですね。スリッパがバスローブに突っ込んであるところには異国を感じますな。たとえ未使用でも、なんとなくそこに突っ込むのは私は抵抗を感じるよ!
エレベーターホールもエレベーターも、とてもクラシックな雰囲気です。我々のお部屋側にあったエレベーターはヨーロッパによくある極小サイズのものでしたが、この季節はそれほど混雑していないせいか、他の人たちと乗り合わせる機会は殆どありませんでした。
1階にはレストランバーがあり、友人たちはそこで朝食を食べていました。我が家は夫が突然体調不良になったため朝ごはんは食べていませんが、サン・セバスティアンらしくタパスもあり、かなり充実した良い朝食だったそうです。
刻々と変わる海の様子を眺めているだけで、素晴らしいリフレッシュになりました。本当はここで2〜3週間ぐらい過ごしたいところですが、こんな天国のようなところにいたら日本の生活に適応できなくなるかもしれません。
比較的温暖なサン・セバスティアンですが、この日の朝の気温は9℃。しかしもちろん海に入っている人がいます。みんな本当に好きだね!
夜になると、また雰囲気が良いんです。人通りの多い場所にあるので、遅い時間に1人で帰ってきても心配なさそうです。
ホテルの前、ビーチ沿いにはずっと道が続いており、早朝から深夜までお散歩をしている人たちが多数。治安が良い場所ならではの景色かもしれませんね。
本当に居心地が良く、またぜひ再訪したいホテルのうちの一つになりました。次回こそはホテルの朝ごはんも食べたいな!