PeachやジェットスターといったLCC(格安航空会社)は、手軽に旅行したい時の強い味方。長期休暇や連休に、LCCを使って旅行を計画している方も多いことでしょう。
LCCの特徴と言えば、持ち込める荷物のルールが厳しいこと。費用を抑えて機内持ち込み手荷物だけで移動しようとすると、7kg前後の重量制限の中でうまくパッキングする必要が出てきます。「7kgで足りる?」「空港で追加料金を取られたらどうしよう」と心配になることもあるかもしれません。
そこでこの記事では、
- LCCの7kg制限や機内持ち込みルールの基本
- 荷物を無理なく軽量化するパッキングのコツ
- スーツケースとバックパックの選び方
- どうしても7kgを超えそうなときの現実的な対処法
について、世界のあちこちで多数のLCCを利用してきた体験を元に詳しく解説します。ほとんどの旅先に機内持ち込み荷物だけで移動している私なりの観点でまとめてみましたので、LCCでの旅行を予定している方は、ぜひ出発前の参考にしてください。
✔︎ この記事はこんな人におすすめ
- LCCの7kg制限が不安で、追加料金を避けたい人
- 機内持ち込みだけで身軽に旅行したい人
- 荷物を減らすパッキングのコツを知りたい人
- スーツケースとバックパックのどちらにするか迷っている人
- LCCの7kg制限は厳しい?まず知っておきたい基本ルール
- LCCの7kgで何泊できる?2泊3日韓国旅行のパッキング例
- スーツケースとバックパック、LCCではどちらがおすすめ?
- 荷物を7kg以内に収めるパッキングのコツ
- それでも7kgを超えそうな時の対策
- こんな場合は無理に7kgにこだわらなくてもいい
- まとめ|LCCの7kg制限は工夫次第で意外とクリアできる
LCCの7kg制限は厳しい?まず知っておきたい基本ルール

