熊猫トラベル

旅のこと お出かけのこと

MENU

【タシケント】まるで美術館!美しき地下鉄駅の世界(2024.8)

タシケントで楽しみにしていたもの、それは地下鉄駅!タシケントにはウズベキスタン国内で唯一地下鉄が走っており、美術館並みに凝った美しい装飾で有名だと聞いていたのです。今回はタシケントで丸2日時間があったので、いろいろな駅を巡ってみました。

 

タシケントの地下鉄概要・乗り方について

概要

タシケントの地下鉄は1977年、中央アジア初、ソビエト連邦で7番目の地下鉄として開通しました。現在は4路線、59kmの路線網となっており、各駅の装飾は当時を代表する建築家や芸術家が手がけたものだそうです。過去には撮影禁止だったそうですが、数年前から規則が変わり、撮影可能になりました。

 

料金

料金はどれだけ乗っても一律で、2024年8月時点で2000スム(24円程度)でした。わかりやすくて良いですね。VISA、あるいはMastercardであれば、切符を買わずにタッチ決済で乗車することもでき、料金も少し安くなるそうです。VISAタッチが使えなかったという方のレビューをよく見かけたのですが、幸い私も夫も問題なく使用できたので、切符は買わずにずっとタッチ決済を利用しました。

 

手荷物検査

改札の前で、手荷物検査があります。係の方が立っていて、バッグを差し出してチェックしてもらう仕組みでした。検査がない時もあるようですが、私たちが乗った時は必ずチェックが入りました。

 

路線図

f:id:Ribboninthesky:20240924223626j:image

Subway map – SUE "TOSHKENT METROPOLITENI"

 

行き先の確認

ホームにはこのような表示が出ています。地下鉄内の案内はウズベク語とロシア語のみですが、数駅先の駅まで名前が書いてあるので、よく見ると大体わかると思います。赤、青、黄、緑の4路線なので、色別になっている乗り換え駅の表示もわかりやすいと思いました。

 

タシケント地下鉄各駅の様子

それでは、早速各駅の様子を。帰ってきてから数えてみたら、11駅を訪問していました。それぞれに美しかったので、順番に振り返っていきます。

 

Abdulla Kodiriy駅

今回、我々はまずAbdulla Kodiriy駅からスタートしました。入り口の装飾からして雰囲気が良いです。駅名になっているAbdulla Kodiriyというのは、ウズベキスタンの有名な作家、詩人の方の名前とのこと。


f:id:Ribboninthesky:20240924163640j:image

f:id:Ribboninthesky:20240924163644j:image

どこのホームもやや暗めですが、駅員さんが必ず複数名立っており、安心感があります。

 

Yunus Rajabiy駅

f:id:Ribboninthesky:20240924163658j:imagef:id:Ribboninthesky:20240924163655j:image

こちらもレトロで美しい駅です。駅名のYunus Rajabiyというのは、ウズベキスタンの著名な作曲家の方の名前だそう。

 

f:id:Ribboninthesky:20240924164311j:image

乗り換えの通路も美しいですね。

 

Chilonzor駅

f:id:Ribboninthesky:20240924163819j:image

丸いシャンデリアが可愛いチランザール駅。壁に嵌め込まれているレリーフも見応えがありました。

 

Pushkin駅

ロシアの偉大な詩人、プーシキンの名前を冠した駅。こちらは優雅な雰囲気です。

 

Toshkent駅

ここは鉄道駅にもつながっているタシュケント駅です。

柱や天井は比較的シンプルな駅ですが、壁面に立派なレリーフがたくさんあります。

一つ一つ見て回るだけで楽しいです。ちょうど見終えた頃に次の電車がやってくるので、良いペースで見て回れました。

 

Alisher Navoi駅


f:id:Ribboninthesky:20240924170834j:image

f:id:Ribboninthesky:20240924170838j:image

最も美しい駅の一つとして挙げられる、アリシェール・ナヴォイ駅。天井が高く、青いドームがまるでモスクのようで美しいです。

壁面も凝っています。駅名にもなっているアリシェール・ナヴォイは、15世紀の偉大な詩人だそうです。

地下に向かう入口の装飾も素敵でした。

 

Pakhtakor駅

f:id:Ribboninthesky:20240924164745j:image

この駅の名前になっている「パフタコール」というのは、綿農家のことだそう。綿花モチーフのモザイクが良いですね。綿花はウズベキスタンの重要な産業の一つで、今でも世界第2位の輸出国だそうです。

 

Kosmonavtlar駅

こちらはその名もコスモナフトラル、「宇宙飛行士」駅です。


f:id:Ribboninthesky:20240924164407j:image

f:id:Ribboninthesky:20240924164411j:image

青いタイルに鉱物のような緑の柱。確かに宇宙感のある面白い駅です。


f:id:Ribboninthesky:20240924164516j:image

f:id:Ribboninthesky:20240924164513j:image

この駅には、宇宙飛行士や天文学者をモチーフにしたレリーフがたくさんありました。

f:id:Ribboninthesky:20240924164638j:image

 

Oybek駅

こちらはウズベキスタンの有名な詩人であるOybekの名を冠した駅。

お花モチーフの柱が可愛い。

 

Uzbekiston駅

ここはその名も「ウズベキスタン」駅です。装飾は控えめですが、お花の蕾のような電灯が可愛いですね。

こちらの駅名はキリル文字表記でした。これでウズベキスタンとは、キリル文字の知識がない私にはかなり難易度が高いです。

 

Mustakillik maydoni駅

こちらは独立広場の駅です。壁面は大理石のみの上品な雰囲気で、柱や天井の装飾が凝っていますね。

 

地下鉄の車両について

地下鉄の車両はいくつか種類があるようで、特に規則性なくランダムに走っているようでした。写真は最も古いロシア製の車両で、ドアがすごい勢いで閉まります。冷房もなく車内はかなり蒸し暑く感じられましたが、こんな古い車両に乗れることもなかなかないので、それもまた良い体験でした。

 

一方で比較的新しい車両も走っており、こちらはしっかり冷房が効いていました。路線によって走っている車両も違うようなので、これも観察してみると面白そうです。

 

▼地下鉄駅の情報も含め、こちらのKindleガイドがとても参考になりました!


ウズベキスタンガイド2024

 

降りるたびに全く異なる装飾の駅ばかりで、駅を眺めているだけで随分楽しめました。料金も単一でわかりやすいので、またタシケントを訪問する際にはぜひ他の駅も覗いてみたいです。

 

▼今回の旅のプラン詳細はこちら