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【ブハラ】カラーン・モスクとアルク城をしっかり観光(2024.8)

ブハラ2日目。この日は丸一日時間があるので、午前中に観光、暑くなる午後はホテルでゆっくりして、また夜に出かけることに。朝ごはんを食べて、早速外へ。

 

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朝は比較的涼しいので、タクシーは使わずに歩きます。電気カートタクシーが次々駆け抜けて行き、あれに乗れば良かったのか!と思いましたが時すでに遅し。

 

 

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せっかくなので、電気カートタクシーが走らないような路地裏を歩くことにしました。

 

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土色の街並みですが、青空とよく似合います。おつかいなのか、ナンの入った袋片手に駆けて行く少年を見かけたり。


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この道の真ん中の溝、夜に通ったら躓いて転びそうです。夜は本当に真っ暗だったので…


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迷路のような路地をくねくねと抜けて、大きな通りに出ました。この建物の下には、器や洋服などのお店がずらりと並んでいます。

 

カラーン・ミナレット

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最初の目的地、カラーン・ミナレットに到着。朝の雰囲気も素敵です。

 

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午前中は人が少ないですね。朝のカラッとした空気が気持ち良いです。

 


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左がカラーン・モスク、右はミル・アラブ・メドレセの入口です。ウズベキスタンの多くのメドレセが観光用になっている中、このミル・アラブ・メドレセは現役の神学校です。宗教が禁じられていた旧ソ連時代にも開校していた、数少ない学校なのだそうです。

 


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見れば見るほど精緻な装飾です。わんこちゃんは無防備に寝ていました。

 

カラーン・モスク

 

せっかくなので、カラーン・モスクの内部を見学することに。女性はスカーフで髪の毛を覆う必要があります。私は持参したものを使用しましたが、貸し出しもしているようでした。


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中に入ると、現地のご老人に「もし良かったら英語でガイドをしますが、いかがですか」と声をかけられました。聞くと50000スム(約600円)とのこと。普段こういう類の声掛けはお断りする方ですが、嫌な感じの少しもない丁寧な方だったので、お願いすることに。

 

カラーン(タジク語で「巨大な」の意)モスクという名の通り、本当に巨大な空間です。総面積は1ヘクタール、最大1万人が礼拝できるそう。おじいさん曰く、今でも金曜は礼拝に来る人が多いそうですが、とはいえ最近の若い人はずいぶん信仰心が薄くなっている、とのことでした。

 

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チンギス・ハーンがかつてこの地まで侵攻してきた際、そのあまりの壮大さにこのモスクを宮殿だと誤認して破壊したそうです。現在のこの建物は1514年に建造されたもので、その後1970年代以降に修復が加えられているとのこと。

 

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「モンゴル軍はここからさらに西に進んでいきましたが、この地に留まったモンゴル兵もいたのです。その兵士たちと、この地の女性との間に生まれた子どももいました。モンゴル民族は私たち(タジク系)とは顔つきが違うでしょう?違う顔をした子どもたちがたくさん生まれたんですよ」とのこと。

 

まるで見てきたかのように言いますやん…と思いましたが、静けさ漂うこの建物の中で、いかめしい顔つきのおじいさんに言われると、その光景が目に浮かんでくるではありませんか。

 


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外の日差しは強烈ですが、中に入るとすっと涼しくなります。屋根は200以上の小さなドームで覆われていて、空気がうまく流れる設計になっているのだそう。声も気持ちよく響くので、これは礼拝の時にはさぞ一体感を感じられることだろうと思いました。

 

ちなみに、ブハラやサマルカンドにはタジク系の人が多く、言語も公用語であるウズベク語以外にタジク語が多く使われるとのこと。学校ではウズベク語とロシア語で勉強するそうですが、生活言語はタジク語という人が多いそうです。

 

また、タジク語はペルシャ語に極めて近い言語だそうで、イランやタジキスタンの人とは問題なくコミュニケーションが取れるのだとか。しかし同じウズベキスタンの国内でも、首都であるタシケントの人はタジク語はできないことが殆どだそうです。さすが様々な文化や民族が交わる土地ですね…おじいさんは昨日はペルシャ語でもガイドをしたと仰っていました。

 


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早めの時間に行ったので、人も少なくじっくり見学できました。おじいさんは日本のこともよくご存知で、女性の教育はどうなっているのか、なぜ日本人はあれほどレスリングが強いのか…など、色々質問されました。何だか仙人のような不思議なご老人でしたが、現地の方からお話を聞けて面白かったです。どうしてあんなに英語がお上手だったのか聞けば良かったなあ。

 

アルク城

 

カラーン・モスクを出て、続いて向かったのはアルク城。歴代のブハラ君主の居城だった場所です。

 

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見えてきました!こちらも実に巨大です。画角に収まりません。

 

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せっかくなのでこちらにも入場。入るとすぐにお土産屋さんがあり、ご陽気なおじさんが「ニホンゴガイドブックアルヨ!スゴクヤスイ!ホトンドタダ!」と話しかけてきました。絶対関西人が教えたな?その3文だけあまりに流暢なので笑ってしまいましたが、丁重にお断りして中に入ります。


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どこでもお土産を販売するその逞しさ、嫌いじゃないよ!

 

アルク城が最初に成立したのは2500年以上前。13世紀にはチンギス・ハーン(また出た!)に完全に破壊され、その後も外敵との攻防の中で何度も破壊と再建が繰り返されたというお城です。総面積は4ヘクタール。1920年にソビエト赤軍の爆撃を受け、現在は一部のみが残っている状態です。

 

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まず見えてくるのは18世紀に建てられたジャミーモスク。

 


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こちらは木造なので、天井の組み方などに何となく親近感が湧くような…

 

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いや、この煌びやかさ、感覚的には中華圏の古い建物の方が近いかな?中は博物館のようなスペースになっており、古文書がたくさん展示されていました。

 

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続いてやって来たのは、その名も「謁見の間」。入口に白い衝立のような壁が立っています。この向かい側が玉座になるのですが、ハーンに背を向けるのは大変失礼なことなので、謁見を終えた人はこの壁まで後退りして退出したそうです。

 

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君はまさか、狛犬の親戚では…?


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真ん中にある椅子が玉座ですね。


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何度も戦いが繰り広げられた場所ですが、今の光景は平和そのもの。ずらりと並んでいるのは伝統刺繍の布、スザニです。

 

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こちらもなかなか立派な天井です。

 

お城の奥の方は博物館スペースになっていました。ほとんどロシア語とウズベク語の解説だったので、あまりわからなかったのが残念。

 

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続いて遺跡エリアへ。日よけになるようなものが何もないので、大変な眩しさです。


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ブハラの旧市街を一望できました。暑い中やってきた甲斐があります。

 

本当はアルク城の近くのエリアも見て回りたかったのですが、気温もどんどん上がり、そろそろお腹も空いてきたので、一度ホテルに戻ってお昼ご飯を食べに行くことにします!

 

▼お昼に念願のプロフを食べました!

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