LCC(格安航空会社)を利用する際、気になるのが手荷物の重量制限。特に「機内持ち込み7kgまで」というルールを見ると、本当に7kgで足りるのか、少し超えただけでも追加料金を取られるのかと、不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
個人的には、7kgは2〜3泊の旅行であれば余裕、1週間程度の旅行でも決して不可能な数字ではないと感じます(ただし、何も考えずに荷造りをすると意外とすぐに超えてしまいます)。
まずはLCCの基本的なルールを理解しておきましょう。
LCCでよくある手荷物ルールとは
LCCでは、機内に無料で持ち込める荷物の重量やサイズが決められています。航空会社によって細かな違いはありますが、一般的には以下のようなルールです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 重量制限 | 7kg前後が一般的 |
| 個数制限 | 身の回り品+手荷物の計2個までが一般的 |
| サイズ制限 | 3辺合計や縦・横・高さに上限あり |
※スマホでは横にスクロール可能です
荷物のサイズに注意
注意したいのは、重量だけでなくサイズもチェックされること。「軽いから大丈夫」と思っていても、サイズオーバーで持ち込めないことがあります。使用機材や航空会社によって規定が異なるため、持ち込めるサイズを必ず事前にチェックしておきましょう。
身の回り品とは?
「身の回り品」は、一般的に座席の下に入るサイズのハンドバッグ、ショルダーバッグなどのこと。航空会社にもよりますが、40cm×30cm×20cm程度としているところが多いです。イメージで言うと、最大でロンシャンのLサイズ(大きめのトート)ぐらいの大きさですね。
身の回り品と手荷物を合わせた重さ?
重量に関しては「荷物は身の回り品と手荷物を合わせて◯kg」と記載があるケースがほとんどです。
これまで多数のLCCに乗ってきて、2つの荷物の合計の重さをチェックされたことはありませんが(基本は手荷物のチェックのみ)、いかにも重そうな荷物を2つ持っていたら、厳しく計測される可能性もあるかもしれません。
✔︎ 7kgを1gでも超えたらNG?
私の経験上、これは「タイミングと航空会社による」と思います。混雑している+手荷物を持っている人が多い場合は必然的にチェックが厳しくなりますが、あまり混んでいない時は計量すらされないことも。
7kg制限の場合「7kg台まで許される」と聞いたことがあり、実際私も7.5kgで特に何も言われず、そのままチェックをパスしたことがあります(指摘されれば、ちょうど500g程度のガジェットポーチを上着のポケットに移そうと思って用意はしていましたが…)。とは言え、タイミングが悪ければ追加料金の支払いまっしぐらですので、事前に軽量してしっかり準備しておくのが安心です。
大きな荷物や重いものを預ける場合は、空港カウンターで荷物を預ける「受託手荷物」という仕組みを利用することになります。
航空会社によってルールは異なる
「LCCは全部同じルール」と思われがちですが、実際には航空会社によって重量や個数の条件が異なります。
代表的なLCCの機内持ち込みルールをまとめると、次のようになります。ルールは変更される場合もあるので、最新情報は各航空会社の公式サイトで確認してください。
| 航空会社 | 機内持ち込み重量 | 個数 |
|---|---|---|
| Peach | 7kgまで | 2個まで |
| ジェットスター | 7kgまで | 2個まで |
| AirAsia | 7kgまで | 2個まで |
| Scoot | 10kgまで(一部運賃) | 2個まで |
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このように、同じLCCでも条件は会社により様々です。過去の旅行で問題なかった荷物でも、別の航空会社では超過扱いになる可能性があるので、予約後は必ず公式サイトで最新ルールを確認しておきましょう。
また、運用の厳しさも航空会社によってかなり違います。心配な方は、事前に航空会社のレビューなども調べておくと良いでしょう。
韓国系のLCCは10kgまでという会社が多く、受託手荷物も追加料金なしで利用できることが多め。荷物が多い人におすすめです。
重量オーバーになるとどうなる?
重量制限を超えた場合、多くの航空会社ではその場で追加料金を支払って受託手荷物として預ける必要があります。その場合、空港で支払う料金は事前予約より高くなることが多い点にも注意が必要です。
チェックインカウンターではなく、搭乗ゲート付近で手荷物の重量チェックが行われることも。その場で重量オーバーが発覚した場合、超過分を受託手荷物扱いにされ、追加料金を請求されるのが一般的です。
LCCの7kgで何泊できる?2泊3日韓国旅行のパッキング例
結論から言うと、7kgで旅行できる日数は人によってかなり異なります。
ただ、これまで機内持ち込み荷物だけで数多くの旅行をしてきた経験から言えば、2〜3泊なら余裕、1週間程度でも工夫次第で十分可能です。
| 旅行日数 | 7kgでの難易度 | 私の感覚 |
|---|---|---|
| 1〜2泊 | ★☆☆☆☆ | ほぼ問題なし |
| 3〜4泊 | ★★☆☆☆ | 十分可能 |
| 5〜7泊 | ★★★☆☆ | 工夫が必要 |
| 8泊以上 | ★★★★☆ | 洗濯前提なら可能 |
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1週間程度の旅行に行く場合のポイントは「日数分の荷物を持って行かないこと」。着替えを2〜3日分に絞り、現地で洗濯をすれば、旅行日数が長くなっても荷物はそれほど増えません。
逆に、冬の旅行や寒冷地への旅行は難易度が上がります。防寒アイテムや厚手の衣類はかさばるうえに重いため、7kgに収める難易度が一気に上がります。カメラ機材やノートPCなど、重い電子機器を持参する場合も同様です。
そのため、「何泊できるか」よりも、「どんな荷物を持って行くか」の方が実は重要。旅行日数だけで判断せず、自分の荷物量に合わせて考えるのがおすすめです。
2泊3日の韓国旅行のパッキング例

先日の韓国旅行では、23.5Lの小さいバックパックを利用しました。これに加えて、パスポートやお財布、スマホ、モバイルバッテリーやイヤフォンなどをさっと取り出すための小さな斜めがけバッグも持参しています。


バックパックの中身はこちら。ここ数年の試行錯誤の末、とにかく軽く薄くパッキングしやすい形状にまとめています。全部詰め込んで、ちょうど5.5kgほどになりました。タブレットが1kgほどなので、これがなければ更に軽くなりますね。
着替えは全て青色のパッキングオーガナイザーの中へ。今回はホテルで洗濯をしなくても良いように、日数分の着替えを持参しました。
- Tシャツ×2枚
- パジャマ用長袖シャツ1枚
- パンツ×2本
- 2日分の下着
日焼け対策+冷房対策で、UVカットパーカー(左上)も持っていきました。これは機内で着る可能性を考慮して、バックパックの一番上に。その隣の黄色い袋の中にはストールが入っていますが、結局一度も使いませんでした。
シルバーのポーチにメイク用品(アイブロウペンシル、眉マスカラ、アイライナー、マスカラ、フェイスパウダー兼アイシャドウなど)、IKEAのジッパーバッグの中に基礎化粧品類が入っています。下段左側のメッシュポーチは常備薬やブラシなど、主に衛生用品用です。
右下の黒いポーチはガジェットポーチで、ゴールドのポーチの中にはカメラが入っています。今回の荷物の中では、電子機器が入っているこの2つと、タブレットが重ため。後は現地用バッグ(詳細はこちら)とボディシート、メガネなど細々したものです。
写真に入れるのを忘れていましたが、シートパックとホットアイマスクを各2日分と、折り畳み傘も持って行きました!
スーツケースとバックパック、LCCではどちらがおすすめ?

