牛肉麺をお腹いっぱい食べてから向かったのは、「衛武迷迷村」という、壁画アート（ストリートアート）が楽しめるエリアです。
元々退役した軍人の方達が暮らす古い団地街だったこのエリアは、 2016年から「高雄苓雅国際ストリートアートフェスティバル」の開催を機に、一躍ストリートアートの街になったそう。殆ど全ての建物に絵が描かれているのですが、ここに漕ぎ着けるまでには住民全員の同意を取り付ける必要があり、なかなかの苦労があったようです。
しかしその甲斐あって、今やこのエリアはアートの力で非常に活性化したとのこと。上述のストリートアートフェスティバルはその後も継続して開催されており、絵も定期的に描き換えられているようです。
衛武迷迷村
というわけで、早速このエリアの様子を。地下鉄オレンジライン「衛武營」駅の5番出口を出ると、すぐに見えてくるのがこちらです。
「歡迎來到我的房間（私の部屋へようこそ）」という作品です。
よく見ると、日本語の本も描かれていますよ。
更に歩みを進めて行くと、次々とアートに彩られた団地の様子が見えてきます。
真っ青な空に、鮮やかな色の壁画アートがとても映えます。
建物の一部だけというわけではなく、次から次へと様々な作品が登場するんです。
作風もさまざま。ウォールアートだけでなく、時折オブジェにも出会えます。
一番暑い午後の時間帯に行ったので、人通りは少なく静かでしたが、時々お店の下でご近所さん同士の会合と思しき会が開かれていました。古い団地というだけあり、やはりご高齢の方が多いようです。
直接お聞きしていないのでわかりませんが、こうして住んでいるエリアがフォトスポットになってたくさんの観光客が来るというのは、もしかすると賛否両論あったのかもしれないとも思いました。この辺りでお商売をしている人からすると、きっと好影響でしょうけれどね…フォトスポットではあるものの、そこに長く住んでいる方たちの生活があるということをしっかり頭に置いた上で見学するのが大事ですね。
アートが描かれていない通りも、これはこれで台湾らしく良い雰囲気です。
左の角にあるお店では、昔懐かしい雰囲気のアイスキャンディーを売っていました。
暑すぎて日陰のエリアで一休み。木陰に石のベンチとテーブルが設置されており、私たちと同じように休憩している人たちがたくさんいました。
こちらは台湾の現行の1000元札のアート。本物のお札には子どもが4人描かれているのですが、こちらは3人。写真を撮る人が4人目になれるように、ということだそうです。
路地裏にも小さなアートがたくさんあります。ついついあちこち覗き込みたくなる仕掛けがいっぱい。
写真からどの程度伝わるかわかりませんが、雲ひとつない青空が広がっていたこの日、写真映えは抜群でしたがとにかく暑い！
ここに来る前、台湾人の友人には「とにかく絶対に1時間以内に戻ってくること。こんな炎天下に長時間外を出歩いてはだめ」と念を押されていたので、エネルギーを全て使い果たす前に帰ることに。帰る前に、小さな商店でポカリを買って飲みました。汗だくの私たちが店内に入るとお店の方がすぐに扇風機をつけてくれて、こういう優しさが嬉しいですね。
大碗公氷·甜品
そのままオレンジラインに乗り、前金駅へ。マンゴーかき氷を食べに行くことにしました。一度ホテルに戻ったらもう出かける気力がなくなってしまうと思い、そのまま頑張って歩くことに。
このお店は前日、ホテルから六合夜市に向かう道中に見つけて、気になっていたのです。私たちはすぐに座れましたが、その後もひっきりなしにお客さんが入ってきており、場合によっては少し待ちそうです。
英語メニューも日本語メニューもありませんが、ある程度写真の載ったメニューがあったので、指差しでもオーダーできそうでした。
私はマンゴーとスイカのかき氷にしました。マンゴーもスイカも甘くておいしい！やはり南国のフルーツは違います。暑かったのでかき氷にしましたが、フルーツだけの盛り合わせやマンゴー単品のメニューもありました。
※2024.10追記
10月に再訪したら、カッチコチの冷凍マンゴーが出て来て無念！マンゴーの旬の季節が終わったら、他の果物を頼む方が良いかもしれません…！
メニューを撮り忘れてしまい価格をはっきり覚えていませんが、これで多分400円ぐらい…？物価が上がったとはいえ、やはりこうしてフルーツたっぷりのかき氷をこのお値段で食べられるのはありがたいですね。
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