LCCの荷物対策というと、「スーツケースとバックパック、どちらを選ぶべき?」と悩む方も多いでしょう。
結論から言うと、どちらが優れているというわけではなく、それぞれにメリットとデメリットがあります。旅行日数や荷物の量、移動スタイルによって最適な選択は変わってくるからです。
ただ、どちらを利用する場合にも注目すべきは、「バッグ自体の重さ」。バッグが重いほど、荷物に使える実質の重量が少なくなってしまいます。
「バッグ自体の重さ」が重要
同じ7kg制限でも、バッグ本体の重さによって荷物に使える重量は大きく変わります。
| バッグの種類 | 本体重量の目安 | 荷物に使える重量 |
|---|---|---|
| 軽量バックパック | 約0.8〜1.5kg | 約5.5〜6.2kg |
| ソフトキャリーケース | 約2.0〜2.5kg | 約4〜5kg |
| ハードケース | 約2.5〜4.0kg | 約3〜4kg |
※スマホでは横にスクロール可能です
例えば重量3kgのスーツケースを使う場合、荷物は残り4kg分しか入れられません。一方で、1kg程度のバックパックなら約6kg近くを荷物に使えることになります。荷物制限が厳しいLCCでは、この差が意外と大きいのです。
スーツケースのメリットとデメリット
スーツケースの一番のメリットは、平面での移動のしやすさと、荷物をしっかり守ってくれる安心感。特にハードケースは耐久性もあり、雨にも強い点が魅力です。
一方で、本体自体がバックパックより重いのはデメリット。平面ではスムーズに移動できる半面、ガタガタした道ではかえって移動が大変なこともあります。段差が多い場所では持ち上げて運ぶ必要があるのも、人によっては煩わしく感じるかもしれません。
バックパックのメリットとデメリット
バックパックの場合、本体自体が軽いので、たくさん荷物を入れても7kgの制限をクリアしやすいのが最大のメリット。悪路や段差をものともせずに移動できるので、軽快に移動したい時にもぴったりです。
一方で、例えば入国審査のために長時間並ばなければいけないときなどは、「スーツケースの方が楽だった…」と思うことも。たった7kg程度とは言え、ずっと背負いっぱなしだと私は結構肩が凝ってしまいます。そして背中に密着する分、夏はやっぱり暑いですね…。
実際に私が利用しているスーツケース&バックパック

私が実際に使っているスタメンのスーツケースとバックパックは、写真の4つ。LCCであれフルキャリアであれ、基本的に機内持ち込み荷物だけで行くことが多いです。
- カリマーのバックパック
32L・本体の重さ930g(詳細はこちら) - RIMOWAのスーツケース
37L・本体の重さ3.2kg(旧モデル) - レスポートサックのバックパック
23.5L・本体の重さ540g(詳細はこちら) - MILESTOのソフトキャリー
42L・本体の重さ2.3kg(詳細はこちら)
最近は3〜4泊程度の旅行なら、もっぱら30L前後のバックパック。色々試してみたところ、韓国、台湾あたりの2泊3日旅行であれば、個人的には23.5Lでも十分だと感じました。
スーツケースを使うのは、1週間以上の旅行で少し荷物が多くなる時、旅先でお土産が増えそうな時(その場合、帰りのみ預け入れ荷物にします)、空港からホテルまでタクシーで直行することがわかっている時などです。
スーツケースを機内持ち込みにする場合、10kg制限ならハードケースを使うこともありますが、7kg制限ならソフトキャリー1択です。

荷物を7kg以内に収めるパッキングのコツ
ここからは、荷物を軽量化するための実践的なアイデアをご紹介します。
大前提として、まずは絶対に必要なものを優先してパッキング。重量に余裕があれば「なくても良いが、あったら便利かも」というものを追加していくようにしましょう。
なるべく軽量なアイテムを選ぶ
とにかく全ての基本はこれです。一つ一つのアイテムの積み重ねで重量が増していくので、洋服も仕分け用のポーチもできるだけ軽いものを選ぶのが基本。
私は日頃からポーチ類もできるだけ軽いものを使っていますが、更に軽さにこだわるなら、小物を仕分けるのは全部ジッパーバッグでも良いと思っているほどです。

現地での洗濯も検討する
かさばる上に、意外と重たくなるのが衣類。持って行く着替えは2〜3日分にして、それ以上滞在する場合は現地で洗濯をする作戦もおすすめです。
洗濯機付きの宿を選ぶと楽ですが、下着とTシャツ程度であれば、私はシャワーついでに手洗いすることもあります。お湯とせっけんで洗い、タオルでしっかり脱水してから干せば意外と問題なく乾きます。

化粧品は小分けにするかサンプルを活用する
基礎化粧品は、3泊程度なら日数分のサンプルや個包装のものを持参。それ以上の期間であれば普段使っているアイテムを小分けのボトルに詰め替えて持って行きます。手荷物として持って行くなら、いずれにせよ大きなサイズの液体ボトルは持ち込めませんしね。


電子化できるものは電子化する
本は重たいので、できれば電子書籍で持って行くことをおすすめします。個人的には紙の書籍の方が好きですが、思い切って旅行用の本は全て電子書籍に集約し、スマホで読むことにしてから、荷物がかなり軽くなりました。
日本のお財布は置いていく
万が一なくしたら嫌なのと、少しでも荷物を軽くしたいので、私は日本のお財布は自宅に置いていくことがほとんどです。
家と空港の往復に最低限必要なものだけを、ごく薄いクリアケースに入れて持って行きます。今は大体どこでも電子マネーやカードが使えますが、念のため現金も千円札を数枚入れています(殆ど使った記憶がありませんが…)。

それでも7kgを超えそうな時の対策

なるべく軽いものを選んで詰め込んでも、季節や行き先によってはどうしても荷物が重くなってしまうことも。そんな時に計量をパスするための対策についてもご紹介しておきます。
①重たいアイテムを特定する
まずは原因を把握しましょう。特に重くなりがちなのは、カメラやモバイルバッテリー、PCなどの電子機器。冬だと防寒アイテムもずっしり重いことがあります。
②重たいものは身につける
ブーツや上着など、重たいものは身につけて計量をクリアしましょう。モバイルバッテリーやカメラなどは、洋服のポケットに入れてしまうのも一つです。重いヘッドフォンがあるなら、それも装着。電子機器を取り出すだけで、全体の重量がかなり軽くなりますよ。
100%確実とは言い切れませんが、身の回り品の小さいバッグであれば、計量されないことがほとんどです。重たい電子機器類を、すべて身の回り品に入れてしまう作戦も成功確率が高いと思います。
③無理なら受託手荷物を追加する判断も必要
色々工夫をしても大幅に重量オーバーになる場合、諦めて受託手荷物のオプションを追加することも検討しましょう。当日の支払いより事前購入の方が安いことが多く、その場で焦って対応するより精神的にも楽になるはずです。
こんな場合は無理に7kgにこだわらなくてもいい
荷物が少ないと運賃も安く済み、身軽に動けるメリットもありますが、個人的には以下のような状況であれば、無理に7kgにこだわらなくても良いと思います。
- 冬の旅行や寒冷地旅行
- 長期旅行や周遊旅行
- カメラ機材や趣味の荷物がある場合
寒いところに行く場合、どうしても温暖な場所よりは荷物が増えます。現地で寒い思いをしたり、必要なものを買うために探し回ったりするよりは、使い慣れたものを持参する方が良いでしょう。
旅行の期間が長くなる場合や周遊旅行も同様で、気候の変化や環境の変化に対応しようとすると、持って行きたいものが増えますよね。趣味で重たいアイテムを持参する場合も、割り切って荷物の料金を支払うほうが気が楽だと思います。
足りないものがあっても現地調達できる当てがあれば良いのですが、そうでない場合はある程度備えがある方が安心ですよね。
まとめ|LCCの7kg制限は工夫次第で意外とクリアできる
LCCの手荷物7kg制限は厳しく感じますが、荷物の選び方やパッキングを工夫すれば、2〜3泊程度の旅行なら十分対応できます。
- 重量だけでなくサイズや個数の制限も確認する
- 航空会社によって計量の厳しさには差がある
- まずは必要最低限の荷物から優先して詰める
- 衣類は現地で洗濯すると大幅に荷物を減らせる
- 化粧品はサンプルやトライアルサイズを活用する
- 重たい電子機器は身につけたり小バッグに分散させる
- どうしても超える場合は受託手荷物を追加する判断も必要
もちろん、冬の旅行や長期旅行、趣味の道具を持参する旅では無理をする必要はありません。ただ、荷物を見直してみると「実は持って行かなくても困らなかったもの」が意外と見つかるものです。
これからLCCを利用する予定の方は、ぜひ自分に合った軽量化の方法を見つけて、身軽で快適な旅を楽しんでくださいね。
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